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第06話 収穫祭でのファーストキスは麦酒味だった時の事

細々と続けてます

プロット作成?なにそれおいしいの?

構成?終わり方決めて後は風呂敷広げないように脳内で連鎖組むだけです。

流石に登場人物とかの特徴とかはメモしてありますがね。

昨日から村の中が忙しい、とういうのも明日が収穫祭だからだ。

本当なら収穫が終わってからするのだが俺の魔法で収穫が早く終わったため色々と準備が出来てなかったらしく先延ばしになったらしい。主に酒の仕入れとか家畜の加工とかに。


「今日は収穫祭だから森にいっちゃ駄目よー」

と学校に行く前に言われたが素直に返事をしておいた。


昨日の三馬鹿は家に帰った後親に魔法を見せて驚かれ褒められたらしい事を興奮気味に言ってきた。親に褒められて嬉しくない子供は居ない。俺も小学生の頃テストで良い点を褒められて嬉しかったかな、その気持ちよく解るぞ、うんうん。と中身が30歳の人間が言うとなんか説得力とか色々有るようで無い気がするが心にとどめておく。


「良かったじゃないか!これで井戸まで水汲みに行かなくて済むな!」

と言ったら驚かれた。水汲みとかは子供の仕事だからな。俺の家では母さんが魔法でやってたけど最近じゃ俺が手伝うようになった。


「やっぱお前の考える事は違うな!すげぇよ!」

「あら、貴方達魔法の練習でもしてたのかしら。貴方達に教えるとなると大変だったんじゃないのかしら? 誰に教わったの?」


「あぁ!カームだよ、教え方が上手くて驚いてる。シンケンもシュペックも昨日一日だけで水魔法が出せるようになったぞ」

ヴルストが言うとミールが驚いたようにこっちを見ている。

何を思ったのか少しモジモジしながら「わ、私にも教えて下さらないかしら・・・」

語尾の方が少しずつ小さくなってる、プライドが高そうだしね。ツンデレっぽくても仕方ないね。

スズランが少し俺に向けて威圧感を放ってるけど。


スズランがいきなり立ち上がり近づいてきて「私も」と言って来たので「あー、じゃぁ二人とも放課後学校の井戸で良いね?」と言ったら「解ったわ」とスズランもコクコクと頷いてる。


「今日は収穫祭だからあまり長くは教えられないけど良いね?」

と言ってその場を収めたがスズランの機嫌が少し悪い。どうしたのだろうか、俺なんか悪い事でもしたか?と思いつつ放課後になった。


「なんでこんなに人が居るんですかねぇ・・・魔法のコツ教えるってレベルじゃねぇぞ」

見てみると魔法が苦手な奴や水魔法を覚えてない奴が居る。クラスの半分くらい居るんじゃないか?まぁ良い。1人教えるのも10人教えるのも変わらない。

俺が井戸から水を汲んでこの間みたいに顔を洗うみたいに水を掬う。


「こうやって手の平に水を溜めるイメージだ、本人には悪いけどあのヴルストにもできた事だ、コツやイメージの仕方だけは教えるが今日は収穫祭だ、全員出来るまで見てる暇は無いから各自桶から水を掬ってみてイメージしてみて、直前まで手の平に水が有った方がイメージしやすいから」


井戸の周りがざわざわと少し騒がしくなるが、1回目で成功させる者、数回で成功させる者、俺が帰るまでできなかった者、色々居るが「できなかった奴は今日の事を思い出して練習してれば出来るようになるから、諦めんなよ」

となんか俺はどこかのテニスプレイヤーみたいな事言ったが熱く言ってないのでセーフだろう。

けどミールが一回目で成功させた事には驚いた。吸血鬼って水が苦手ってイメージが有るけどダンピールは違うのか?

スズランもミールの次に成功させている。火が得意なのに水もすぐ覚えるとか・・・ミール、スズラン、恐ろしい子!


