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第47話 常駐防衛戦力と言う名の雑用係だった時の事

細々と続けてます。

相変わらず不定期です。

今回は日記風です、読み辛かったら申し訳ございません。

20160513修正


最近ご感想を頂き少し嬉しい作者です。


萌えるおっさんって逆になんだろうとご意見が有りましたが

自分が考えるに。

多分ですが。

40代後半~50代前半で哀愁漂う風貌でスーツを着て猫背で女性しか居ない夕方の店内でケーキセットを頼んでいる様な人です?

ちなみにティーカップは両手で持ち飲んだらほっと一息して表情をほころばせる感じで。


もしくは渋いのにおっちょこちょいで可愛いカフェアート描ける人ですかね?


 露骨な嫌がらせを受けた。

1人で堀の死体処理

1人で投石器でやられた城壁の応急処置

1人で塞がれてる水路の確認

俺だけ交代無しの夜間の見張り

その次の日に寝ずに倉庫整理

忘れてたと言われ食事抜き

 上記の事は、次項に書いた日記にある程度の詳細を書き記した。


 1枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた3日後


 朝起きて、いつもと同じ味気ない朝食を取ったら、堀掃除を命令された。堀に沈んでる死体を水ごと水球で引き上げ、刺さっている矢を抜いたら箱の中に入れ、鎧を引っぺがし、先日死体を積み重ねて焼いた場所に投げ捨て、ある程度溜まったら乾かすために城壁修理に入る。

 泥と砂利だけでドロ玉を練って城壁の穴の開いた所に塞ぐようにして押し付け余分な所は千切る様にして平らにして、余った材料で次の場所を塞ぐと言う一人でやる様な量じゃない事をやらされている。

「雇われなんだから君がやってくれ、私達兵士はいつ来るかわからない敵に対して備えている、それに君の報酬は決まっている、使わないと損だろう?」

 本人を目の前にして堂々と言われ渋々従っている。


 他にも囚人兵がいるだろって?残念。人族を全滅させた二日後には物資を持って、囚人兵と共に歩兵や、ヤウールさん達が前線に物資を届ける為に、城を出て行った。

 猫耳のおっさんは傷口が閉じただけなのに、無理矢理連れて行かれてしまった。

 娼婦達も、もっと稼ぎたい人だけ前線近くに行き、数名は城に残り、残りは負傷して生き残って、故郷に帰る為の馬車に便乗して帰って行った。

 だから俺が、死体の処理や修理をやらされている。

 キースは目が良いって事で、城の一番高い場所で見張りをやっている。


 なんだろうこのあふれ出る不公平は、前世ならほぼブラックな扱いだぞ?

 上記の1行は黒く塗りつぶされている。


 まぁ、前線に連れて行かれるよりマシなので良いとする。


 作業に徹していたが、ふと太陽を見るととっくに昼の時間が過ぎているが、食事に呼ばれない。

 コレは一体どういうことだ?いくらなんでも一人で暴動を起こしたい気分になる。

 体感で一時間後に昼に呼ばれ、鍋の底に残った具の入ってない、すっかり冷めきったスープと黒パンと、干し肉を渡されかなりイラついたが、持って来たメモ帳にしっかり日記としてメモしておく。

 今書いて有るのがそうだ。俺は兵士達が食事が終わったら、その残りを与えられたみたいだ。スープはカップを片手で持って、もう片方の手で【火】を出し温めてから飲んだ。

 俺を連れて来た部隊がいなくなったから、こんな扱いなのだろうか?

 せめて手伝いがいれば文句は言わないが、文句の一つでも言いたくなる。


 昼過ぎも掘の死体処理だ、門を正面に見て左へ左へと回り込む様に死体を除去している。

 ふと視線を感じ、見上げたらあの時に尻尾を撫でさせてもらった狐耳の娼婦だった。帰らなかったんだな。そう思いつつ笑顔で手を振ってくれたので、手を振り返し、少しやる気が戻った。


 夕方には、正面と左側の死体処理が終わり、久しぶりに魔力切れをおこし、くたくたになって夕食に呼ばれるが、やっぱり冷めた具無しのスープだった。気分を紛らわそうとお茶に黒砂糖を入れて飲み、ベッドが空いてないと言う理由で、階段の影の邪魔にならないところで寝た。


 二枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた四日後


 昨日お茶を飲んでいる最中【魔力上昇:2】になった。魔力をほぼ使い切ったせいか?それとも日頃から、どれくらい使っているかなのか、良くわからない。

(上の文章は黒く塗りつぶされている)


 ほぼ昨日と同じ作業をやらされた。

 違うと言えば、壁の補修がなかったことだろうか?補修は昨日あらかた終わらせたからな。

 昨日引き上げた死体の表面が渇いてたので、なんとか油を支給してもらい火を付け燃やした。

「魔法が使えるなら、魔法でやれ、油がもったいない」

「表面が乾いてるだけで、中にはまだ水を多く含んでるから、生木と同じなので無理です」

 と言ったやり取りをして太陽が少し傾くくらい押し問答をした。


 その後、水路の死体処理を夕方までやらされた。

 やっぱり食事は兵士の後で、具無しの冷めたスープだった。

 黒パンと干し肉は支給してくれる。


 今日は魔力切れを起こさなかったので、キースと話をしたら、アイツは普通に食事に呼ばれ、暖かいスープを支給されたらしい。

 この差はいったいなんだ?


