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第15話 肉体強化の魔法を覚えた時の事

細々と続けてます。

筋肉兄貴表現等が含まれますを気をつけください。


20150530 本編に影響が無い程度に修正しました。

季節が夏になり、毎日の習慣にそろそろ変化が欲しくなってくる頃だ。肉体強化とか出来ないのかな?と思い「魔法はイメージです」と言う言葉を思い出す。


訓練所の木と蔦でできた椅子に座り筋肉を隆起させるイメージ、ゲームでの攻撃力や防御力を上げるイメージだ。

(筋肉、筋肉、筋肉、パンプアップ、兄貴、プロテイン、赤筋、白筋、高タンパク、メ○ズビーム、いやいやこれは違うな光魔法だ。ナイスカット!ナイスバルク!ダブルバイセップス、サイドチェスト、兄貴、超兄貴!駄目だ!白筋じゃなくて赤筋だ瞬発力だけ有っても駄目だ!しなやかな筋肉だ・・・)


イメージしたくないが筋肉ムキムキな兄貴の笑顔と爽やかなイケメンの細マッチョを思いかべながらイメージを再開

『イメージ・程よい速筋と遅筋・全身・発動』

「おぉ、なんか体中が固い」

元々太っている訳でも無く、良くて『普通の人』の体格の俺だがこれは少し驚いた。

早速椅子から立ち上がり手頃な石を拾い全力で投擲をする。

バキャ!と言う音とともに木が少しへこみ石が砕け辺りに飛び散り破片が少し木に残る。


「なんかすげぇなこれ、一発で発動出来る俺も俺だけど、けど流石にこりゃ常時発動してるとばれるな」


『女は裏切るが筋肉は裏切らない』

そんな言葉が聞こえた気がする。

けど一緒に『苦労なくしては利益はない』とも聞こえた気がする。

この手も弾丸と一緒であまり使わない様にしないとね。


【スキル・肉体強化:1】を覚えました。


ですよねー。


ついでに光魔法でビーム的な物出したくなってきた、コレはノリで行くしかない!前世で散々見た例の世界的に有名な格闘アニメだ、行くしかない!


『イメージ・可視可能な閃光・手の平から射出、発動』


「○ー○ー○ー○ー波ーーー!」

と言いながら後ろに構えてた両手首を前に出して魔法を発動させる。


が。思っていたような事は起こらず強力なフラッシュライトを霧か煙で可視化させたようなビームが出て、当たった先を強力に照らし、爆発も発火も無く、虚しく終わった。むしろ声に出して雰囲気まで頑張った自分自身が恥ずかしい。

けど子供の頃の夢だったんだよ!あの手首から出すの!


まぁ、あんな派手な奴は俺には似合わないな、『氣』とか『ホーリー・レイ』とかどうやってるか解らないし『ソー○・レイ』とかには圧倒的に面積が足りません。まぁスタングレネードもどきで我慢しますよ、ハハハ・・・応用して目潰しにでも使うか。


【スキル・属性攻撃・光:2】を覚えました。


「えぇーあんなんで良いの?」


と言いながらさらに悪ふざけを続ける、肉体強化を使ったまま超笑顔で、ダブルバイセップスのポーズを取り、頭から光魔法を10発ほど発動させて遊んで、満足して魔法を解除する、そうすると筋肉痛が出た、全身筋肉痛だ、調子に乗って笑顔も作ったから表情筋も痛くて唇も動かせなので声も出すのも辛い。


そのまま全身を引きずる様に家に帰り不自然な動きのまま夕食を取り

「お前、なんか無理してないか? 平気なのか?」

唇を動かさない様に。

「ヘイキヘイキ」

「さっきから全然喋らないし、言葉も片言だ。なにか困った事が有ったなら言え。頼りない様に見えても親は親だ、相談に乗るからな」

「ワカッタ、話せるヨうになっタラハナスよ」

そんな事を言いながら、疲労回復の為に順調に育ってきたラベンダーとカモミールを切ってきてカップに入れて、お湯を入れて砂糖も多めに入れて飲む、気持ち程度に効けば良いや、程度で飲んで日課のトンボ玉作りと筋トレはパスした。

筋肉は一日にして成らず・・・いい言葉だね。本当良い言葉だ。

翌日適度に動ける様にはなっていたので学校は休まないで済んだが、ロクに動けなかったのが厳しかった。



数日練習してみたが、筋肉の付け方と使用時間によって解除した時の反動が大きくなっていくのを発見した。筋肉モリモリマッチョマンの変態みたいになって2時間戦ったら多分1週間は寝たきりだと思う。

