魔物狩り1
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さて、どうしよ
草原を歩くアイスが杖を回しながら考えをめぐらす
「都合よく魔物が出てくるなんてことは、」
そう呟いたところで後ろから矢が飛んでくる
「あるんだよね~、やっぱ僕は運が良い」
アイスが杖をつかんで振り返る
「3,4,5体、うーんやっぱり生で見ると少し怖いな」
少しずつ近づいてくるスケルトンを不気味がりながらアイスは魔法を繰り出す
「焔」
ゴオッ!
激しく骨が燃える音と共に赤い炎が杖から放たれる
「すご、師匠から一通り教えて貰ってて良かった」
アイスは背負っていた大きい麻袋にスケルトンの肋骨を一本ずつ入れる
「だけど、これじゃあ切りがない。ま、そういう時は」
アイスは近くの木の傍に寄る
(助けて~、ベルゼブブ先生~)
「なに?」
アイスが念じると地面の魔法陣からベルゼブブが現れる
「魔物を大量に手っ取り早くせん滅する方法教えて」
「あ~、うし、ついて来な」
ベルゼブブが何かを感知し、アイスに付いてくるよう促す。
アイスがベルゼブブの後を飛んでいると掘っ立て小屋百軒ほど乱立した場所が草原の中に見えた
「なんです、あれ」
アイスが空中で静止して聞く
「ゴブリンの集落、何体居るか分かる?」
「ちょっと待ってください」
アイスが目を閉じて探知魔法を使う
アイスの脳内に多くのゴブリンの影が映り、それをアイスはカウントする
「ざっと150から200って所です」
「当たりだ。だが正確には182、まだ正確性が足りないな」
しかしそこでアイスがベルゼブブに尋ねる
「子供、いますけど本当に、」
ベルゼブブがかぶせ気味にすぐ言葉を返す
「問題ない、自然の循環の範疇だ。やっていい」
「でも子供を殺るのは、ちょっと」
アイスが反論をするもベルゼブブはすぐに答える
「甘い、そのゴブリンも大きくなれば人を襲う。ならば今のうちに消しておけば将来襲われる人間もいなくなる。そう考えろ」
ベルゼブブの答えにアイスは若干の恐怖を覚えながら杖を振り上げる
「死」
アイスが呟くと下にいるゴブリンから青白い火が浮き出てくる。そしてアイスが杖を振り下ろすとその多くの火が一瞬にして潰れた
その瞬間にゴブリンたちが全て地に伏した
「じゃ、回収しますか」
アイスが地面に降り集落だった小屋の群れに向かう
そこでベルゼブブがひっかかったことを聞く
「何を?」
「心臓、全部綺麗に抜き取るから手伝って」
アイスは答えながら手際よく抜き取った心臓から血を抜いて麻袋に詰める
「お前の師匠、かなりヤバいとこもあるんだな」
「僕もそう思いますよ、師匠って稀にとんでもないこと言いますからね。しかも笑いながら」
「うわ、流石に悪魔でも引くレベルだわ」
ベルゼブブは心臓を抜きながら軽く笑う
「ですよねぇ」
アイスも共感をしながらゴブリンの心臓とスケルトンの肋骨でパンパンになった袋の口を閉じ新しい麻袋を取り出す
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