7/23 体裁を保つということ
最近 取材をいただく機会が増えた 年齢のせいだろう
取り立ててニュースにするようなことは何一つしていないが、何事も継続であるらしい
しかし聞かれることはだいたい同じだ
こなすうちにパターンがわかってきた
自分が何者で 社会にどんな貢献をし
今後何をしていこうか あるいは 似たような課題を持った人へのアドバイス
最初は私の言葉など 誰に届けたところで
何の意味もないと思っていた
だがある日唐突に気付いた
私は自分自身に対して語りかけているのだと
諦めずに続けろとか 目的を見失うなとか
ずいぶんきれいごとを言うと皮肉ぶる一方で
そういった言葉を外に発信することで
体裁を保ち、頑張って生きている自分が
唐突に強く、努力家に思えた
翌日には 敗れた夢を抱えて 一歩も動けずに寝ていたり
人として当然にやるべきことをサボって不誠実でいることもある
一番近くにいるからこそ 自分のことを信用できないのだが
そんな自分が メディアに向かって吐く言葉は
自分自身が一番必要としている言葉なのだ
そんな自分が自分の期待に応えるとするならば
私が一番好きなのは 私が紡ぐ文章だ
もっと狂い咲いたものを読んでいたい
だから 明日の自分のために記録を残そう
これが日記を再開した経緯である