上機嫌
間違いがあったら指摘をお願いします
「おーい、開けてー」
アメリアは村の門を叩きながら声を上げる
「はーい」
壁の向こうから門番の声が聞こえ、門が段々と開いてきた
「どうもお疲れ様でした、洞窟の様子はどうでしたか?」
門番が脇から駆け寄って来る
「ん、モンスターはあんまり居なかったけどボスがヤバかった」
「それはそうでしょうね、あの洞窟って魔気がかなり高濃度で溜まってますから、あっ、変わりますよ」
「お願いします」
門番が同僚と一緒にアイスが引いていた台車を押し始める
「それでこの魔鉱石はどうされるんですか」
「私たちはこんなに要らないし大体はギルドに持って行って金に替えるよ、いや〜どの位に成るか今から楽しみだよ」
怪しい笑顔でアメリアは指を折って計算をする
「こんなにあったら最低でも二十万リグにはなりますよ、純度が高かったら百万リグに成るかもしれませんよ」
先頭で台車を引く門番は笑顔で言うとその瞬間にアメリアの唯でさえ怪しい笑顔が更に怪しくなった
「それだけあれば酒が飲み放題、美味い物も沢山食べれる、豪遊し放題」
グフフ、とアメリアは典型的な悪人のように笑っていた
「師匠、その笑いやめて下さいよ盗賊みたいですよ」
アイスが少し引き気味にアメリアに注意する
「そんな怪しい?」
アメリアは突然真顔になってアイスの方を向く
「正直に言って超怪しいです、僕だったら街で見たら距離をかなり取りますよ」
「あっそう、ごめんね、でもこれから暫くはお金に困らなそうだよ」
「それは嬉しいですね、一瞬でお金の問題が解決しますし」
アイスはいつもの様に笑顔で応える
「あっ、無駄遣いはしないで下さいね、すぐになくなりますから」
「わかってるよ、私は酒と肴がある程度あればそでいいから」
アメリアは普段の腑抜けた笑顔に戻る
「そのある程度はどの位ですか」
「麦酒一本と適当な飯を一皿、あと甘味も一つあるといいな」
「それで済むといいですけど」
アイスはアメリアをジト目で見つめる
「済むよ、家から持ってきた分もあるし」
「そうですか、でもお金は僕が管理しますからね」
「わーってるよ」
アメリアは適当に返事をする
「適当ですねぇ」
アイスが少し呆れてると小屋に着き門番が話しかけてくる
「この台車、どこに置いておきますか?」
「あぁ、小屋の前に適当に停めといて」
「わかりました、ではごゆっくりどうぞ、明日は村長に報告をお願いします」
門番達が頭を下げて小走りで門に帰って行った
「疲れたー、アイスご飯作って」
「わかりました、今日は機嫌が良いので張り切りますよ」
「おぉ〜、美味しいの作ってね」
「当然です」
そんなことを話しながら二人は階段を登って小屋に入る、その時の空はすでに薄いオレンジ色がかかりかけていた
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