九七式中戦車（改一）

　歴史改変シナリオとして、九七式中戦車の主砲を強化し、対戦車戦闘能力を向上させました。

　史実では九七式中戦車は18.4口径57mm砲を搭載していましたが、本シナリオでは開発当初から対戦車戦闘を重視し、以下の新型砲が開発・採用されたと仮定します。

・標準型主砲「試製九七式50口径57mm戦車砲（仮称）」
　史実の九七式57mm砲（18.4口径）よりも遥かに長砲身化され、榴弾による歩兵支援能力を維持しつつ、一定の徹甲弾（AP）性能を持つ。

・対戦車専門砲「試製九七式70口径57mm戦車砲（仮称）」
　標準型と共通の砲弾（薬莢）を使用できる長砲身・高初速砲。徹甲弾に特化（榴弾も撃てる）しており、当時の主要な戦車の装甲を貫徹可能。

　この新型砲を搭載した九七式中戦車は「九七式中戦車（改一）」と呼称され、各中隊に標準型装備車と長砲身型装備車を混成させた「対戦車戦小隊」が組み込まれた新しい戦車連隊編成が導入されました。