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友達の詩

作者: 夏目洋介

  ☆友達の詩☆


疲れた・・・


本当はそんなに面白くないのに


友達の話に無理矢理笑顔を作ってる


そんな自分が


本当に


疲れる・・・


何でこんなことしなきゃならないんだろ?




ある日僕は


必死につかんでいた友達の手


離してしまった


僕はみんながいる場所から"下"に落ちてしまった


僕は必死に手を伸ばした


"お〜い、みんな"


でもみんなはみんなで必死に手を握っていて


誰も僕の存在に気付いてくれない


僕がつかんでいた友達の手は


もう違う友達とつながれてしまっている


僕がつかむところはもうどこにもない


"上"ではみんな僕なんか元からいなかったかのように


仲良く手を握っている


僕は泣いた


自分の存在を否定された


一人なんか嫌だ


死んでしまいたいよ・・・




・・・




(はい)


えっ?


(ほら手を伸ばして)


う、うん


僕の手はまた握られた


何で?





そう、誰も"上"にも"下"にもいなかったんだよ?


みんな"右"に"左"にいるだけなんだよ?


全部君が勝手に考えたことなんだ


離してしまった手はまた誰かとつなげばいい


疲れたら離してしまえばいい


また握ってくれるから


握ってくれる所にいるから


みんなそうやって生きているんだ


それが・・・


友達なんだ


信じよう


友達なんだから



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― 新着の感想 ―
[一言] 気持ちの良い詩です。絶望は簡単だけど可能性を信じたいよね。子供だって大人だってね。いつだって誰かが手を開いて待っていてくれるって信じる方が苦しいけど、信じないとね。
2008/03/26 17:30 退会済み
管理
[一言] 感動しました!いい詩ですね。小説頑張って下さい!
2008/03/26 11:41 退会済み
管理
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