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賭け

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「えぇっと僕の番号は・・・」

アイスは張り出されている予選のグループ分けの表から自分の番号を探す

「あった、Aグループだ」

アイスは自分の番号を見つけてから観戦席に戻った


「何番のグループだった?」

アメリアが戻ってきたアイスを見つけて声をかける

「Aでした」

アイスはアメリアの隣に座りながら答える

「あっそう、ならあんまり強そうなのは居ないね」

手に持っていた新聞の様なものを読みながらアメリアは言った

「何読んでるんですか?」

アイスは覗き込んで聞いた

「予選のオッズと予想、当たったら小遣いが手に入る」

「ギャンブルですか、外さないで下さいよ」

アイスが呆れたようにため息をつく

「アイス以外に賭けてないから、外す心配はないよ」

アメリアは笑顔でアイスの方を向く

「えぇっと、僕にいくら賭けたんですか?」

アイスは嫌な予感がして冷や汗をかいた

「よくぞ聞いてくれましたアイス君、賭けたのはガリア銀貨20枚、当たったら100枚になるよ」

アメリアは満面の笑みで答える

「銀貨20枚⁈今の僕らの所持金の半分ですよ、何してるんですか師匠!」

アイスは驚いて立ち上がり大声でアメリアに迫る

「ダイジョーブ!アイスはどうせ勝つから安全だよ、それに負けても半分は残るんだから」

「何言ってるんですか、もし僕が負けたら大変なことになりますよ」

アイスは頭を抱えて席に再び座った

「アイスが負けるわけないじゃん、ほら見てみて、アイスのグループの奴らって大抵は御貴族様方のボンボンなんだから余裕だよ」

アメリアがアイスに予想表を見せる

「そうですけどぉ、万が一って事があるかも」

「ないね、絶対ない、それにあってもらったら困る」

「それって確証ないじゃ無いですかぁ」

アイスがアメリアの体を揺らして問い詰める

「いけるいける大丈夫だって、あと揺らさないで、酔うから」

アメリアは揺らされながらも呑気に言う

「あっはい、すいません」

アイスがアメリアの肩を放して揺らすのをやめた

「だけど本当に大丈夫なんでしょうね、僕より強いのいませんよね」

アイスは心配になってもう一度確認した

「うん居ない、まぁいても悪魔の力を使えば勝てるし」

「だったら良いです」

アイスは少し安心してため息をついた

「おっ、そろそろ行った方がいいんじゃない」

闘技場の鐘が集合の合図の音を鳴らした

「そうですね、行ってきます」

アイスが鞄から杖を取り出して席を立つ

「行ってらっしゃい、3分以内に終わらせたらご褒美あげるから頑張ってね」

アメリアがアイスに励ますように声をかけた

「わかりました、楽しみにしてますね」

アイスは返事をして下の会場に降りて行った


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