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MAIN TRAFFIC5  作者: 浜北の「ひかり」
Iwatsuki High School Episode:3
37/62

500列車 ・・・結果・・・

 東海旅客鉄道(ジェイアールとうかい)にエントリーシートを出してから、しばらくしてからエントリーシートでの書類選考に合格したとの解答が学校に入る。

 その回答があってからと言うもの、ウチらはできうる限り東海旅客鉄道(ジェイアールとうかい)に合格出来るよう面接練習などを重ねるが、それ以外に一般企業への就職活動も欠かすことが出来ない。鉄道会社に一般企業の説明会、エントリーシート作成、筆記・面接試験。それをこなす毎日はあっという間に流れていった。

 時は6月も後半金曜日・・・。

 授業が終わるとウチは机に顔を伏せた。これから昼休みなのだが、何もする気が起きない。ウチは今人間がしなければならない「食」をしたくないほど眠いのだ。

「ハァ・・・。」

(ひかり)ちゃん、相当疲れてるわね。」

隣で亜美(あみ)がつぶやく。

「そりゃ、疲れるよ・・・。寝る暇がほとんどないし・・・。」

「睡眠は重要よ。眠い顔していったらその時点で落ちるわよ。」

「分かっちゃいるけどさぁ・・・。」

ウチはそう言いながら、最近の就職活動の動向を考えた。確かに、書類だけで落ちるのであればまだ諦めが付くのだが、せっかく面接試験まで行ったのに落ちるって言うことがあるなぁ・・・。自分では緊張した顔してると思っても、向こうには着かれた顔のように見えているのかな・・・。どうなんだろう。

 就職試験に落ちても、誰も落ちた原因を教えてくれるわけじゃない。それは全部自分で探さないといけないのである。数ヶ月の間に自分の欠点を見つけ出して、改善出来れば多少は違うのだろうが、原因がないと思った試験でも落ちることがある。そうなると何が悪かったのか見当さえ付けられない。そのうえに、次の試験は着実に迫ってくる。就活って「捨て身アタック」をかましているに近いなぁ・・・。

「生徒の呼び出しをいたします。」

チャイムが鳴り、ウチらの耳にその言葉が届いてきた。

東海旅客鉄道(ジェイアールとうかい)を受験された7名は至急職員室に集まってください。」

「行こう、(ひかり)ちゃん。」

「はぁい・・・。」

ウチはそう言ったが、なかなか起き上がらない。それを見かねたのか、亜美(あみ)はウチの手を引っ張って無理矢理起き上がらせようとする。

「さすがにそこまでしてくれなくていいよ。」

 さて、集まれというのだから行くか。

 廊下を歩いて、エレベーターに乗り、職員室の前に来る。職員室の前にはウチと亜美(あみ)以外に東海旅客鉄道(ジェイアールとうかい)を受験した5人がそろっていた。

「では、これから名前を呼びますので、1名ずつ入ってきてください。まず青葉(あおば)雅和(まさかず)君。」

「はい。」

一人が職員室に入り、すぐに職員室から出てきた。彼は顔には出さなかったが、職員室に入る前と出てきた後では明らかに雰囲気が違った。それも悪い方向に・・・。合格出来る人間も少ないからな・・・。

「次。樺島(かばしま)(のぞみ)さん。」

「はい。」

「・・・。」

青葉(あおば)樺島(かばしま)と来ている。呼ばれる順番はアイウエオ順らしい。先に亜美(あみ)が呼ばれるか。

「次、児玉(こだま)芳喜(よしき)君。」

「はい。」

「・・・。」

「次、崇城(そうじょう)亜美(あみ)さん。」

「はい。」

亜美(あみ)は出てくると、右手の親指を立てた。つまり、内定を貰ったって事だろう。

「次、立山(たてやま)(つるぎ)君。」

「はい。」

「・・・。」

「次、朱鷺(とき)(まさる)君。」

「はい。」

「・・・。」

「次、永島(ながしま)(ひかり)君。」

「はい。」

ついにウチの番か・・・。心臓がバクバク言っているのが分かった。職員室のドアを開けてはいる。

永島(ながしま)(ひかり)君・・・。」

「はいっ・・・。」

声が裏返った。

「おめでとうございます。」

「えっ・・・・。」


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