表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

そのたんの短編集

Strawberry War

作者: そのたん

今回はれおまるさんから頂いた「イチゴ大福」で短編書きました。そして三作品目にしてこのシリーズ初の兄妹の会話があります。


私がスランプのため息抜きで書いてあります。クオリティは当然低いです。

 今日のおやつはイチゴ大福だった。

 僕はイチゴ大福が大好物なので、食べられるとならば正直嬉しいものだ。

 だが、イチゴ大福が好きなのは僕だけじゃない。妹も大好きなのだ。

 そしてその妹が虎視眈々と僕のイチゴ大福を狙っている。

「……渡さないからな?」

「うん、わかってる」

 そうは言いつつも、目が完全に獲物を狙う獣のものと同じだ。

「……渡す気はないからな」

「よこせ」

 さっきと言ってることが違う!?

 そうこうしている間に妹はすでに自分の分を食べ終え、本格的にとうとう僕の物に狙いを定めたようだ。

 よし、この場を離れよう。

 そう思って立ち上がると、妹が出口を塞ぐように先回りしていた。

 そして、さながらゾンビというべきなのか、ゆっくりと僕に近寄ってくる。正確には僕の手に握られているイチゴ大福になのだが。

 くっ、イチゴ大福はゆっくりと味わって食べたいのだ。妹がいるんじゃそれが叶わん。

「フシャーッ」

「やめろっ、粉が飛ぶ!」

 変な奇声を発しながら妹が飛び込んできた。

 取られまいと必死にもがいてみるが、無情にもイチゴ大福は妹の手に渡ってしまった。

 イチゴ大福を頬張る妹。その幸せそうな表情を見ていると、何だか怒鳴ることができなくなってしまう。

 僕は嘆息すると、後で妹にバレないようにイチゴ大福を買ってきて一人で食べようかなと思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] やはり妹というものは…………フフ…………フフフフ…………おほん!失礼、取り乱しましたね [一言] こちらこそ思い付きで書いたものをお題にして頂いてありがとうございます!御馳走様でした
2013/06/03 18:49 退会済み
管理
[良い点] 妹が獲物を狙うネコを思わせてかわいいです。 [気になる点] タイトルが脱字です。 Strawberryのrが抜けてます。 [一言] 息抜きでサラッとこれだけ書けるの素晴らしいです。
2013/06/03 18:20 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