第29話 なんか恨まれてた時の事
細々と続けてます。
相変わらず不定期です。
相変わらず雑な戦闘シーンが有ります。お読みになる場合はお気を付け下さい。
巨大なドロの塊を作ってしまったので、しばらく資材が無く、レンガ焼きの手伝いをしていたが、職人さんが温度管理っぽい事をしていたのでまき割りに徹した。こういうのは、素人が手を出して良い物では無いからね。ただ単にくべるだけならいいんだけど
【スキル・肉体強化:3】を覚えました
流石に3日も斧を振ってれば上がるか。
昼食時に親方が「コン、なんか最近一気に筋肉付いてきたな」とか言って来たので「斧振ってればそれなりに付きますよー」と誤魔化しておいた。
常に肉体強化3%位を維持しててもスキルレベルが上がると、少し差が出るみたいだな、なんか掛け算みたいだ。
仕事が終わり、いつも通りに夕食の買い物をして、銭湯に行った帰り道に。
「いたぞ! 桶持った紺色の奴! てめぇそこ動くなよ!」「こっちだ早くしろ!」「そっちか!」「今行くぞ!」
と別な道でも張ってた4人組が出てきた、この間の酔っ払いですか。
無視を決め込んで「誰に言ってんだこいつ等・・・」的な態度で通り過ぎ様と思ったら「まて逃げるんじゃねぇ!」とか言われた。あーやっぱ無理ですよね。
体感で1分もしない内に全員集合!8時じゃないのが残念だが。
「あーなんですかね? 肌が紺色藍色っぽい人なら結構居ませんか?」
「この通りをしばらく張ってたけど、目が赤くて肌が紺色の奴なんかお前くらいしかいねぇんだよ、この辺じゃてめぇだけだ。覚えておいた方がいいぜ? それにこの間はよくも恥をかかせてくれたな。妙な技かけやがって」
しばらく考える振りをして。
「あーこの間の酔ってた人ですね、酔っ払いに絡まれたと思い、転ばして逃げさせてもらいました。もし怪我したのなら謝ります、すみませんでした。あと貴重な情報ありがとうございます」
にやけながらワザとらしく言う、軽い挑発をして、頭に血を登らせおいてからまた逃げよう。
「お前、俺等が誰だか解ってんのかよ! ランク5の『ドラゴンの牙』だぜ! こっちにもプライドってもんが有るんだ、きっちりやり返させてもらうぜ」
んー厨二っぽくて非常によろしい、こう言うのは解りやすい方が良いからね。絶対どこかのパーティーと名前被りそうだけど。
「あー、じゃぁ転べばいいんですかね? 後ろに何も無いですよね?」
後ろに物が無いか調べて転がろうとしたら「てめぇふざけてんのか!」とか言われた。どうしろと?
