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寝起き

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「にゅやっ」

ガタンという振動で馬車と共にアメリアの体が揺らされる

「うぅん、起きちゃったや」

アメリアはいつものように伸びをしてアイスに話しかける

「アイス、後どれくらいで着く?」

アメリアの向かいで本を読んでいたアイスが答える

「はい、多分ですけどあと30分もかかりませんよ」

「ちょうど良く起きたなぁ、さてと酒呑も」

アメリアは当然のように懐からビンを取り出す

「ったぁ〜美味え、やっぱり寝起きの酒は最高だ」

アメリアは笑顔でアイスに酒を勧める

「アイスも飲む?うまいよ」

「いや結構です、僕まで酔ったら師匠が暴走しますから」

アイスはキッパリと断る

「つれないねぇ、だけど確かにアイスまでよっちゃったら危ないかもね〜」

アメリアが呑気な笑顔を浮かべる

「そうですよ、あと師匠なんか酔うの早くないですか」

アイスはすでに赤くなったアメリアの顔を見る

「馬車が揺れるから酒が回るのは早いけどねぇ、まだ酔ってないよぉ」

アメリアがはっきりしない呂律で答える

「やっぱり酔ってますね、没収です」

アイスがこれ以上飲ませまいとアメリアから瓶をを取り上げた

「なんでぇ」

アメリアが悲しそうに俯く

「ほら師匠、お水です」

アイスが魔法で作った水をアメリアに渡す

「あんがと、眠い、寝る」

アメリアがそういってから水を飲み干して再び寝ようとする

「ダメですよ師匠、もう着くので我慢して下さい」

アイスがアメリアの体を揺らす

「わかったよぉ、わかったから揺らすのやめてよぉ、気持ち悪いんだからぁ」

気持ち悪そうにアメリアが喋る

「わかりました」

アイスが体を揺らすのをやめアメリアの体を起こす手伝いをする

「師匠自分で起きて下さいよ、僕力ないんですから」

「うん」

アメリアが完全に体を起こしてからもう一杯水を飲む

「景色も変わってきたねぇ」

アメリアは幌に造られた窓を除く

「そうですね、もう王都に入ってるでしょうし荷物の準備しましょうか」

アイスが手早く荷物を下ろす用意をし始める

「そうだねぇ」

アメリアも自分の鞄を取って肩にかける

そうしていると馬車が宿のある路地の表についた

「お客さん、本当にここでいいのかい?宿町はまだ先だぜ」

御者が馬を止めて話しかけてくる

「はい大丈夫です、僕たちの宿ここら辺なので」

アイスが荷物を持って馬車から降りる

「そうかい、じゃあ銀貨一枚な」

「どうも、ありがとうございました」

アイスが袋から銀貨を一枚取り出して御者に渡す

「毎度あり、またどうぞ」

御者が馬に鞭を入れて馬車を出した


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