チェス
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三週間後・・・
「今日は何だか騒がしいですね」
アイスが石でできたベッドの上で暇そうに呟く
「何かあったんじゃない?他の囚人が脱獄しようとしたとか、ほい、チェックメイト」
「くそ負けた、まぁ私らには関係ないことだろ、それよりもう一回やろうぜ」
「ん、」
ラプラスとアメリアは魔法で作ったチェスで遊びながら言葉を返す
「師匠、それもう何回目ですか?」
「知らない、600回目からは数えるのやめたから」
「それ何日前の話ですか・・・」
アイスは絶句しながらも二人の対局を見る
「むぅ、アメリアお前上手くなったな」
「そりゃあやること無くずっと看守に見つからないようにこれしてるからね」
「ハハハ、確かに」
「もう僕もずっと見てるので二人の手も大分読めるようになってきましたよ」
「そうか、じゃあ次は私と変わるか?」
「そうします」
「ラプラス、よそ見なんかしてる余裕あるの」
アメリアが不満そうに言う
「ん・・・ん?」
ラプラスの額から汗が出てくる
「いや、そんなわけ、えっと」
「もう無理ですね」
横からアイスが冷静に告げる」
「あぁ、詰んでる」
「適当にするからそうなんだよぉ」
アメリアが高慢な笑いを浮かべる
「クソが!連チャンで負けた、アイス頼むわ」
ラプラスが床を叩いて悔しがる
「任せてください、仇は取ります」
アイスとラプラスが位置を変える
「くくく、私に勝とうなんて十年、いや百年は早いよ、アイスくん」
「大分調子に乗ってますね、一回負かしてやります」
「やれるもんならやってみな、アイス君」
アメリアが調子に乗った笑顔をまた浮かべた
「じゃあ、行きます」
アイスは先に駒を動かし始める
約一時間後
「ぬ〜ん、こうだ」
「よし、チェックメイトです!」
アイスが駒を動かして勝利を確定させる
「ぐわ、負けた、畜生〜アイスに負けちゃった」
「調子に乗って考えずに打つからそうなるんですよ」
「はぁい、すいません」
「それに・・・」
アイスがくどくどと説教をする
「・・・良いですか、師匠?」
「はぁい」
「くっ、ププ」
説教が終わったタイミングでラプラスが我慢できずに笑い始める
「あはは、これじゃどっちが上なのかわかんねぇな」
「何ぃ〜どこが面白いのよ」
「全部」
ラプラスは即答してさらに高く笑う
「ぐぬぅ、何も言えない」
「ラプラスさん、流石に師匠も僕よりちゃんとしてる事もありま・・・無いかも」
「アイス、それ援護しようとして逆に攻撃してるよ」
「はぁ」
そんな他愛のない話をしていると格子の外から看守の声が聞こえた
「点呼ぉ!囚人共は全員牢の前に立て!」
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