「とりあえずボコボコにさせてもらうぜ? へへへっ、この為にしばらく酒も飲まずに張ってたんだからな」
うわー下品な笑いだね、暇人め。ってか街中の暴力行為ってどうよ?帯剣はして無いみたいだけど。
「あーはいはいそう言う事ですねー」
そう言い終ると速攻で仕掛けさせてもらった。
『イメージ・手の中に乾いた細かい砂・発動』
桶を持ってない方の右手に【砂】が溢れて出て来るのが確認できたので。速攻で全員の顔に当てるように豆撒きをする子供の様に全力で投げつけ、当たったのが確認できたので全力で逃げる。正直風呂上がりに砂握るとかしたくないけど家に帰って洗えば済む。
「うわてめぇいきなり卑怯だぞ」「畜生!」「うぇえ口に」「来るぞ気を付けろ」
とか散々言ってるがかなり目に入って見えてないみたいなので逃げ切れるね。んー平和的解決が一番だね。そんな事を思いつつ、何か叫んでいる横を簡単に通り抜け集合住宅に帰った。
部屋に入ろうとしたらヘングストさんとすれ違い様に
「なんかすごい叫び声が聞こえて来るなら来い!卑怯だぞ!とか言ってるの聞こえたけど喧嘩かな?」
「あーさっき風呂帰りに絡まれたので目潰しして逃げてきました」
「ああいうのはしつこいから、問題の先延ばしは良くないねー、一発ガツンとやっちゃいなよ、殺さなければ平気だから」
サラッとすげぇ事言ったなおい。
「まぁ次やられたら考えます」
「気を付けてー」
無駄に美声だからむかつく、明日自警団の詰所に相談しに行こう。
◇
丁度自分で決めた休日だったので、溜まっていた洗濯をして、自警団の詰所まで行ってみよう。
大家さんの部屋をノックする。
「2号室のカームです居ますか?」
「少し待ってて」と言われ3分ほど待ち鍵が開く音と共に扉が開いた。
「何?」
「自警団の詰所を教えてもらいたいなと思いまして、一番近い所は何所ですか?」
「んー、門の所が近いわ」
あそこでも良いのか。
「あー、あの門でも良いんですか? ありがとうございます」
そう言ったらドアを閉められた。意外に心に来るね。その後すぐさま鍵が掛かる音がした。うん。コレは泣ける。
いつもの通り道を使い、門まで露店を覗きながらまったり歩く、帰りに甘い物でも買うかとか考え事をしながら歩いていた。
門の脇の小さなドアを叩き。
「ここでも詰所みたいな事をしてると聞いたんですがー」
そう言ったらすぐにドアが開いた。
「お、今日は仕事じゃないんだな」
この門番とは顔見知り程度にはなっている、と思いたい
「んじゃ話聞くから椅子に座ってくれ」
「昨日夕方町で絡まれまして、どう対処したらいいのかと思い相談に来ました、村では特にこういうことは無かったので」
「んー、大声で助けを呼ぶか、逃げられない場合は殺さない様に抵抗して、助けを呼んだら多分誰かが駆けつけるから。なに、この町は隣人同士の結束が強いから何かあったらすぐに駆け出してくるよ、助けを呼ばない場合は自分で対処できるんだなって思われて、助けに来ないけど、様子見くらいはするさ、殺されそうになったらたぶん出て来るよ」
「意外に適当ですね」
「まぁね・・・冒険者も多いとそういう輩も出て来るからね、王都とかもう少し大きい町に行くと本当にいざこざが多くて町の人も日常茶飯事って感じになってて助けにも来ないよ。大きい町は怖いよ」
「特徴とか知ってるんですけど、言った方が良いですか?」
「どんどん言ってくれ、メモしておくから」
「ランク5のドラゴンの牙って名乗ってました、4人組、全員男、獣人筋肉ヒゲ、水生系素早い痩せ、俺みたいに何だかわからない中肉中背、ローブ着てたから多分魔法使い。こんな所ですね」
「ギルド所属か、一応こっちで報告して置くから、気を付けて出歩いてくれ。報告ありがとう」
「けど馬鹿ですよね、自分で名乗るなんて」
