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火傷

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「畜生、痛ってぇ。あの野郎、いや、尼か?まぁいい。アイツ、こんな傷つけやがて」

フラムという男はある森で足を抱えて座り込んでいた

「随分酷くやられたな、フラム?」

フラムが背中を預けていた木の裏から中背の痩せた女が出てくる

「いたのか、レゼン。お前が自分から来るとは珍しいな、普通は心配すらしないのに」

「あんまり遅いと客に何か言われるから、しょうがなくね」

「人と話すの苦手だもんな、お前」

「うっさい」

レゼンはフラムの足に目線を落とす

「それ、どのくらいで治せる?」

「常人なら二月だな、まぁ15分治癒魔法使ったら全快だが」

「じゃあよろしく」

レゼンはさっぱりと言い切る

「お前なぁ、治癒魔法をそんなに使ったら魔気()が切れて野営まで飛べねぇよ」

「自業自得、どうにかして」

「しょうがねぇ、応急処置だけして後で魔法掛けるか」

フラムは足に魔法を当て、傷を最低限治した

「後は野営に帰ってからだな。帰るぞ」

「はいはい、じゃあこれ持って」

持っていた鞄をレゼンはフラムに投げ渡す

「おい、けが人はもうちょっと労われよ」

「関係ない、総裁命令。持って」

「チッ、遠慮とかは全くないのかよ、この悪魔」

浮かび上がったフラムはレゼンに軽口をぶつける

「自業自得でしょ。それに、悪魔ってのはどっちもそうじゃない?」

「あぁ~、確かに。それもそうだったな」

妙に納得したフラムは野営の方角に飛び始める

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