準備
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「いちまーい、にまーい」
アメリアは報酬として貰った銀貨を妖怪のように数える
「うわぁ、不気味」
アイスは引きながら杖の手入れをする
「うぅ少ない、お金、私のお金ぇ」
アメリアは頭を垂れて落ち込む
「何言ってるんですか、借金そこかしこに作ってた癖に」
「金ぇ、酒ぇ」
アメリアは項垂れている
「項垂れてないで早く荷物をまとめて下さいよ」
「はぁい」
アメリアはソファーから立って自分の部屋に入っていった
「あぁ〜怖かった、僕も早く準備しよ」
アイスも自分の荷物を黒いトランクに詰め始める
「ええと、まずこれと」
アイスは報酬の銀貨が入れられた袋をトランクの隠しポケットに入れる
「あれ?どこ行たっけ?」
アイスは周りを見渡す
「あったあった、これは無くせないからね」
アイスは壁に懸けた短剣を取って袋に詰める
「よし、これで終わり」
最後に大事に袋に入れられた短剣を丁寧にトランクの端に入れた
「師匠、準備できましたか?」
アイスがアメリアの部屋の戸を開ける
・・・くか〜
アメリアは荷物を出しっぱなしで寝ていた
「もう何してるんですか、起きて下さい」
アイスがベッドに横たわるアメリアの体を揺らす
「むにゃぁ、あと少しだけぇ」
アメリアがだらしない声を出して寝返りを打つ
「はぁ、しょうがない、僕がやるか」
アイスがアメリアの荷物を片付け始める
「こんなに散らかしてなぁ、よく寝てられよ」
アイスが半分諦めながらアメリアの茶色い鞄に荷物を入れる
「師匠って意外に荷物少ないんだよなぁ、服と杖しか無いし、あっお酒もあったか」
アイスは鞄の中にアメリアの服と酒瓶を入れる
「杖はどこに入れますか」
「鞄のポッケぇ」
アメリアが眠そうな声で答えた
「ここかな、あれ?杖が2本ある、まぁいっか」
アイスが杖を綺麗にポケットに詰める
「お終いっと」
アイスが鞄のボタンを止める
「師匠おきてくださいよ、行きますよ」
準備を終わらせたアイスがアメリアを再び起こす
「むにゃぁ、準備できたのぉ」
「できましたよ、だからほら起きて下さい」
「あいよ」
アメリアが体をゆっくり起こしてから鞄を持つ
「うぅまだ眠い」
「早く行きますよ、もう外で馬車待ってるんですから」
「アイスはやっぱり準備がいいね〜、助かるよ」
「こんな感じでよく人間の生活できてましたよね」
「やれば出来る子だから、私」
アメリアが欠伸をしながら言う
「そうですかねぇ、全然説得力ないですけど」
二人は馬車に荷物を積んでから馬車に乗る
「よいしょっと、今日はうまく乗れました」
アイスがピョンと跳んで馬車に飛びつく
「そうだねっと!」
アメリアがアイスの体を引っ張って馬車に乗せる
「もういいですかぁ?忘れ物ないですかぁ?」
馬車の前に座っている御者の声が幌越しに聞こえる
「いいよ〜、行ってー」
「はーい」
パチンと鞭の音がして馬車が動き出した
「じゃあ寝るか、アイス、ついたら起こして」
「わかりました」
そう言ってアメリアは鞄を枕にして横になった
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