「まぁ、ランクと名前出せば驚いて謝ると思ったんじゃないのかな? まぁ馬鹿だよね」
羽ペンを持ったまま、椅子の背もたれに寄りかかり、両手を広げにやけている。
「こっちは特定が楽で良いけどさ」
その後、少し雑談しながら門に人が多くなってきたので帰る事にした。
クレープ美味ぇ。カスタードクリームがふんだんに使ってあって、季節の果物とか砂糖で煮てあるし、前世のとそんなに変わらないんじゃねぇのコレ、流石に生クリームやチョコが無いからチョコスプレーとかチョコソースは無かったけどな。
久しぶりに食ったな、こっちに来てからクレープを食べてないから美味く感じるな。あー、帰ったら菓子でも作るか、ってか作りたくなった。
手頃なオレンジが売っていたので5個ほど購入、そして砂糖も一応心もとないので購入、家に帰りキッチンでオレンジを綺麗に洗い薄く輪切りにしてお湯で煮る、沸騰したら放置しお湯を捨て、また煮るを2から3回繰り返す、もったいないので一回目の煮汁は砂糖を入れて飲みました、簡易的なハーブティーだ、オレンジの皮も立派なハーブだ、オレンジピールとかって有るし。
煮終わったら砂糖を入れた水に入れ弱火で煮て水分が無くなるまで煮詰める、この後に乾燥作業が有るが面倒なのでレンジでチン、が出来ないので手から温風を出し乾燥させる。その後、オーブンを弱火に調整して様子を見つつ放置、砂糖とオレンジの良い香りが漂ってくる、手を伸ばしたい気持ちになるがまぁ我慢だ。
しばらくして取り出し、まだ水気を含んでるので清潔な布を敷いてそこに広げ乾燥、暇なので実家から持って来たカモミールティーを飲んでると、見知らぬ人がキッチンに入って来た。
背は俺よりも少し低く、銀色の髪をポニーテールにし綺麗な褐色の肌に尖った耳、少し緩い服の上からでも解るスタイルの良さ。多分、いや絶対ダークエルフだ。
「どうも今まで見かける機会が無かったので挨拶が遅れました、2号室のカームです、よろしくお願いします」
「5号室のフレーシュだ」
見事に『これ以上かかわるな』的な雰囲気がバンバン出ているのでそれ以上何も言わなかったが、水を飲みつつキッチンから出ようとしない。なぜだろう、なんかソワソワしている。
そろそろ乾いたかなと思いつつ、手に取って口に含む、うんまぁまぁ。
「お前が菓子を作っていたのか?」
「え? あ、はい、そうですが」
「食べさせてもらったが美味かった、感謝する」
「あーいえいえ、書いて有った通りですから、気分が乗れば作りますよ、今みたいに」
「いただいても良いか?」
あー、食べたかったんですね、意外に可愛い所も有りますね。
「どうぞ、半分は自分で取っておくつもりですからそれ以外なら」
そういうと俺は自分の木製のボウルに半分とりわけ残りは共同所有物のボウルに入れ、書置きを残し去ろうと思ったら
「んんー良い香りですねー今度はオレンジですかー」
そう言いながらヘングストが入って来たので、またキッチンに戻り雑談する事にする。人型用の椅子にはもちろん座れないので足をたたむように座り、手を伸ばして食べている。
「美味しいですねー、料理のできる男の人って珍しいですよね?」
「食堂とかでおっちゃんとか作ってるじゃないですか、珍しくもなんともないですよ」
「いやーお菓子だって作ってるんですよ? すごいですよカーム君は、ねぇ? そう思いませんフレーシュさん」
「男は強く有るべきだ、軟弱な男が料理でもしてればいい」
「きついお言葉ですね、まぁ趣味みたいなもんですよ、料理だって他にしてくれる人がいなければ自然に覚えます」
「趣味なら鍛錬にすべきだ、作ってくれる妻や夫がいなければ食べに行けばいい、まったくこの軟弱な男共は」
そう言いながらドライオレンジを口に運んでいる、なんだかんだで好評だ。
「自分で作った方が安いですよ」
「おやおや、厳しいですねー別にいいじゃないですか、軟弱でも」
