表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/31

GAME12 席替え

何気ない日常パートが一番書きにくいと思います。


誤字脱字報告、もしあればお願いします。

 始業式から一カ月経ち、例年に比べて早めの梅雨がやってきた。今日も厚い雲から大粒の雨が疎らに落ちてきている。


 そんな折に水落(みら)は、相変わらずな調子で朝食を済ませ、制服を着てから時間になるまで部屋に居た。


 毎日やっている《CR(クロ)》はかなり進んでいる。今は『中心都市 サントブルス』という場所だ。この場所は中心都市とある様に、今までにゲーム内で訪れた街のアイテムを買う事が出来たり、『クエスト』という新たなシステムを利用できたりする。


 今もやっている《CR》では、ステータスも結構変化がある。


『NAME エニグマ MAN ((オア) WOMAN)

LEVEL:112

STP:660


体力:100

魔力:100

筋力:100

俊敏:100

耐久:100

賢慮:100

器用:100

魅力:100

運気:100


SKP:220

SKILL

《性別転換》《並列発動》《超獣化》《獣の闘志》《龍の咆哮》《獣王の威圧》

《自然の力》《人魚の歌声》《神霊の戯れ》《聖獣の癒し》

《ヴィテス召喚(サモン)》《悪魔の誘惑》

〈体術lv10〉〈格闘術lv10〉〈剣術lv10〉〈索敵lv10〉

〈忍足lv10〉〈制御lv10〉〈料理lv10〉〈調理lv10〉

〈短剣術lv10〉〈収納lv10〉〈整理lv10〉〈整頓lv10〉

〈解体lv10〉〈隠密lv10〉〈隠形lv10〉〈霊視lv10〉

〈霊感知lv10〉〈挑発lv10〉〈採集lv10〉〈採取lv10〉

〈釣りlv10〉〈伐採lv10〉〈採掘lv10〉〈採石lv10〉

〈精錬lv10〉〈製錬lv10〉〈製作lv10〉〈加工lv10〉

〈鍛冶lv10〉〈木工lv10〉〈石工lv10〉〈革工lv10〉

〈裁縫lv10〉〈調合lv10〉〈錬金lv10〉〈錬成lv10〉

〈修理lv10〉〈修復lv10〉〈整備lv10〉〈測量lv10〉

〈観察lv10〉〈測定lv10〉〈空中跳びlv10〉〈壁走lv10〉

〈立体機動lv10〉〈浄化lv10〉〈清浄lv10〉〈自然回復lv10〉

〈威圧lv10〉〈威嚇lv10〉〈投擲lv10〉〈飛行lv10〉

〈回避lv10〉〈危機感知lv10〉〈見切りlv10〉〈連撃lv10〉

〈飛衝撃lv10〉〈夜目lv10〉〈暗視lv10〉〈解呪lv10〉

〈乾燥lv10〉〈跳躍lv10〉〈悪路移動lv10〉〈操縦lv10〉

〈操作lv10〉〈騎乗lv10〉〈照準lv10〉〈狙撃lv10〉

〈早撃ちlv10〉〈連射lv10〉〈横撃ちlv10〉〈曲撃ちlv10〉

〈精密射撃lv10〉〈心眼lv10〉〈歌唱lv10〉〈美声lv10〉

〈舞踏lv10〉〈舞踊lv10〉〈力の舞lv10〉〈速の舞lv10〉

〈魔の舞lv10〉〈魅の舞lv10〉〈知の舞lv10〉〈巧の舞lv10〉

〈硬の舞lv10〉〈復の舞lv10〉〈ダンスlv10〉〈パリィlv10〉

〈マップlv10〉〈スタブlv10〉〈オーバーパワーlv10〉

〈オーバーマジックlv10〉〈チェインlv10〉〈サークルアタックlv10〉

〈ガードlv10〉〈ブロックlv10〉〈ガードブレイクlv10〉

〈ブロックバーストlv10〉〈ターンlv10〉〈カウンターlv10〉

〈スピリタクトlv10〉〈スラッシュlv10〉〈パワーブーストlv10〉

〈ストライクlv10〉〈マジックブーストlv10〉〈チャージlv10〉

〈スマッシュlv10〉〈アップソングlv10〉〈ダウンソングlv10〉

〈ヒールソングlv10〉〈クールソングlv10〉〈イナマルソングlv10〉

〈パワーソングlv10〉〈マジックソングlv10〉〈スピードソングlv10〉

〈ガードソングlv10〉〈ノレッジソングlv10〉

〈プラフィシャントソングlv10〉


MAGIC

〈ファイアボール〉〈ウィンドボール〉〈ウォーターボール〉〈アースボール〉

〈キュア〉〈サンダーボール〉〈アイスボール〉〈ファイアバレット〉

〈ウィンドバレット〉〈ウォーターバレット〉〈アースバレット〉

〈サンダーバレット〉〈アイスバレット〉〈ハイキュア〉〈ヒール〉

