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第04話 魔法のイメージに成功した時の事

細々と続けています。

学が無いので難しい表現は避けたいなーと思っております。

前にも書きましたが魔族は早熟で主人公はすでに見た目150cmくらいです


布団引っぺがし事件から3ヶ月、なるべく俺は肩を叩いたりゆすったりして起こすようになった、本人は容赦無く剥がしていいと言うが、朝から俺の下半身が持たないので自重はしている。本人はガッカリしているような気がするが知った事ではない。


こっちの世界の結婚適齢期とか全然知らないが、せめて学校終了まではそういう事は無しにしておこう。本能がOKって言えばいいのかな?

まぁ発育の有無はクラス内でも村で見かける大人と見分けが付かないくらいに早熟な奴も居るが、この世界にも四季が有るし、暑くなると皆が薄着で、発育の良い女子とか村の綺麗な女性とか見ると色々とやばい。

ブラの文化があまり無いのは解るが、サラシっぽい布を巻く文化すらあまり無いのには驚いた、胸に少し尖った物が見えるし、雨が降ったら張り付いて目を逸らすのがやっとだった。


フィグ先生は暑くなってもこれ以上薄着になる事は無かった。別に残念じゃないですよ?



「前にも言った通り魔法とは想像力です。威力とかは使い込んでいる内に上がっていきます。今日の課題は創作魔法です。イメージでどんな感じで出して攻撃するかを考えてください。魔法が弱くて物理攻撃主体でも魔法が使えれば相手の隙を作ったり、防御を崩す事が出来ます」

脳内に流れるアナウンスみたいなものだろうか?あの数字が大きくなればなるほど攻撃力が上がるのか?今までの魔法の授業は魔力に慣れさせるためか、魔力を使わせる為か解らないが、思い思いの得意な属性を自由に使って良いと言われていた。スズランもアスファルト舗装用ガスバーナーみたいな炎の制御が出来るようになったのか、小さい物を出したりしている。


「先生、例えばどんな形状の物が多いのですか?」

俺は気になったので聞いてみる。


「そうですねぇ、一番多いのが球型、その次に槍型や矢型ですね」


んー、ファイアボールに、ファイアランスに、ファイアアロー。まぁ飛ばす物としては確かにイメージしやすいな。塊を投げつけるか細長くするか、細かいのを多く飛ばすか。広範囲魔法とかはまだ教えないのか、無いのか知らないがそんな単語は授業中一回も出てこなかった。 


転生者としての記憶が残っている以上、イメージも工夫もある程度この世界には無い物を想像して行けると思うが、出来るかどうか解らないが頑張ってみるか。


最近放課後は自己鍛錬に費やしている。家に帰り昼食を摂ったら森に行き、見つけた毒草をつぶして汁を飲んだり、石を投げたりイメージ通りに魔法が出せるかどうかの訓練を極力続ける事にしている。

最近じゃ麦っぽい物の刈り入れ時期が近いみたいだから、有れば便利かな?と思い風の刃を水平に遠くまで飛ばすイメージをしている。だって海外の悪魔や死神が持ってるような鎌で収穫してるのを見てたし。サイズって言ったっけ?


特に魔法の固有名とか無いから、どっかのゲームみたいに俺は安直に名前を付けて呼んでいる。そのままウインドカッターだ。

最初の内は手の平から強い風が出て切れる様子が無かったが、薄く、物凄く薄くをイメージして、手の平から出るのではなく、薄い隙間から出るようなイメージで。


イメージし続けて、細い枝の切り口の最後の方が折れる事無く切れるようになったのが3日目だった。


その次の日に森では無く少し足の長い草の生えてる広い未開拓な草原みたいな所に行き使用してみる。


『イメージ・物凄く薄い風の刃・赤色・地面から3cm・角度0度・速度歩く速度・幅1m・距離目視20m・前方に射出・発動』

頭に思った事を正確に実行するのに、土手の草を草刈機が刈り取るイメージをしてみる。危ないのでおまけで色も付けてみる。

足元に赤い風の刃が出てきて歩く速度で綺麗に歩幅20歩くらいまでそこの部分だけ刈り取れている。これ成功で良いよね?良いよね!


「っしゃー!ウヒョー!できたぞ!うぉーーーー!うらぁ!アグェ!」


とか言いながらはしゃいで転んで側頭部をぶつけ涙が出た。中身はそろそろ35歳近い良い大人なんだから、と思ったけど初めての実用的な魔法だ。大学に受かった時よりも嬉しかったし、就職難なのにさほど苦労しないでそれなりの会社に受かった時よりも嬉しい。

明日両親に報告してみよう。



「父さん、母さん、見せたいものが有るんだけど草原の方について来てもらえる?」


と言い昨日の草原に行き同じようにイメージしたウインドカッターを使って見せ「この魔法を収穫に使えないかな?刈り取った後は手で収穫しなくちゃならないけど」。と言ったら


「すごいじゃないか! これでだいぶ楽になる、村の皆も感謝すると思うぞ!」

と俺の両肩に手を置き、前後に揺さぶりながら褒めてくれる父。すでに村全体の収穫を手伝う前提で言ってくる。もちろん手伝うつもりだったけど。


「私達の子だから火と水以外の魔法はあまり使えないと思ったけどすごいわー、後この風魔法なんで色ついてるのかしらー?攻撃に使えないんじゃない?」

とのんびり言ってくるが、「見えなくて当たっちゃったら危ないから色付けたんだ、もう少し早く見えないように出すこともできるよ」と言ったら。ものすごい笑顔で喜んでいた。


家に帰り魔法を覚えた時の事を細かく説明しながらいつもより楽しく食事をした。

農作物とかの収穫時期とか特に気にしてません。

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作者が書いている別作品です。


おっさんがゲーム中に異世界に行く話です。
強化外骨格を体に纏い、ライオットシールドを装備し、銃で色々倒していく話です。


FPSで盾使いのおっさんが異世界に迷い込んだら(案)

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