 三枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた五日後


「城壁の裏手にある水路が、人族に封鎖されて堀に綺麗な水が流れ込んでこないから、よどんで臭くて仕方ない! 掃除して来い!」

 的な事を言われたので、奴等は信用できないから、荷物をすべて背負って出かける事にした。ちなみに、前日までは目の届くところに置きながら作業をしていた。


 太陽が2個分傾く位歩くと川が見えそこに大量の土砂が積み重なっており水の供給が止まっていた。

 魔法で除去し水が流れるのを確認したら途中で水が止まらない事を確認しながら帰った。

 秋だからか、川の近くで蜜柑っぽい物が生っていたのでその場で食す事にする。


 ビタミン類目的で蜜柑っぽいものを食べた。余った瓶があれば果汁を絞って持ち帰ったが、あいにく蒸留酒と油の瓶しかないので諦める。

 前世の様に川原にペットボトルみたいなゴミがあれば利用するのだが。

(上記は黒く塗りつぶされている)

 食べたくなったら、最悪片道太陽が二個傾くくらい歩こう。皮は持ち帰り乾燥させハーブティーにする事にした。


 昼食の冷めたスープすらなかったので、手前のお茶を淹れて飲んだ。倉庫の物とハゲネズミに疑われたが、倉庫番が俺は来ていないと証言してくれたので良かった。


 四枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた六日後


 なんだかんだ難癖を付け、ハゲネズミは俺に何かをやらせようとしている。

 何かあっては俺を呼び、どうでもいい仕事を押し付ける。

 キースが「なにかおかしい」と言って兵士に掛け合ってくれたが、改善はされなかった。帰っても良いが意地でも残ってやる。



 ついに奴等は俺にやらせることが無くなったのかキースと共に見張りをしている。

「いやー結構遠くまで見えるんだな」

「あぁ、見晴らしは最高だ」

「んじゃ俺は魔法の特訓する」

「おいおい今まで散々こき使われたんだろ? 少しくらい魔力を使わない日を作れよ」

 なんだ、その休肝日みたいな言い方。

「まぁ訓練だよ、何事も訓練あるのみ、何もやらないと身に付かない」

「……そうだよな」

 そう言って、塔のてっぺんで胡坐をかき、構想を練る。

 いろいろ考えスコープ系も欲しいと考え、内部構造は複雑だからな、少し簡単に行こう。

 ここでサバゲやってた頃の知識をフル動員。と言っても凸レンズと凹レンズの組み合わせなんだよな。


 まずは対物レンズだな、魔法で出した【蛍石】で綺麗に磨かれた楕円型の物を作り出してみる。あー虫眼鏡みたいだな、そして逆像だ。

 正立レンズを入れ、逆像で正像にする、ここにレティクルを挟むんだったな。

 その後、接眼レンズで集めた光を拡大して目に写す。

 レティクルはどうするかな。

『イメージ・正立レンズに赤い光の十字・十字の下に一定間隔で赤い線・発動』

「あ、出来た。スコープやACOGを覗いた時にある、線の奴にそっくりだ」

 思わず声に出てしまった。さて、これを覗いてみますか。

「あー焦点が合わない」

 位置を色々ずらし試行錯誤する、このくらいか?ついでに周りを黒曜石で覆って完成。あとは同じ物をイメージすれば平気だな。

「何やってるんだ?」

「あー、まだ内緒」

 そう言って、細い丸太を持って門から出て行き、四百歩と六百歩の所に丸太を突き刺す、高さは俺の背と同じくらいになるように調整。


「やぁ、ただいま」

「さっきから見ているがいったい何をやってるんだ?」

 俺はゲームの知識を全開にして、話しかける事にする。

「弓使いとして、鷹の目って聞いたときある?」

「あぁ、目の良い鳥として有名だな、いつも空高く飛んでいるのに、地面にいる小さなネズミを捕まえるからな」

