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寝起きの夕食作り

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「帰りましたよ~、って、いないし」

アイスはテントの前に降り立ち、紅い麻袋をどさりと脇に置い

「ん、まさか」

まさか、まだ寝てるとかじゃないよね。うん、そうだ、もう夕方なんだからまだ寝てるわけない

目の前のテントが目がついたアイスは慎重にテントを開ける

「グゥゥ…」

「やっぱり居た」

テントの中でぐっすりと寝ているアメリアを見つけたアイスは「はぁ、」とため息をつきながら起こそうと試みる

「師匠、起きてください。もう夕方ですよ!」

「むにゃ、やだぁ、あと1時間だけ」

「い、1時間?」

どれだけ寝坊すれば気が済むんですか、ウチの師匠は

アイスはいつものもう慣れ切った呆れを感じながらアメリアをもう一度起こそうと試みる

じゃあ、今度はちょっとだけ趣向を変えて…

「師匠、ご飯できましたよ」

「ん、ご飯?今行く」

アメリアは先ほどと違い俊敏に反応し、むくりと起き上がる

「あれ、何もないじゃん」

アメリアがテントから出て周りを見るが食べ物らしきものは全くなかった

「当然ですよ、嘘ですから」

「嘘?もしかして私、はめられた?」

アメリアが悔しそうな顔をしながらアイスの方に振りかえる

「はい、じゃあ晩御飯作るの手伝ってくださいね」

「私が、アイスに?」

「そうです」

プルプルと震えるアメリアは苦虫をかみつぶしたような顔で地面に崩れ落ちた

「くそぉ、やられた」

「今日は手伝ってくださいね、なんたって今日はいくらでも手が足りないんですから」

そう言われたアメリアが諦めたように立ち上がってアイスの方に向かう

「で?何すればいいの、私は」

「じゃあ、師匠は今日狩ってきた魔鳥を捌いて干し肉にしてください」

「何羽やればいいの?」

アメリアは魔法で鉈を取り出す

「じゃあ狩ってきた31羽全部お願いします。僕は今日の晩御飯作るので」

「多いねぇ、少しは減らしてくれない?」

「ダメです、腐りますよ?いいんですか」

アイスは野菜を切りながら冷静に返した

「あ、やっぱそうだよね。やるしかないかぁ」

傍にあった魔鳥をおもむろに手に取り、アメリアはその首に鉈を振り下げた

「あ!アイス、ちゃんと血抜きして無いね、ダメだよ。腐って食べられなくなっちゃう」

アメリアが真面目に言うとアイスは面白そうに少し笑った

「何が面白いの?」

アメリアがムッとしてアイスに問う

「いや、だって師匠がこういう食べ物が絡むときだけ真剣になるのが面白くて」

アイスが愉快そうに笑いながら料理を続ける

むぅ、私はいつも真剣なんだけど

アメリアはそう思いながら淡々と鳥を捌いていく


「ぬん!…っはぁ、ようやく終わった」

アメリアが鳥たちを捌ききり、椅子代わりにしている木箱に座り込んだ

「おわりましたか?」

「うん、後は塩で味つけて魔法で乾燥させたら終わり」

「あ、だったらちょうどいいですね、もうすぐこっちも終わりますよ」

2人が並んで喋りながら料理を進める


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