謁見
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「次席宮廷伯、フォックスブラウンだ。参陣を陛下にご報告したいので目通りをしたい」
レインは野営の中で最も大きく華美に飾られた天幕を護る兵にそう伝える
「はっ、暫くここでお待ちください」
「うん、頼む」
兵は一礼し天幕に入る
「で、何の用ですか?ドークール王都大司教。何やらいつもよりご機嫌が良いようですが」
天幕から出てきたニコニコとした小太りの大男はレインに目を向ける
「さっき、我の配下から聞いたがその方、供回りに何やら良い頃の男子を連れているときいてなぁ。どうだ?少し貸してはくれんか」
大男の奇怪な笑い顔にレインは眉をひそめる
「申し訳ありませんがそれは私の従弟であり義弟、王都大司教でも容易く貸すわけにはいきません」
勘弁しろよこの大豚野郎が、アイスを貸すわけ無いだろ
「ふぅむ、そうか。まぁ我はその方でも構わんのだがな」
「ご冗談を。では私は陛下に謁見するのでこれで」
レインは天幕から出てきた兵に促され王の天幕に入る
た、この兵は仕事ができるな。あとで礼でもいわないと。それより今は謁見だ、集中しないと
「陛下。レイン・ド・フォックスブラウン、只今参陣しました。参陣が遅くなり申し訳ありません」
「うむ、大儀である。此度の狩りでの其方の働き、期待しておるぞ」
「はっ、必ずやご期待に沿えるよう努力いたします」
頭を下げ、レインは王から言葉を賜る
「よろしい。所でレインよ、其方の今回の供に帝国貴族の子がいると聞いたが真であるか?」
「私の従弟でございます。お望みとあらばこの場に呼びますが?」
「いい、しかし其方の従弟というと……国境のブラウン大公の子か、面倒だな」
「と、いいますと?」
王は髭を撫でながらレインに歩み寄る
「わが王国貴族じゃよ。貴族らがこれを知り、万が一其方の従弟を殺せば我が国と帝国は戦になる。絶対に知られぬように努めよ、いいな?」
「心得ております。陛下以外の者には知られぬように努めます」
「うむ、では下がれ」
「失礼します」
レインは礼をし、天幕をあとにした
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