「なら話は早い」

 そう言って、先ほどのスコープを魔法で生成し手渡す。

「覗いて見ろ」

 キースが変な顔をしながらスコープを覗き込むが、みるみる表情が変わっていく。

「何だこれは……いったい何をした」

「説明するぞ? ここにすごく小さな砂が一粒あるだろ?」

 そう言って、手に乗せた砂を見せる。

「あぁ」

「それをこうして蛍石で作った、猫の目みたいな結晶を作って覗くと……」

「大きく見えるな」

「そして、そのまま俺の顔の前に持って行く」

「逆に見える」

「逆に見えるから、これを間に持ってくるぞ」

 そう言って、正立レンズをキース側に浮かせる。

「普通に見える」

「さらにこれを大きくするのに、お皿みたいに作った結晶をさらに加えると」

 そう言って俺は顔を退かす。

「嘘だろ……遠くが大きく見える」

「それがこれ」

 そう言ってもう一度スコープを渡す。

「この中に、この浮いてる結晶が全部入って、こう見えるのか」

「そうそう」

「この線はなんだ?」

「ソレは見ている所の真ん中を指してるんだ」

「下の線はなんだ」

「俺が丸太を立てて来ただろ? 一番手前が四百歩だ、二番目の横線と、縦の線が重なる様に見ろ、そうすると一番上の長い横線と丸太が大体一緒だろ?」

「あぁ」

「次は三番目の線と真ん中の線が六百歩の丸太と大体一緒だろ?」

「おう……」

「つまり今敵がどのくらいの位置に居るか大体解るんだよ」

「…………くれ」

「魔力で作ってあるから魔力が切れると消える」

「どういう事だ!」

 俺は【黒曜石のナイフ】を二本作り出し、地面に置く

「簡単な説明な、なぜか魔法は何もないところから作り出した物は消えるんだよ、しかも衝撃を与えるとさらに早く消える」

 そう言って、一本を持ちその辺にがつがつと突きつけると、四から五回で空気に溶けるかのようになくなって行くのを見せる。

「さらに衝撃が強いと一回で消えるかすぐに消えるから、コイツで剣や斧を防ごうとしても一緒だ、この地面に置いて有る奴も太陽が1個傾くくらいで消える」

「糞が! 作れよ」

「透明な蛍石や水晶を、傷つけない様にツルツルに磨けるか?」

「ドワーフ族なら……」

「多分無理じゃねぇ? 出来ても、かなり高いんじゃないか? 魔法覚える気ないか?」

「んー……。考えて置く」

「いつでも言ってくれ、あと俺がいなくても魔法が使えるようになったら作れるように、覚えておけよ」

 そして俺は地面に寝転がる、ここからが本番だ。

 四百メートルくらいならどうにかなるか?

「キース、今から見る魔法を絶対に誰にも言わないって、信仰している神か生みの親か尊敬している師に誓えるか?」

「いったい何を言いだすんだよ?」

「誓えるか誓えないかで良いんだ」

 俺はいつもキースと話している時のような、ふざけた口調では無く真剣になって言う。

「わからん」

「そうか、まぁ良い。その筒で四百歩の丸太を見てろ」

 俺はキースから見えない位置に石弾を作り出し、ドットサイトをオンにして、塀の四方に立っている、どこの貴族の旗かわからない物を見て、風が余り無い事を確認する。

 ドットサイトを、丸太の真ん中に狙い発動させる。

 四百メートルだ。着弾点は見えないが、目視で丸太が折れるのが見える。真ん中より少し下か。

「何をした」

「魔法で狙った」

「何も発動してない様に見えたが?」

「それでも発動している、次は六百歩だ」

 四百で真ん中を狙い、弾が少し落ちたから、一番上を狙おう。

 丸太の大きさは、四百メートルより小さい、しっかし左手で右肩を掴み、前腕に頬をしっかりと付け、擬似的に銃に着いたストックに頬を乗せ、スコープを覗く様に構え、視線を丸太に合わせ深呼吸をする。

