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超短編2

400文字。

作者: しおん

 400文字。


 それは原稿用紙一枚に収まる最大の文字数。


 空白も改行も一切ない、真っ黒く染まった原稿用紙だけが持てる特権。


 多いようで少ない、小さい頃は埋めるのが大変だった。そんな数字。今でもそれは難しいことだったりする。


 書きたいことをつらつらと書き足して行ったら簡単にオーバーしてしまうし、だからといって言葉を選んで書いていては400文字には足りない。

 400文字

ちょうどいい

を書ければいいが、そんな才能は今のところ持ってないようだ。


 句読点やかぎかっこ。


 そんなごまかしみたいな記号を乱用していても、それは美しくない文章を作ることになる。ありすぎても、なさすぎても、読みづらい。でも、ちゃんとした使用方法を私は知らない。とりあえず気分で、その後邪魔そうなのを消して。


うん。読みにくい。


文系じゃないから……とか、理由にはならないレベルだろう。自国の言語だ。聞き慣れた言葉だ。生まれてから今まで何年もかけて身につけているものに、今更勉強していないなんて言えない。


400文字。

収めようと思ったのに、完全にオーバーしている。


敗因は起承転結を意識していないところだろう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] あと75文字……っ、それが難しいんですよね。 文字書きなら、あるあるの話に頷きながら読みまさせていただきました。 見た目も綺麗な文章にしようとすると、なかなか大変なものですよね。 行にす…
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