昼食を食べ広場に行く。大人たちは朝から準備をしていたらしくすでに少し酒が入ってる者も居る。本人曰く「乾杯の練習してただけだよ」と、これだから酒好きは。

広場の中央にはキャンプファイアをする時みたいに丸太が組んであり、周りにはテーブルやら椅子やら酒樽が並べられており、テーブルには食べ物や果物が乗っている。


まぁ収穫祭って町や村単位の宴会みたいな物だからね。ちなみに見た目が大人な子供は雑用でした。

見た目大人でも圧倒的経験不足ですからね。えぇ解ってます。豚を屠殺して部位に分けるとかやった時ないですし、見て覚えましょうかね。


ゴア表現の有るゲームや戦争映画で前世ではグロ耐性が少し有ったので、見た目は平気ですがやっぱり臭いがダメでした。血生臭いのはまぁまぁ平気だったけど、胃とか腸の水洗いとかは少し口の中にこみ上げる物が有った・・・。

えぇ・・・あと叫び声、生前みたいにガスとか二酸化炭素とかで先に殺しておけば良かったと思うんだけど、縄で繋いで斧を首に振り下ろしていた。1回で落としてください、俺の為に!


「来年はやってみるか?」とよく見かけるワーキャットとワーウルフのおっさんに言われましたが「まだ学校が2年残ってるので昼前は来られないんですよ」と逃げておいた。


なんだかんだ有って夕方になり挨拶が始まった。

村長って普段どこに居るんだ?

「今年はカーム君が機転を利かせてくれたおかげで思ったよりも早く終わりましたが、事情により収穫祭はいつも通りこの時期です。こういう場所での挨拶は長いと嫌われるので以上! 乾杯!」


「「「「「乾杯!」」」」」


盛大に乾杯の声が響き渡る、が俺はまだ子供っぽいのでレモンをスライスしたやつが入った水を飲んでいた。温かったので不味かった。

「あー氷欲しい」

そんな一言からダメ元でイメージしてみた『イメージ・四角い氷・3cm角・固くて透明・手に持ってるカップの中・発動』製氷機の四角い氷をイメージして魔力を送ってみたら、出てきた。


【スキル・属性攻撃・水:2】を覚えました。


あ、久しぶりの脳内アナウンス、収穫で散々風の刃連発したのに上がらなかったのになんで上がったし!何がきっかけで上がるか解らないな。


「おい! ヘイルん所の息子が魔法で氷出してるぞ!」

やべぇ!見られてた!

あっと言う間に人だかりができて酔っ払いが半暴徒化する。

「おいカーム君、氷だーせーよーぅ」「冷たい麦酒がのみてぇんだよー」「果物とか冷やしたら美味しいんだよー」「もっと出せないのかよー?」

絡み酒だ・・・めんどくせぇ・・・。


「解りました解りました、さっき試したら出せただけなので期待しないでくださいね!」

俺は桶の中に大き目の氷をイメージして魔力を込める。

50cm角の大き目の奴だ。これ以上は不安だ。


「初めて魔法で作った氷なのでこれ以上は期待しないでください!後は砕いて使ってください」

と言いながらあと2個ほど出しておく。


そのあと父親のグループに呼ばれ絡まれた。

「俺のせがれはすげぇだろ!魔法で氷出してたぜ!アイスランスとかアイスニードルとかじゃねぇ、冬に出来る氷だ!攻撃じゃねぇ!」

「おめぇの息子には毎度驚かされるぜ! 魔法使っても攻撃用じゃねぇんだもんな!」

駄目だこの大人、べろんべろんな上になんども同じこと繰り返してる。本格的にやばい。さっきから会話が3ループくらいしてる。


「おい、こっちに来て一緒に飲め!」「そうだそうだ!飲め飲め!」父親とイチイさんが誘ってくる。


「俺まだ子供ですから」。やんわり断ったつもりだったが「俺等はそのくらいのデカさの時には飲んでたぜ!なぁ?」「おう!」。と言われた。


歳じゃない・・・体格だった。まぁ前世でも飲んでたしまぁいいか。


「じゃぁちょっとだけ、初めての酒ですし」こっちに来てからは、だけどね。


ゴッゴッゴッゴッ「ア゛ーーーーー酸っぱい!」

製造技術が低いのか、醸造技術が低いのか解らないけど酸っぱい、まぁドイツの地ビールとかお互いの家のビールとかを酸っぱいとか言いながら飲み合うしいいか。

けど酸っぱさの中にフルーティーな香りが有るな・・・自然発酵だからこうなるのか麦が違うのか良く解らないけど飲めなくはない!