スーーーハーーーー。スーーーハーッ。

と息を吐く時に少し出して止め、十回ほど心臓の音を数え、自分自身を落ち着かせ【石弾】発動させる。

 今度は真ん中辺りが折れる。良かった外さなくて。

「どういう事だ、また丸太が折れたぞ!」

「魔法で倒すのは簡単だけど、魔法とばれない様に倒す方法も考えてあるだけだ」

 そう言って立ち上がり、土埃で汚れた服を払い。

「まぁ、見えない矢みたいなもんだよ、昼飯食いに行こうぜ、多分キースと一緒なら暖かいスープに有りつける」

「……そうだな」

 そうして昼飯を食いに行くと、ハゲネズミに「カーム、お前は見張りだ、戻れ!」と言われ、キースが「んじゃ俺が戻るよ、カームが先に食ってくれ」とささやかな反抗をした。

 そうしたら顔を真っ赤にしてどこかに行ってしまった。

「はぁ……、露骨な嫌がらせってどうよ?」

「俺は気にしてない。心配してくれてありがとな」

 そう言って、久しぶりに具入りの暖かいスープを、自分で温めないで飲みつつ、さっさと胃に流し込み、キースと見張りを変わる事にした。



 夕方に「カームお前は夜間の見張りだ! 交代要員はいないので朝まで頑張る様に! どんな小さな事も見逃すんじゃないぞ!」

 周りの兵士もなんだコイツは?みたいな目でハゲネズミを見ている。

 キースがこちらを見て、何か言いたそうにしているが、目を見てから首を振って何か言うのを止めさせた。

 コイツ……毒殺か暗殺したら、一発で俺ってばれるよな。

 嫌がらせでもするかな。


 そう思いながら城の一番高い所に上り辺りを見回す。赤外線スコープとか暗視スコープとかの原理はなんとなく知ってるがどうイメージしていいか解らないのでその内思いつくまで保留。むしろ夜間の見張りがこれ以上無い事を祈る。

『上記は、黒く塗りつぶされている』


 いきなり夜の見張りを交代無しでやらされた。何故だろう。


 五枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた七日後の昼


 寝てないので物凄く眠い、寝ようと思っても寝れない様に、倉庫の整理をやらされる羽目になった。

 寝かさないつもりなのだろう。

 これで、今夜も夜間の見張りだったら何をするかわからない。


夜に、また夜間の見張りを言いつけられた。

 流石に頭に来たので、深夜三時頃にそいつの部屋に忍び込み、吸うと癖になる葉っぱを良く揉んで、粉々にして火を付けてから直ぐに吹き消し煙が出るようにしてベッドの下に放置した。鍵はかかってなかったし見張りも居なかった。

『上記は黒く塗りつぶされている』


 六枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた八日後

 流石に周りの兵士も心配そうな眼をしてくるが、誰も話しかけてこない。多分何か言われているのだろう。

 あんなにしょっぱかった干し肉の味が、薄い気がする。

 城のてっぺんにいて見張っていたが、昼飯に呼ばれず、黒パンすらもなかった。

 キースが怒っている。

 頭が回らない。

 気が付いたら夜だった。

 キースが寝ろと言って来たので、そのまま寝た。なんか側頭部が痛い。


もう一度明け方に忍び込み部屋が煙で充満する位濃く焚いた。

『上記は黒く塗りつぶされている』


 七枚目

 砦の回りから、人族をほぼ全滅させた九日後


 陣中見舞いだと言って、クラヴァッテ様が来城した。

 あの俺に無理難題を押し付けてくる、ハゲネズミがすぐさま近寄り何かを言っている。

 その後、城主様と何かを話す為に個室に入るが、ハゲネズミが扉の前で待っていて、クラヴァッテ様が出て来てどこかに移動しても、奴が離れようとしない。

 誰かが、告げ口をしないか見張っているのだろうか?

 まぁいいか、塔のてっぺんに行こう。



「カーム君は何所だね?」

「はい……カームは今、城の一番高いところで見張りをしています」

「わかった、ソコへ行こう」

「いえいえ、カームを呼びますので……しかも危ないですし、御召し物が汚れてしまします」

「かまわん、物は使えば汚れる。あとは程度の問題だ」

 そう言って僕はその辺の兵士に案内を頼んだが「私が案内します」と言ってハゲネズミみたいな奴が梯子の前まで先導していく。

「この上だな?」

「はい、ですが危ないのでここまで呼びますので」

「かまわん、上からの景色が見たい」

 こいつ、何か企んでいるな……

「ですが」

「くどいぞ」

 そう言って梯子を上り始めた。



 俺は、回転の鈍い頭で必死に日記を途中まで書き「六枚目はこれで良いか、七枚目も途中まで書くか、忘れたくねぇし」と呟きながらぼんやりと周りを眺めていると、誰かが梯子を登って来ている。キースか?