「いや、ヘングストさんは軟派でしょう。片っ端から女性に声かけて」
「片っ端じゃないさー、僕が声を掛けるのは乙女だけさ、乙女は何人いても良い物さ」
「なんか、女性に対してすげぇ失礼じゃないですかね?」
「最悪だ。矯正してやろうかこの駄馬め」
かなりきつく睨んでいる、目つき怖いですよ。
「んー僕に愛を囁かれ無いだけで嫉妬しないでくださいよー」
この馬はある意味精神が強いな。
フレーシュさんは無視を決め込んだようだ。
「んー、同じ男として最低ですよ? まぁハーレムは男ならだれもが夢を見ますが、俺は一人を愛したいですね」
「種族の違いから来る価値観の違いさ、僕達はこれが普通なのさ」
「そうですか・・・まぁ女性に刺されない様に気を付けてください」
「正面から刺されたら抱きしめて上げるくらいの寛大さを見せないと」
「はぁ、お大事に」この馬疲れる。
「他の人の分も残しておいて下さいよ」
そう言い残し、早々に部屋に戻ろうと思ったら。
「そう言えば、厄介な奴に目を付けられたらしいじゃないか、昨日の叫び声はお前も関わって居るんだろう?」
ドライオレンジを口に運びながら声を掛けられ「まぁ」と答えたら
「相手はランク5で、4人なんだろ? もしよかったら菓子の礼に処理を手伝うが」
「いやー耳が早いですねー、だけど平気ですよ」
ニコニコしながら言うと。
「貴様のような軟弱な男が4人相手に勝てるのか? それに耳が早いのでは無い、ここまで聞こえたからだ」
「耳が良いんですね、軟弱なら軟弱なりの戦い方もあるんですよ、どんなに卑怯な手を使ってでも、生き残るって意志が有ればどうにかなりますよ」
そう言いながら笑顔で手に黒曜石のナイフを生成し壁に止まってたハエに投げつけ壁に縫い付ける。投擲スキル補正は最高だぜ。当たるとは思わなかったけど。
「おおーすごいね」
「確かに、軟弱と言うにはいささか偏見が有ったな、カームよすまなかった」
お?貴様から名前に昇格ですか、少し気分が良いね。
「でーそのナイフどこから出したの?」
ドライフルーツをモグモグしてる馬に言われ、また椅子に戻り魔法の事で色々と盛り上がり、ぎすぎすした空気は無くなった。
しかも何故か俺が昼を作る事になり、途中から大家さんも来たので4人分を作る事になった。いやーパスタは万能だね。
まぁこういうのも有りか。と思いつつ昼食を終えた、ちなみに評価は上々だった。
壁に開いた小さい傷はばれなかった。
夕方まで部屋で久しぶりにゴロゴロした、鍛錬とかしても良かったが休日なので止めておいた、休むのも重要だからね。
夕食を済ませ、風呂に行くと、また4人に出くわした。
時間もずらさず道も変えない俺も俺だが、いい加減面倒だし『殺さなければ良いよ』って事なので、いやいや相手にしてやることにした。
「てめぇ馬鹿か!同じ時間に同じ道使いやがって、今日こそは許さね」
『バンッ!』と一時的に耳が聞こえなくなる轟音と、目を潰すような閃光が相手の声を遮り。
4人が悶え「卑怯だぞ」「皆気を付けろ」「目がぁー」と大声で叫んでいるが多分お互い聞こえていないだろう。目を瞑るのは当たり前として魔法で耳に粘土で栓をしておいて良かった。
すぐさま肉体強化を10%まで上げ、1人目は膝を前から思い切り蹴り飛ばし『ゴキ』と言う音と共に変な方向に足が曲がり倒れる。
2人目はそのまま目を押さえうずくまっていたので背中の右側、肝臓の位置に手加減無しの踵落としを食らわせ。
3人目は目を抑えたまま大声て何かを叫んでいるが気にせず手に手頃な丸石を魔法で作り出し石で顎を殴って黙らせ。
4人目は目を押さえ仰向けで転げまわっているので遠慮なく顔に踵を入れてやった。多分鼻が潰れたと思う。
多分もう耳も聞こえてる思うので言ってみる。
「相手を襲うなら口上述べる前に叩きのめした方が良いですよ。ごちゃごちゃ言ってると馬鹿みたいですから。高い授業料でしたね」