「お前の息子良い飲みっぷりじゃねぇか! 飲みなれてる飲み方だぜありゃ」

「今まで飲ませた時ねぇけどな! 血か? ぎゃはははは!」


酔っ払いの相手はほどほどに・・・。


そして一緒に飲んでいたら、スズランが肉しか乗って無い皿をもって近づいてきた。口の中に肉でも入ってるのかもごもごしているが飲み込んだと思ったら。

「私も飲む」


「おい、お前ん所の娘も飲みたがってるぜ? いいのかよー」

「解ってんだろ? かあちゃんには内緒だぜ! いいなお前らー」


大声で言うのはどうかと思うけどリコリスさんは向こうでうちの母さん達と飲んでるし、気が付いて無いのか、気が付いてるのかは解らないけどこっちを見てないから今の所大丈夫だろう。


コクコクコク、と飲む音が聞こえるが

「水みたいに飲むんだな、平気かい?スズランちゃん」

「まだ平気」


まぁやばそうなら止めるか。

普段は作務衣みたいな服とか、暑い時期は甚平みたいな服だけど、今日は浴衣っぽい服だ。色も普段の藍染と違って鮮やかな色だ。水の入ったカップのようにちびちび飲んでるのも可愛いな。


しばらく飲んでいたが、スズランの表情は変わってないが顔が赤い。


「スズランちゃん、そろそろやめといた方が良いよ、顔赤いし頭が左右に少し揺れてるし」

「ちゃんじゃない」

んー何が気に食わなかったのか少し脹れている。

「スズランさん?」

「スズラン」「え?」

「ス・ズ・ラ・ン」

「ス、スズランもうお酒は止めとこう、ね?家に戻って寝た方が良いよ」


大人たちがニヤニヤしながらこっちを見てるが気にしないでおこう。

「見ろよ! 酔った女に口で負けてるぜ俺の倅」

「アイツ絶対尻に敷かれるタイプだな、酒飲んだ娘にあんな事言われてりゃ誰だって解るぜ。まぁ俺の娘はやらねぇけどな!」と言いながら俺の父親の肩当たりをバンバン叩いている。

そこの酔っ払い、余計な事は良いから!娘さんの愚行を止めて!


「んー」

目が据わって居る、やばいか?けど殺気や威圧感は無い。大丈夫だろう、と思ってたらいきなり胸倉をつかまれた。


「ちょっと!?スズラン?離」『して』と言おうとしたら思いっきり引き寄せられ唇を奪われた。


目の前の2人の大人がニヤニヤしながら飲んでた酒を噴き出した。

異変に気が付いて、他の大人も酒を飲むのを止めてこっちを見ている。

場の空気が止まり一瞬静かになる。

慌てて引き離そうとするが力が俺よりも有るらしく引き離せない。どうしようこの状況。

体感で5秒ほどしたら目の前の大人以外が「「「ぅおーーー!!」」」とか指笛でヒューヒュー鳴らしてる。「キース、キース」とか言ってる奴まで居る。


どうする俺!イチイさんに殺される!!


「ん・・・はぁ・・・」

と、色っぽい吐息を吐きながら、目を細めて微笑みながら唇を離していくスズラン。俺は平然を装い。

「ち、力強いんだねスズラン、良いから手、離して?」


と言っても、胸倉の手は緩まらず今度はゆっくり引き寄せられる、この流れはやばい二度目のキスだ。さりげなく左手も頬に当てられている!?さっきの騒ぎで人が増えてる!クラスメイトも居る!?やべぇ!

周りじゃ「おー?」「おおーーー」「うおーーーー」と顔が近づくにつれて声が大きくなってる、これは多分無理、回避不可能。母親同士はニヤニヤしている。リコリスさんイチイさんを頼みます。俺はまだ死にたくないです。


俺は激流に身を任せ同化する。

周りは激流に身を任せどうかしている。


「「「「おおおーーーー」」」」


脳内で分厚い鉄板にハンドガンを撃ったような擬音が流れた気がする『ズキュウウゥン』ってな感じで。


長い長い!さっきよりも長い!舌!舌入れようとしないで!