「やぁ、カーム君。ここは素晴らしい眺めだな」

「クラヴァッテ様!」

 俺は立ち上がり、姿勢を正す

「敬称は要らないよ、他に誰もいないし下にも聞こえない」

「あーはい、わかりました」

 やっぱり砕けているが、この間みたいな気軽さはない。

「最近さ、誰かに嫌がらせされてないか?」

「あーわかります? なんか禿げたネズミっぽい、偉そうな奴に散々命令されてます」

「どんな事をされた?」

「あー、口で説明するのが面倒なのでこれを……」

 説明がだるいので、荷物の革袋から油紙に包まれた、過去に書いた日記兼メモ帳を取り出し、見せる。

 そうしたら眉を歪ませ、一枚一枚メモを捲っていく。

「コレは本当か?」

「えぇ、塗りつぶしてあるところも知りたいですか?」

「いや、君に不利になるなら言わないで良い」

「じゃぁ良いです。何でここまで来たんですか? 陣中見舞いですか?」

「んー君に対する報告書が特になく、活躍してない様に書かれてて気になってね。見るかい?」

「えぇ」

 そう言って、上質な紙を受け取る。

 森での襲撃はなく、安全に物資を運べた事に。

 投石器は、兵士が力を合わせ倒した事に。

 城壁裏の人族の排除は、命令違反をした囚人兵が先走り、殲滅した事に。

「んー」

 眉を寄せて流し読みしたらこんな事が書いて有った。


「あーあと戻って来た娼婦達の噂で聞いたが森の件は真っ先に遊撃兵を発見して十人を仕留め、遠くに居た四人も発見、その後三十人を肉塊にしてたみたい。投石器は誰かが魔法で倒した、けど城内にそんな事が出来る魔法使いは居ないぞ。と。兵士を左右に別けて突撃させたがどうしても右翼側の援護に遅れてしまい囚人兵が最初に到着したら既に人族は壊滅状態だったらしい。負傷兵を助ける手伝いをしてた。と、戻って来た娼婦に聞いたが?」

 軍行がないと、以外に早く着くんだな。この城。

「五人くらいに聞いたけど大体合ってるかい?」

「えぇ、大体合ってます」

「そうか、わかった。今から一緒に来てくれ、僕が先に降りよう。あーちなみにだが。堀の死体処理は砦の兵士総出でも三日はかかるみたいな事を聞いた、カーム君はそれを、城壁の修理までしながら二日で終わらせたらしいね」

 そう言って、俺の返事を待たずに下りて行った。


「お帰りなさいませ、上からの景色はどうでしたか?」

「あぁ最高だったよ、あそこなら周りを見渡せるし、敵が来てもすぐにわかる」

 そして俺が下りてきたら、ハゲネズミが「カームは見張りに戻りなさい」といつもと違う口調で言われ気持ち悪さを感じる。

「僕が呼んだ。ゲビス君も一緒に来てくれ」

 そう言って会議室みたいな場所に着いた。椅子に座るとクラヴァッテは一番奥の椅子に、そして俺とゲビスは向かい合う様に座った。そして入り口にいた兵士に。

「あー君。キース君と狐耳の娼婦と適当な兵士五人と治療兵一人を呼んでくれ、兵士は暇そうな奴を頼む」

「わかりました!」そう言って急いで兵士が出て行った。


ハゲネズミは少し動揺しているみたいだ、兵士五人、治療兵、あの時の狐耳の女性、キースの順番で会議室に入って来た。


「全員そろったね。君達に聞きたい事がある。ここ最近のカーム君の扱いについてだが、僕にはとても不当な扱いを受けているようにしか思えないのだが? 皆はどう思う?」

「自分はそう思います。食事も一番最後ですし、スープもわざと具なしになるように配膳し、冷めきったスープしか与えられてませんでした。時にはわざと遅らせ、さらにはパンさえもなかった時もあり、堀の掃除も城壁の修理も一人でやらされておりました」

 キースありがとう。今日の夜に少し酒でも飲もうか。

「うむ。兵士達の意見も聞きたいね」

 クラヴァッテ様がそう言うと、皆お互いの顔を見て言葉を詰まらせている。

 そして食事の時に、俺の事を心配そうな目で見ていた兵士の一人が「間違いありません、自分も見ています!」と発言し、周りから小声で「おい」とか聞こえる。やっぱり口止めか――

「さて、治療兵の君。カーム君が色々手伝ってくれたみたいだけどさ。この報告書に治療を手伝ったって書いてないんだ。僕の潜り込ませた信頼できる娼婦の噂だと、負傷兵の傷口を洗うぬるま湯やお湯を出し、汚れた体を拭きたい囚人兵達にも、別にぬるま湯を出したらしいじゃないか」

 そう言って報告書何枚か出し、テーブルに並べる。

「はい、間違いないですね。自分がカームさんにお願いしましたから。命令で負傷した囚人兵は最後と言われていて、知り合いだったのか、もう助からないと思われてた囚人兵を自分の道具とポーションで、治療してるのも見ました」

 あーこいつがそうだったのか。頭に来てたから顔見てなかったわ。

「ほう……」

 そう一言だけ発すると、インクと羽ペンで何かを書きだした。

「さて、狐耳のお嬢さん。噂ではカーム君が、一番最初に人族を発見して奇襲を防ぎ、森の中に潜んでた人族も倒して、襲撃を防いでくれたみたいじゃないか」

「はい。草だらけの格好で、森の近くに立っているのを馬車の中で見て、その夜に私を買に来てくたので良く覚えて行きます。その時の愚痴も覚えています」

「あ、それ以上止めて……」

「続けてくれ」

 無慈悲な宣告だ。

「初めて魔物や動物以外の殺しを経験して、新人の兵士がかかる心の病気に成りかけてました。乾いた心に水が欲しいと言って、私の尻尾を時間いっぱいまで撫でまわしてました」