〈ハイヒール〉〈ラヴァボール〉〈ミスト〉〈ウィンドショック〉

〈ヒールミスト〉〈ラヴァバレット〉〈ヒートボール〉〈ヒートショット〉

〈マッドボール〉〈マッドバレット〉〈スタン〉〈スタンショック〉

〈ライトボール〉〈ライトバレット〉〈フラッシュ〉〈ダークボール〉

〈ダークショット〉〈ライトヒール〉〈シールド〉〈ウィンドカッター〉

〈ファイアストーム〉〈ウォーターカッター〉〈プリズン〉〈アイスプリズン〉

〈ヒートプリズン〉〈アースプリズン〉〈ウォータープリズン〉

〈ウィンドプリズン〉〈サンダープリズン〉


ARMOR

〈ウェピアのイヤリング〉〈ウルアのネックレス〉〈アルミティアのトップス〉

〈アルミティアのボトムス〉〈アルミティアのインナー〉〈竜魔の腕輪〉

〈キュウラのグローブ〉〈ロロメルの籠手(ガントレット)〉〈ロロメルの胸当て(ブレストアーマー)

〈ロロメルのブーツ〉〈ウィズメアの宝珠〉〈光闇の腰布〉

餓牙殱(ががつ)長剣(ロングソード)〉〈餓牙殱(ががつ)の短剣〉』


 先ず、新たに取得したSKILLが二十一。


 〈夜目〉、〈暗視〉、〈解呪〉、〈乾燥〉、〈跳躍〉、〈悪路移動〉、〈操縦〉、〈操作〉、〈騎乗〉、〈照準〉、〈狙撃〉、〈早撃ち〉、〈連射〉、〈横撃ち〉、〈曲撃ち〉、〈精密射撃〉、〈心眼〉、〈マップ〉、〈スタブ〉、《ヴィテス召喚(サモン)》、《悪魔の誘惑》だ。


 《ヴィテス召喚(サモン)》はミニゲームの特別報酬で取得し、〈心眼〉は〈危機感知〉と〈見切り〉の《並列発動》で取得したためSKPは未使用だ。


 〈照準〉から〈精密射撃〉は必要に迫られたから取得したもの。〈マップ〉は文字通り、自分を中心に半径百メートルが常に表示され、〈索敵〉よりも細かい情報を得ることが出来る。更に、〈マップ〉の表示範囲は〈索敵〉と併せる事で、半径五百メートルまで広がる。


 残りのSKILLはフィールドの関係上、取得せずにいるのは難しかったからだ。唯、〈跳躍〉と《悪魔の誘惑》は別だが。


 それは兎も角、次はMAGICだ。これは《並列発動》が役に立った。割と同系列が多く、《並列発動》を使えばまだ増やせるような気もする。


 防御系はまだしも攻撃系のMAGICを現実(リアル)で試せないのはアレだが、バレない場所がこの周辺には無く、いや、あるにはあるがMAGICの威力を予想した場合、崩壊する可能性が非常に高く、そういった意味で周辺にはバレない場所が無い。


 そして最後のARMORだが、これは全て自作した物だ。一から素材を集めて作成した物で、当然品質は最上級だ。因みに、作成繋がりではポーション等も作って〈収納〉に突っ込んである。取得した便利そうなARMORも同じくだ。


 LEVELが100を超えてから、ほんの少しだけ上がりにくくなったLEVELを上げようと奮起していると、いつも通りの学校へ行く時間となった。


 《CR》を鞄に入れ、玄関へ行き黒い傘を持って外へ出る。まあ、今は傘を持つ意味があまりないのだが、カモフラージュは大事だ。


 〈水霊の指輪〉と言うARMORを〈収納〉から召喚して身に着けた後、傘を差して歩き出す。


 〈水霊の指輪〉とは、ゲーム内のフィールドで手に入れた物であり、水に関する効果がある。先ず濡れる事がなくなり、水中での呼吸が出来る様になったり機動性が上がったりする。SKILLと違って耐久度が存在する為、酷使すれば壊れてしまうが、そこは〈修復〉等のSKILLが活躍する。


 〈マップ〉で周囲を確かめ、更に癖の様に〈索敵〉を発動させながら学校へ向かって歩く。〈マップ〉のお陰で立体表示が可能となっており、加えて〈マップ〉の範囲、半径百メートル内限定だが、 アイコンや建物等表示された物をタップすれば簡易的な情報が得られる為、例外を除いて水落には近づけない。例外がいるのかは微妙なトコロだが。


 最近は水落自身が気配と言うモノを捉えられるように訓練紛いの事をしているので、ちょっとやそっとじゃ水落に触れる事すら出来ない。近付かれても『見てから回避』が余裕と言うのもある。最近の身体能力が《UT(ウタ)》をやっていた時と同じ感覚で動け始めている事に、若干どうなのかと思ったりする。


 と、最初の頃に比べて圧倒的な程に変わった水落だが、本人が一番自覚しているので突っ込むだけ無駄だ。というより、本人の方が懐かしさを覚えるという奇妙な感覚を覚えている。因みに、懐かしいとは《UT》の事だ。


