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夜ご飯の戯言

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「できた」

アイスがシチューのたっぷり入った鍋の前で呟く

「お、出来た?じゃあ食べよっか」

アメリアが我慢できなさそうにウズウズする

「待ってください、まだお皿についですらありませんよ」

「あ、そっかごめん。でも腹減った、早くして」

「分ってます」

急かされながらもアイスは慎重にさらにシチューとサラダを盛り付ける

「あ、野菜いっぱいある。少し減らしてよ」

野菜が嫌いなアメリアは自分の皿に盛られたサラダを見てから、アイスに減らすよう頼む

「だめです、ちゃんと食べて下さい。好き嫌いはダメです」

「えぇ~、そんなぁ」

アメリアが不満を口にするがそんなことを気にせずにアイスは自分の夜ご飯を頬張る

今日はいつもより少し良くできたな、美味しい

アイスが笑顔で自分のシチューをどんどん食べる

「アイス、今日はよく食べるね」

アメリアが横からスプーンでアイスの頬をつんつんと突く

「おなか減ってますから。ずっと動いて、魔法撃って、そりゃあお腹減りますよ」

「そうなんだねぇ、私はずっと寝てたからわかんないや」

アメリアが小さい欠伸を吐き、積み上がっている袋を指差す

「で、今日だけで何体のモンスター殺れたの」

「下級魔獣219、ゴブリンとかの魔物を291。それに上級の魔獣を30きっかり、しめて540体と晩御飯用の普通の動物です」

アイスが指を折って数える

「はぁ?一日でそんなに?なんかズルしたでしょ」

「い、いえ、してませんよ」

アイスは詰められたことで簡単に動揺した

ハッ、やっぱりアイスは押しに弱いねぇ。まぁ大抵ベルゼブブに手伝ってもらったとかかな

アメリアは押しに弱いアイスをからかいながら予想をする

「やったよね?何か、なにしたの?」

アメリアは面白くなり、笑いをこらえながらアイスを詰める

「す、すいません、ベルゼブブに魔法教えて貰いました」

「ん?それだけ?」

「はい」

意外にもずっと小さかったズルの内容を知ったアメリアは急につまらなさそうになる

「なんだ、期待して損した」

「期待って、何を期待してたんですか」

「だって、ほら。(ズルする時は徹底的に)、っていうじゃん」

「なんですかそのことわざ、僕知りませんよ」

「当然、今私が作ったんだから」

アメリアはなぜか誇らしげに語った

「何いてるんですか。もう」

「わかんない、なんか面白かったから揶揄っただけ」

アメリアが悪童の様な笑いをする

「まぁいいです、ほら、早く食べますよ。さめちゃいます」

「そうだったね、じゃあ改めて」

「「いただきます」」

2人の声が静かな草原に響いた

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