「あーーーーー!」と叫びながら、俺は目がうつろになって天井を見上げた。

 周りからは、かなり小さい声で話し声が聞こえる。

「気にする事はない。誰もがかかる可能性のある病気だ。体を売る事を生業としている女性に金銭を渡したんだから、何しようと問題は無い。それで心が保たれるならお金を払いどんどん撫でまわすが良い。後は……そうだな。あー投石器だ、この事に関しては……」

「はい、自分が見てました。梯子を外すのに必死でしたが、遠くの投石器が地面が陥没して倒れるのを見ました」

「自分もです『あんな事できる魔法使いは、砦の中にいないぞ』と言う声も聴いています」

 兵士達は、もう口止めは無理だと悟ったのか、次々と喋り出す。

「自分はカームの隣にいたので、会話のやり取りもしています。投石器は、カームが魔法で倒していました」

「ほう。報告書では皆が協力して倒したって事になっているが」

 報告書と言う言葉が出た時に、ハゲネズミの顔色が悪くなっている。なんか一気に老けたように見える。

「ソレは違います!」

「声を荒げなくても聞こえるので、普段通りに頼むよキース君」

「申し訳ありません」

「君には罰として、扉の前で待機しててくれないか? いいね?」

 クラヴァッテ様はそう言って、俺はハゲネズミを見るが、俯いているので表情が見えない。キースは何かを察したのか、嬉しそうに扉の前まで歩いて行く。

「さて、これで最後になるが城壁の裏側の件だ。報告書では正面の攻防が激しく、中々たどり着けずに苦労し、命令を無視し先走った囚人兵が、処理した事になっているが?」

「それは違います。援軍が来てもなかなか自分の持ち場に来ないので焦っていましたが、いきなり空に巨大な水の球が現れ、人族達を攻撃していきました。しかもその水は熱湯でした、それを浴びた敵兵が大慌てで、自分達から堀に飛び込んだと思われます。大量の湯気で前が見えなかったので、そうだと思いました、そして人族がいなくなってから囚人兵が辿り着き、その後、全身地面と同じような色をしたカーム殿とキース殿が、奥の方に有る低木の陰から出てきました」

 あーこいつは裏側を防衛してたのか。

「カーム君、正直言いたまえ。どうして裏側にいたんだ?」

「援軍の突撃に置いて行かれ、軍の指揮下にない自分達は遊撃隊として動こうとし、右手側の正面は乱戦状態だったので左手側に回り、左側の人族達は騎馬隊や歩兵が突撃で片付けてたので、裏に回ったら援軍が見えなかったので、魔法と矢で攻撃しました」

「姿が見えなかったと聞いてるが?」

「先ほど言っていた通り、低木の陰から魔法を放っていました、その時キースは魔法に怖気ついて、こちら側に逃げてくる兵士の処理を任せました」

「大体わかった。何故私がこんな時期にこの城に来たのかと言うと、噂を聞いて私自身がカーム君やキース君に、兵士でもないのにわざわざ来て頂く様にお願いした。なのに活躍している様な報告が一切ない。それなのに娼婦や僕が送り込んだ娼婦の噂では大活躍。これはおかしくないかね? ゲビス君」

「いや、あのですね。誰かの陰謀です! 報告書は途中で入れ替わったのです! 私はしっかりと報告書に!」

「だけどね、前に送られて来た君の報告書と、今回送られて来た報告書の文字がそっくりすぎるんだ、文字を書く時の癖もそっくりでね。インクの滲み具合からして、同じ書き方がされているし、かすれ具合も同じだ。あと、紙とインクの香りも同じだと部下が言っていた。君、部屋で煙草をやっているだろう? 紙にもしっかり香りが残っている」

 あの犬耳のメイドさんだろうか?筆跡鑑定とか必要ないなこれ。

「他に言い訳は?」

「……うわぁぁぁぁぁ!!!!」

 ハゲネズミがいきなり叫びだし、クラヴァッテ様に襲い掛かろうとしたので、俺が急いで【黒曜石の苦無】を生成し、剥き出しになっている右手首と、左二の腕に投げつけ阻止した。

 逃げるんじゃなくて殴りに行ったか、まさに窮鼠猫を噛むだな。クラヴァッテ様は犬だけど。

 直ぐに苦無を抜き、傷口を抑えているが痛みで唸っている。

「さてゲビス君、君の処分だけど、堀掃除をさせなかった三日分の兵士の給料と、慰謝料を追加でカーム君に払い一般兵に格下げ、次の物資が届いたらその足で最前線に向かってもらう。解ったね?……あー兵士全員の給料は君が払いたまえ、調べではそれくらいの給金は、今までの軍属歴でもらっていたはずだ。」