そう言い肉体強化を3%まで戻し、筋肉痛になってないか確かめるが「うん、大丈夫だな、痛くないし」そう呟いた。
聞いた事の無い大きい音が聞こえ、近所に住む住人がワラワラ出てきたので状況を説明。
太ったおばさんが「昨日もなんか言ってた人達かい? 4人相手に大丈夫だったかい?」
「まぁ、こんな感じで処理しましたし」と足元を見て未だに立ち上がれずに唸っている4人組を見て「死んでないんで平気でしょう? 自警団の人達はいつ頃来ますかね?」
「そろそろ来るんじゃないかねー、結構大きな音が鳴ったし、それと誰かが呼びに行ったし」
そんな事を話していたら、出て来た人達が逃げられない様にと4人を囲んでる。
そうすると、自警団の人が来て4人を連れて行った。
俺も連れて行かれた。
まぁ当たり前だよね、一応状況説明も必要だし。
「俺等は悪くねぇ! アイツが行き成り目潰しをして襲って来たんだ!」
大声で主張するが布を噛まされ静かになる。
「数日前に酔っぱらっていた彼等に絡まれたので、怪我をさせない様にその時は足をかけ転ばせて逃げました。そうしたら昨日は待ち伏せをされて襲われそうになりました、だから目潰しを使い逃げ、今日自警団の方に相談させていただきました。そうしたら『殺さなければ良いよ』って事なので、いい加減絡まれるのも面倒になって来たので、今日襲われそうになった所をやり返しました」
「あー大丈夫報告が来てるね、近所で4人組に絡まれてる肌が紺色の人が居たって言うのが2件、あと、君、今日相談しに来た人でしょ?」
「えぇ、確かに相談には行きましたが、一応何か書いてるのは見てますしギルドの方にも言っておく、と言ってましたね」
「それなんだけど、このドラゴンの牙、他の町でも何かやらかして追放されてるんだよ、だから今回は追放は無しで最前線送りじゃないかな」
「最前線って言うのは?」
「知らないのかい? 今人族と国境線で揉めてるんだよね、だから少しでも戦力って事で送られるんじゃないかな?」
「あー俺1人足の骨折っちゃいましたけど・・・」
「大丈夫だよ、治癒術が使える人が無理矢理直すから、もちろんこの人のお金でね」
「あーそうですか、所で俺への処分は?」
「特に無し、数日絡まれなんとか回避しようとしたけどドラゴンの牙がしつこかったから撃退。何も悪い事は無いよ。ただ死亡者が出てたら君も両成敗って事で最前線だったかもね」
「あー、今後気を付けます」
その後適度に町のルールを聞き家に帰る事にする。桶を抱えたまま。
「おかえり、災難だったわね」
「御迷惑かけて申し訳ありません。」
「迷惑は掛かってないわ。まぁあのままここまで乗り込まれて、荒らされてたら迷惑だったけど、で。罪状は?」
「特に無しと言われました、殺してたら最前線送りだったみたいですが」
はははと軽く笑う。
「最前線は困るわ、だって家賃が入って来ないから」
「あー、それは深刻ですねなるべく死なない様にして、しかも最前線に行かない様心がけます」
「お願いね」と言われ部屋に戻っていく大家さん。
キッチンで「あ゛ー俺の心配より家賃っすかぁ」と息を吐きつつ砂糖を多めに入れたカモミールティーを飲んでから寝る事にする。
キッチンから出る前にフレーシュさんが来て状況を聞いてきたが全員撃退したと言ったら「そうか」と言ってキッチンから出て行った。轟音には追及されなかったし一応心配してはくれたんだな。
あーなんかめんどくさい1日だったなーこれだからしつこい奴等は。
魔法の名前は「砂」です。
部屋割りが少し解り辛いとご指摘をいただきましたのでここに書きます。
1階4部屋の2階建てで、大家さんが0号(部屋番無し)でヘングストが1号、カームが2号となっております。
ですので主人公は3号室ではありません。