スズランの唇が離れた時、何故か盛大な拍手が鳴っていた。その時には胸倉を掴んでいた手は力が抜けていた。かなり満足したようだ。


俺はその場にへたり込んでスズランを見たが、なんかツヤツヤしていた。



転生後のファーストキスは酒臭い吐息と麦酒の味でした。



そして何事も無かったかのようにスズランは俺のカップに余っていた酒を俺が口を付けて飲んでた所で飲んでいた。


イチイさんはなんか放心しているが、リコリスさんはニヤニヤしながらイチイさんの隣で酒を飲み、父さんは何かあったらやばいと思ってイチイさんを取り押さえようと身構えていたが、しばらく何もないので酒ではなく水を飲んでいた。

父さん、一応気遣ってくれてありがとう。俺は父親の偉大さに涙が出そうになった。


しばらくへたり込んでいたらリコリスさんが「うちの子を家まで届けてくれないかしら?」と意味ありげな事を言ったが、酒に酔って記憶が曖昧そうな女性に手を出すようなことはしないし、たとえ俺が酔っててもそんなことはしないだろう。


「え?あ、はい」

と我に返った風に返事をしておいた。


言われた通りスズランを家まで送り届ける事にするが「背負って」。とか言って来たので素直にその場で背負ってやると、また歓喜の声が上がった。お前らはバーでサッカー見てるサポーターかよ、と思いつつスズランの家まで行く事にする。


本来なら背中に、柔らかく幸せな物が当たるところだが、残念ながらそんな事は無かった、浴衣っぽい衣装の合わさり目がはっきりと解った位だ。

終始「んふふー」とか背中から聞こえたが聞こえないふりして、ただただ歩き続けた。


家に着いてベットにスズランを下ろすと腕を掴まれベッドに引きずり込まれそうになるが、この際はっきりさせておこう。


俺は指先でおでこを『ペシ』っと軽く叩き。

「スズランの事は好きだけど、かなり酔ってる子とそういう事する気はないから、それとも酔ってる演技かな? 気持ちは嬉しいけど、次の機会が有ったら酔ってない時か、あまり酔ってない時に誘ってくれると凄くうれしい」


俺の真剣さが伝わったのか諦めたのかは解らないけど腕を離してくれた。「解ってくれてありがとう」そう言って今度は俺からキスをしてあげた。もちろん舌は無しです。


ヘタレで申し訳無いね。


「じゃぁまた明日、いつも通りに接してくれたら嬉しいかな」

「・・・うん」

と返事を待ってから部屋を出る。


「寝ゲロするなよ」とは雰囲気で言えなかった。ただ酔い潰れて運んだだけなら言ってたかもしれない。


俺は急いで会場に戻るとこっちを見て残念そうな顔したリコリスさんと「娘が! 娘が取られる!」と、泣きながら酒を飲みまくってるイチイさんを見て頭が痛くなった。

両親は意外そうな顔でこっちを見ていた。多分戻ってくるのに1~2時間はかかると思ってた顔だ。

クラスメイトの男子は睨んでくるか、安心した顔をしてるし、女子は汚物を見る様な目と、意外に紳士的なんだと言うような顔をしている子も居た。俺にどうしろと?


今日は色々ありすぎて疲れた。酒でも飲みなおそうと思ってカップに酒を注いで飲んでから思い出した。「これ、スズランが飲み口を確認してから飲んでたんだった」と呟き、なんだかんだ言って間接キスもしっかりさせられた俺は一気に酒を呷ってから家に帰って寝た。


その日両親は帰って来なかった。祭りの日の親ってワザと家に帰る時間を遅くして子供に気を遣う風習でも有るのだろうか?


明日の学校は荒れるねこりゃ。

この物語の半分は初心者が飲酒時に書いております。

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作者が書いている別作品です。


おっさんがゲーム中に異世界に行く話です。
強化外骨格を体に纏い、ライオットシールドを装備し、銃で色々倒していく話です。


FPSで盾使いのおっさんが異世界に迷い込んだら(案)

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