手首に投げて右手の腱切っちゃったけど平気なのか?そしてキース、活躍できないで残念だったな。

「あーカーム君、コレ(・・)殺さなければ好きにして良いよ、どうせ戦場で真っ先に捨てるから」

 驚くほど冷たい声を出している、まだ二回しか合ってないが、こんな声を聞いた事がないぞ。

「さて、こいつの部屋に行って給金をカーム君に支払わないとね。君はこいつの止血をして牢屋に入れておいて、処分はカーム君に任せるから。そして君、こいつの部屋に案内してくれ」

 そう言って、真っ先に会議室を出て行く。

 不味いな……あの癖になる煙が出る葉っぱ部屋で焚いちゃったよ……

 そして部屋に付くとクラヴァッテが鼻をしかめる。

「アイツ禁輸品までに手を出してたのか」

 此処は正直に言うか。

「あーのー、クラヴァッテ様、少しよろしいでしょうか?」

「なんだ」

「それやったの……俺です」

「なんだと?」

「日々の嫌がらせとして、知人に教えてもらった草をこの部屋で二日焚きました」

「はーははははははは、そうかそうか! それなら仕方ないよな! 嫌がらせなら仕方ないよな! こんなことされたら、これくらいの嫌がらせになっちゃうよな!」

 腹の底から笑ている。本当に面白そうに……

「さーってと、お金はどっこかなー」

 子供みたいに机を開けて行く。

「おー、僕の所に届いてない報告書がこんなに!」

 わざとらしく驚き、机の上に重ねて行く。そして机を調べ終わるとベッドの藁を退かし始めると箱が出て来た。

「あったぞ、多分これだろう、むー鍵がないな、鍵はどこかなー」

 そう言って枕に、腰に挿していたナイフを突き立て、中身を取り出し、無い事がわかると壁を叩きだした。

 一歩いてはコンコンと壁を叩き「あ、コレはずれる」と言って、ナイフを突き立て無理矢理壁を剥がす。

「あったぞー」

 宝探しをする子供みたいに喜んでいる。本当に貴族様かよ。あの氷の様に冷たい目をする、狐耳のメイドが居ないからってストレス解放とかしてるんじゃないのか?兵士が見ているじゃないか。

「溜めこんでるなーほぼ安全な最前線の砦の中であまり町に戻って来られないからな、溜めるしかないわな! だよな?」

「じ、自分に振られましても。給金はテフロイトに戻ってからの支給になりますから」

 兵士に話しかけ困らせている。

「君、失礼だけど給金幾ら?」

「え? 一日大銅貨七枚ですが」

「少ないね、こんな危険な最前線なのに。この件は少し上に言っておいてあげる。新兵でも最低銀貨1枚くらいかなー」

 アメリカ兵の勤続2年以下で、月給約2500ドルだから、日本円で1日6千から7千円だしそんなもんか、ある意味妥当だよな。よかったな危険手当が付いて。

「んーここの常駐戦力は何人だっけ?」

「百人程度だと記憶しております」

「あー待って、書類も見るから」

 そう言っておきながら、書類も確認している。

「あーあったあった。うん、そうだね大体百人前後で、士官とか治療兵とかその他を混ぜても百二十くらいか、じゃぁ一般兵百人分を五日で銀貨百枚として、金貨五枚か。このお金は私が預かっておくから、この砦から戻ってきたら私のところに来る事、いいね? そのほかに護衛任務の時の報酬と、戻ってくるまでの滞在中の給金も出すからね、あー慰謝料、金貨一枚で良いか」

「……あー、解りました」

「帰ってこなかったら、私が責任をもって故郷に届けるから安心してくれ。キース君、今の私の言葉をちゃんと聞いてたね?」

「はい!」

「もしカーム君に不幸な事故があったら、私と共に同行してくれ、いいか?」

「はい!」

「なら良い。私は少し城主と茶を飲んでから、このお金を持って帰るので、皆は任務に戻ってくれ」

「「「了解しました!」」」


 そういって、ハゲネズミの部屋から、ぞろぞろと全員退室した。

「で、結局カームの酷使は何が原因なんだ?」

「多分私怨だ、書類の他に日記もあって、カーム君を失脚させようとしてたらしい、帰ればよし。疲労で疲れてる所に襲撃があって倒れればさらに良し、ってな具合だね。まったく僕が折角呼んだのにこんな扱いしたら僕が来るってわからないかな?」

