作戦会議
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「ここだね」
アメリアは最後の階段を飛び降りる
「この門の向こうにボスがいるんですよね」
アイスは鎖が大量につけられた門を眺める
「そう、ここのボスはミノタウロスっていう。でっかくて牛の頭をした巨人、ここのボス部屋はかなり広いから巨人でも動きやすい。だからここでは前衛と後衛に分かれるのが良い」
「そうなんですね、それで、僕はどっちですか」
アイスが多少の見当をつけながら聞いた
「アイスは今回前衛ね、私は後衛をするから」
「やっぱりそうで……ん?僕、前衛ですか?」
「そう、アイスが前衛」
アイスが目を丸くして固まる
「いや、無理。無理ですよ、死んじゃいます‼‼‼」
「いやいや、ベルゼブブのあの矛かりればいいじゃん」
「いや、武器の問題じゃないです。近接戦闘とか僕全く分かりませんからね?下手したら本気で死にますよ」
アイスが混乱しながら必死に断ろうとする
「大丈夫だって、体が勝手に動いてくれるから」
「何ですかそれ、全然信用できないですよ。勘弁してください」
「はぁ。アイスって確か甘い物、好きだったよね」
「はい、そうですけどそれがどうか」
アイスが言葉の意味が分からずに聞き返す
「これが終わったらご褒美に好きな菓子、一杯買ってやる」
「それ、本当ですか」
アイスの目の色が変わり、身を乗り出す
「しょうがないからね、こうでも言わないと絶対やらないでしょ」
「……はい」
「やっぱり、決まりだ。じゃあ今から作戦話すよ」
アメリアが杖で床に絵を描く
「この丸がアイスでこの三角が私、それでこの四角がボスね」
「はい」
アイスはしゃがんで絵を見る
「まず、門が開いたら私が煙幕をすぐに張るから、アイスはそれに隠れてボスに突っ込んで。この時に足を狙って動けなくして貰ったら助かる」
真剣な顔になったアメリアは絵をかきながら作戦を説明する
「分りました、それで、その後は」
「煙幕が晴れたら私が頭を炎魔法で潰しにかかるから、その間に確実に腕を切って攻撃力も無くす。そしたら後はその時に状況を見て指示する」
「分りました」
2人は立ち上がってそれぞれの武器を出現させる
「僕は、これを一人で使うのは初めてです。大丈夫ですかね」
「大丈夫だよ~。悪魔の武器は使う時ににね、何となく体の動きをどうすればいいか何故か分かるんだよ。理由は知らないけど」
「はぇ~。凄いですね」
「そうだよね、私もお陰で助かってるし」
アメリアは一応にと取り出した太刀をゆっくりなぞる
「アイス、準備できた?」
「はい、ばっちりです。師匠、僕がヤバくなったら助けてくださいよ」
「分ってる、じゃ、始めようか」
アメリアは門の前に立ち、手をかざして魔法陣を創る
「門よ開け
アメリアが唱えることによって門に張り付いていた鎖が消え、ゆっくりと門が開きだす
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