サングラスした120%の人?ダメダメあんなの使ったら死んじゃうね。


と言う訳で遅筋が増える様に、毎日の筋トレ量を少し増やし、適度に肉体強化を掛けたりして慣らす、3~5%くらい筋力を上げるくらいなら、まだ何とかなるようになってきた。

スコップを持ってきて肉体強化を適度に掛け木に思い切り振るう。

前回より重い一撃なのか、さらに深く食い込むようになっている。全体的な底上げにはなってるようだ。


筋肉が付けば純粋な投擲距離も伸びるし近距離なら威力も増す、質量も増えればダメージも増える、やっぱり力か。スズランみたいに力が有ればいいんだけど多分アレは種族的な物だからな。槍を横に振って頭の側面に当ててゴブリンの頭を吹き飛ばすとか考えられないわ、全力で突いたら絶対風船みたいに吹き飛ぶわ・・・


とまぁ、夕飯のおかずを一品増やすために森を徘徊徘徊っと。


(あれ猪じゃね?)と水辺の近い少し開けた場所で大型犬をかなり太くしたような物体が動いている。あ、こっちに気が付いて威嚇してない?あいつ


こっちに体を向け背中の毛を逆立て前足で地面掘ってるように見えるね、不味いねコレ。

近代兵器魔法で仕留めたら確実に質問責めは決定、証拠が残らない様に頑張るしかない。

そんな事を思っていたら、全力でこっちに突進してくるじゃねぇか!怖いわ!

仕方ないので10m位の距離から目を瞑り横っ飛びしながら猪の目の前に『閃光』を発動させ轟音と閃光を浴びせ、昏倒している所に速攻で近づきながらスコップを寝かし頭を数回殴打し首にスコップを当て肉体強化を使って足を掛け思いっきり踏み込み喉を切断して速攻で逃げて魔法を解除する。これ位なら筋肉痛は無いからな!


しばらく観察して動かなくなった事を確認してその辺の蔦で前足と後ろ足を縛り、長い棒を見つけてきて4分の1当たりの所で縛り棒の先の方を引きずる様にして一人で獲物を運ぶ時の方法を試しなんとか村まで運ぶ。

またワーウルフのおっさんに見つかるが、今回は怒られなかった。むしろ感謝された。

「おいおい、それ肉屋に売れよ、そうすれば酒場で美味い肉が食えるんだぜ?」

「まぁ、家で食べる分取ったら売ってきますよ」

と、さしあたりの無い会話を交わしつつ

「なんなら俺が腑分けしてやろうか?」

と収穫祭の事を覚えてるようだ。

「多分父さんもできると思うので、父さんに習いますよ親子のコミュニケーションも大切でしょ?」

ははは・・・と軽く笑いながら家に帰る。


家に帰ると

「あらー猪?今日はごちそうねー」

とか言ってどうやって仕留めたとかすら聞いてこない。聞いてきたのは父さんだ。

「どうやって仕留めた。」

目が笑ってませんよ父さん。額に付けた傷を理由にして

「突っ込んできた所をギリギリで避けて頭にこんな感じで何回か思いっきり切りつけてその後にこう!」

といいながらスコップで切り付ける仕草と土を掘るみたいな仕草をする。

「お前がそう言うならそれでいい。あまり危ない事はするなよ」

と言われ、猪の解体を教えてもらいながら見ていた。見ているのも勉強です。


家で食べる分を少し多めに切り分け、新鮮なうちにしか食べられない内臓系も半分ずつ切り分け残りは肉屋へ持って行き、売上を貰ったが2割だけ貰って後は親に返した。

「お前の仕留めた獲物なんだからお前が金を貰え」と言ってきたが「解体代だよ」と言っておいたがなんか納得してないみたいだ。冒険者時代の癖かなにかだろうか?半分なら納得したのかな?


次の日の酒場は、多めの肉料理で大いに賑わったらしい。


ちなみに家のお肉は大量に塩付けにされてました。しばらくは猪肉が食卓から消えませんでした。

胡椒が欲しいです。もしくは肉料理に合う香草。

動物にスタングレネードとかって利くんですかね?


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作者が書いている別作品です。


おっさんがゲーム中に異世界に行く話です。
強化外骨格を体に纏い、ライオットシールドを装備し、銃で色々倒していく話です。


FPSで盾使いのおっさんが異世界に迷い込んだら(案)

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