 俺の代わりにクラヴァッテが答えたので驚いてなんて返事したらいいのか皆判らず「え、えぇ」と答えるしかなかった。

「カーム君、あいつをどういう風にするんだい?」

「は? え? あー考えてませんでした」

「生きてれば問題無いからねー」

 そう言って手をヒラヒラさせながら、俺達とは別な方に廊下を曲がって行った。

「嵐とまでは行かないが、はっきりしない天気みたいな性格だな。落ち着いてたり、子供みたいだったり」

 キースが口を開き、全員が頷いている。

 あー、明日から普通の生活に戻れそうだ。



閑話


牢屋にて。


「カーム。こいつどうするんだ?」

「縛ったまま人族の入ってる檻に入れたら、殴り殺させそうだから駄目だな」

「ひぃ!」

「拷問しても、生きてればいいんだよな?」

「……だろうね」

「やるか?」

「ひぃぃぃ!」

「いや、俺にそんな趣味はないから……とりあえず俺と同じ目に遭ってもらう事にするよ」

「肉体労働か? 牢屋から出せないぜ?」

「食事は黒パンと干し肉に冷めたスープから始めて、牢屋の中をずっと歩かせて、夜中も寝ないで牢屋の中歩き続けてもらう。とりあえず倒れるまでね、食事中は座らせていいけど、極力早く済ませるように監視してね?」

「わ、わかりました」

「休んだり、止まったらその棒で突っついてね、あと倒れたら呼んでね」

「了解しました!」



 次の日の昼

「カームさん、ゲビス殿が倒れました」

「んー今行くよ」


「あーうつ伏せで倒れたか。目覚めたら、水に砂糖と塩を混ぜた物を与えてまた歩かせてね、大き目のカップで、あー麦酒を飲むような奴ね。塩はスプーン半分砂糖は二杯ね、倒れたら毎回あげてね。多分体の中の水が足りなくなって倒れてるから」

「はぁ?」

「夏場の熱い時の訓練で倒れる奴いない? それと同じさ」

「なんとなくわかりました」

「あーそうそう、食事は一回抜いてね」

(ある意味拷問の方がマシな気がする、優しい人を怒らせたら怖いってこの事か……)



「そろそろ寝て良いよ」

「良いのですか?」

「良いよ」

「ありがとうございます」

 服従する様に成って来たな


 さて、そろそろ食事で死なない程度に苦しんでもらうか。この日の為に有る物を用意してるんだからな。


 三日前

 場所はキッチン。

「すみません、卵一個下さい、あと調理場を少し貸してください」

「構わないけど、何するんだ?」

「秘密です」

 そう言って、俺はプリンを作るみたいにボウルに卵を入れてかき混ぜ、塩と砂糖を入れて木材を削った器みたいなのに入れて、蒸してプリンみたいな物を作る。

「塩の入ったプリンですか?」

「似たようなものだよ、卵ありがとうございました」

 そう言ってキッチンを出て、人肌にプリンもどきが冷めたら指を突っ込み、蓋をして日の当たる塔のてっぺんに置かせてもらい、夜は一緒に毛布にくるまって寝る事にする。

 そしてできたのがカビのコロニーだ。

「肌に付いてる日和見菌だから多分死なないだろう」

 コイツを少し冷めたスープに混ぜて、良くかき混ぜて完成。


「おーいこいつが起きたら、この食事を与えてね。絶対君は食べない様に、あと絶対にスープをこぼさない様に。こぼしたら良く手を洗って、服も着替えてね」

(カームさんはこのスープに何をしたんだ?毒か?殺すなって言われてるのに?)



 昨日から見張ってるが死ぬ様子は無いな、遅行性か?

「あ、腹がいてぇーーあ゛~~~~」

「足を止めるな!」

「腹が!漏れる!」

 う、ひでぇ。ほとんど水じゃねぇかよ、カームさんは何をしたんだ?

 その後歩けなくなり、腹を抱え横たわり動けなくなって。隅にある壷に歩いて行くのにも、足元がふら付いている。

「み、水をくれ」

「あ、あぁ、わかった、待ってろ」

 このスープって俺達も食ってるんだよな?腹が痛くなった奴はいないし人族の捕虜も無事だ、本当に何したんだ?


 その後数日ですっかり痩せ細り頭が薄くなったゲビスを見て『カームさんは怒らせるな』『娼婦を買ったのに抱かずに尻尾しか撫でなかった変人』と言う噂話を聞くまで時間はかからなかった。

 皆口軽すぎでしょう・・・

スコープの下りは適当です。

しょっぱいプリンのカビのコロニーも適当です。

絶対に真似しないで下さい。

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作者が書いている別作品です。


おっさんがゲーム中に異世界に行く話です。
強化外骨格を体に纏い、ライオットシールドを装備し、銃で色々倒していく話です。


FPSで盾使いのおっさんが異世界に迷い込んだら(案)

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