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学校へ

 学校へ行こうか迷っていた。なんで迷う必要があるんだろう。あんなことをされたのにまだ行く理由があるのだろうか。頭では行きたくないと言っていても体が行かなければいけないと言っている。こんなことはしょっちゅうある。僕が本気で自殺を考える前もそうだ。

 自殺する覚悟があるなら高校をやめてしまえばいいのに。と、思う人もいるだろう。死ぬくらいならいっそのこと学校自体を止めてしまえばいい。そのとおりだ。だけど、そこには当人にしかわからない他人にはわからないことがたくさんあるんだ。

 僕はみんなと溶け込もうとした。そこは普通の人とは違うところだと思う。いじめられていてもいつかはみんながわかってくれるのではないかと思っていた。僕は思い知った。自分が弱い人間だということを。強くなりたかった。どうすればよかったんだろう。

「俺ならそんな学校には行かないな」

 僕だってそう思うよ。でも行かなきゃいけない気になってしまうんだ。

「真面目だな」

 そんなんじゃないよ……。

 僕がしばらく悩んでいるとペンギンから話しかけてきた。

「俺が一緒に行ってやるよ。ピンチになったら助けてやるから」

 ペンギンが一緒に学校に行ったらあきらかに不自然だろ。また僕が何か言われる原因になるじゃないか。

「大丈夫だ。俺がカバンの中に入っててやるから安心しろ」

 そんなカバン不自然だろ。もうやなんだよ。痛いのはもうたくさんだ。

「一回殴られただけでこれか……。」

 君みたいに僕は強くない。僕は弱い人間だ。

「自分を知っていることはいいが、勝手に決め付けるのはあまり賢いとも思わない。ものは試しに行ってみろよ」

 このペンギンにはなにを言っても押し切られるだろうなと思った。結局僕はペンギンに勝てなかった。学校に行こう。今日も楽しくやろう。うん。きっと今度はみんなもわかってくれるさ。


ありがとうございます。

またお願いします。

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