迷宮攻略2
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「「「せーのっ!」」
2人が息を合わせ、扉を押す
ドドドドド……
片方の扉がゆっくりと少しだけ開く
「重かったですね。あと師匠、肩つかまないでくださいよ、余計重いですから」
「そうだねぇ、昔は一人で開けれたはずなんだけどなぁ。体力落ちたかなぁ」
アメリアはアイスの肩を掴んで息を整える
「ずっとグ~タラしてたからですよ。そりゃあ体力も力も落ちます」
「だねぇ、毎日運動した方が良いかなぁ」
「絶対その方が良いですよ、今に病気にかかっちゃいます」
アメリアは座り込み、水を飲む
「だよねぇ。だけどまぁ、罹ったら治癒魔法で直せばいいし」
「本当に動きたくないんですね」
アメリアは首を縦に大きく振って答える
「はぁ、回復完了。行こうか」
アメリアがぴょんと跳んで立ち上がる
「はい。でもこんな大きい迷宮をどうやって攻略するんです?下手したら迷って一生出られずに死んじゃいますよ」
最初の長い廊下を歩きながらアイスはアメリアに聞いてみる
「まぁ、ダンジョンってのは本来迷いながら攻略するんだけど。七層もあるこんだけ大きいと迷ったら出れなくなるからね。ま、そういう時のための……」
アメリアはローブのポケットをごそごそとまさぐる
「テレレッテレ~、昔来た時に描いた地図~」
「何ですか、その薄い古紙の束。しかも字が汚くてなんて書いてるか分かんないし」
「悪かったね、字汚くて」
アメリアがムッとしながら地図を読む
「あ~、こっちだね。あとアイス、ここは罠が無いけど出てくる魔物がバカほど強い。後ろに気を付けてて、不意打ちなんてされたら最悪二人ともお陀仏だから」
「了解です。常に周囲探知魔法張りますね」
「ありがと。何か来たら教えて」
「わかりまし…た」
アイスが何かに驚き、足を止める
「ん?どうしたのアイス」
アメリアはアイスの異変に気付き、自らも足を止める
「師匠、ここって師匠以外知らない筈の迷宮ですよね?」
「そうだけど、どうかした?」
「人がいます。多分、第二層です」
「え?本当?人いるの?」
アメリアが頭に?を浮かべ、確認のために自らも探知魔法を使う
「あ、ホントにいる、しかもかなり強そう」
アメリアも人の気配を感じ、警戒し始める
「これは、悪魔も憑いてる。大丈夫かなぁ、敵意あっても絶対戦いなくないし」
「何でですか、敵意があったら倒せばいいじゃないですか」
アイスがキョトンとして言った
「いやねぇ、ダンジョンって狭いじゃん。それでもって私の攻撃魔法は広い場所じゃないと使い勝手が悪いから、強い奴と戦る時は外でやりたいの」
「あぁ、そうなんですね」
アメリアが杖を回しながら説明する
「まぁそんなことはどうでも良くて、あの人影、こっちに来てるね。逆探知されて気付かれたっぽい」
「あ、ホントだ。気付かれたっぽいですね、逃げます?」
「いや、一旦見てみる」
アメリアはそう言って太刀を出現させた
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