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再び学校へ

 約束の日。朝起きるとすでにペンギンが外へ行く準備をしていた。結局四日生きるのを延ばしたけどなにもならなかったな。苦しみが増えただけだった。

僕は朝一番に机に向かった。遺書を書くためだ。この四日間生きていて少しだけ考えが変わった。誰も悪くないわけではない。悪いのは周りの人間だ。僕を受け入れてくれない周りの人間なんだ。僕は悪くない。僕は悪くない。そうは思っていても、遺書には誰も悪くないと書いておかないと。クラスの人たちに迷惑がかかってしまうから遺書には誰も悪くないと書いておこう。

 そういえば遺書の書き方ってどうやって書けばいいんだろう。正式な書き方を学んでおけばよかったと少し後悔した。

 一時間くらいかけて遺書ができた。結構長いな。無駄な文章が多かったけどこれで誰も悪くないことが強調されるだろう。これは屋上においておこう。風に飛ばされないように重石になるものも持っていこうと机のうえにあったハサミを持っていく。僕は立ち上がり、ペンギンに行こうかと言って学校へ向かった。


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