 〈マップ〉と〈索敵〉を視つつ、益体の無い事を考えながら歩いていたが、今日は何事も無く学校に着く事が出来た。


 教室まで来るときっかりHR五分前で、まだ席替えの行われていない教室内には、既に来ていた龍谷(りゅうや)が自分の席に座って窓の外を眺めていた。


 それを含めて教室内をパッと確認した後、自分の席へ向かい鞄を置いて座る。


 あれから一カ月経ったが、未だ水落に話し掛けて来るような者は居ない。自己紹介の時のインパクトが強かったのか、遠巻きに見られている事が多い。


 少し情報収集してみると、水落には二つ名的なモノがこの高校にある事が分かった。序でに、水落以外にも二つ名(?)のある生徒がいる事が分かったが、あまり関係の無い事だったので気にしていない。


 何時も通りスマホ型に変化させた《CR》を取り出して、暇潰しに(フィンド)稼ぎと素材稼ぎをする。


 直ぐに五分が過ぎ、HRを示す鐘が鳴り、同時に担任の康人(やすと)が教室に入って来た。相変わらずやる気がなさそうだが、これでも根は真面目らしく、しっかりと『教師』をやっている。


「あー、今日は特に言う事ねえし、一カ月経ったから、えーと、アレだ。そう、席替え。席替えをする」


 康人が言い終わった直後、いや、言い終わる前に席替えと言う単語が出た時点で生徒が沸き立った。


 水落は興味の無い事だったので《CR》をやりながら、ほぼ聞き流す様に聞いていた。殆ど教室に居ないので、あまり席の位置は関係ない。


(なんか、学生の楽しみな筈なのに、全然楽しめないのは、俺が学生として終わってるのか、仮面が効きすぎてるのか、なんなのか......)


 水落自身今まで気にしていなかった事だが、改めて落ち着いて見てみると明らかにオカシイ事に若干気落ちする。まあ、水落以外にもイジメられているとか、現実が乾き切って見えている奴とか、色々と例外は居るだろうが。


「あー、なんだ。面倒だから、オマエ等で勝手に決めてくれ。時間内に決まらなかったら席替えはナシな。じゃ、はじめ」


 康人の適当な開始合図と違い、生徒達は妙な気迫を放ちながら席決めに取り組み始める。この学校、席順に拘りが無い為、男子同士が固まろうと女子同士が固まろうと特に何も言われないので、割と自由に席が決められる。


 教卓付近に殆どの生徒が集まり、それぞれの希望を口にする。中心となる者が一枚の紙に席を描き、その描かれた席の囲いの中に名前を書いていく。希望が重なれば、その都度じゃんけんを行い勝った人がその席になる。


神影(みかげ)


 集まっている生徒たちを見て、時間内に終わりそうだと思っていると、歩いて移動してきた龍谷(りゅうや)が声を掛けて来た。その後ろには当然、白い靄こと守護神が憑いている。


 あれから一カ月も経ったので、大体の事は守護神の方に聞き終えている。主に『邪闇(やみ)の使徒』と『後継者』についてだが。


「お前は希望の席とかあるのか?」

「いや、特にない。そもそも、オレは基本屋上に居る。教室での席の位置にはあまり興味が無い」

「そう言えばそうだったな」


 それから、席が決まるまでの十分間、水落は龍谷と話して時間を潰した。因みに、HRの時間は十五分だ。少し厳しい時間だが、席替えでは別に席ごと移動する訳では無いので、まあ、ギリギリいける。


 で、それぞれが決まった席に移動し始めたので、水落と龍谷も紙を見てから移動する。だが、二人にとって少し意外な席だった。


「俺達が隣か」

「利己的な配置だな」


 教室の中央に水落と龍谷の席が隣り合っており、その周囲を女子が囲んでいる形だ。男子は自然、端の方に居る。少し不憫だ。


「おし。決まったな。時間もピッタシだ。じゃ、オレは行くわ」


 席替えが終わり全員が席に着いた後、康人はそう言って教室から出た。同時に鐘が鳴り、休み時間へと入る。


龍宿(きみすく)、一カ月はこの席で頑張れ」

「は? ちょ、どういう事だよ!?」

「面倒になったら逃げてもいいからな」

「神影!」


 多数の女に囲まれるのは相当に面倒な為、水落は龍谷を置いてさっさと教室から出て屋上へ向かう。龍谷と話している時に、仮面が半分程外れていたが、そうした方が龍谷を揶揄(からか)えるので気にしない。


 周囲には仲が良いように見えるだけだとも考える。というより、仮面を被るのはあまり大人数に話しかけられても面倒だからで、そこまで深い意味はない。


(うん。深い意味はない。深い意味はない)


 一瞬思考が飛んだが、気にせず屋上へ行く。雨は未だに降り続いているが、〈水霊の指輪〉を嵌めていれば問題ない。


 屋上へ向かって来る者に気を付けながら、雨空の下で《CR》をしていた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