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依頼

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「どうすんの、お金ないけど」

「大会っていつですか」

「ええと、二週間後」

「一応は持ちますね」

アイスは苦笑いをしている

「絶対に勝ってよ、歩いて野宿してブラウンまで帰るのは御免だからね」

「わかってますよ、それに父上を頼るのも嫌ですし」

「「はぁ〜」」

コンコンコン

二人が項垂れているところに宿主の紳士が入ってきた

「どうされましたか?随分とお困りのご様子ですが」

「それがね例の札置いてきちゃって、助けてお願い」

「アメリア様はギルドのランクはどれ位ですか」

「私はAクラスだよ、アイスはまだFクラスだけど」

「なら良いですよ、この依頼を受けてくれませんかね、宿代タダにしますので」

紳士は一枚の依頼を差し出す

“Cランク依頼 洞窟攻略

村の近くの洞窟がダンジョン化したので攻略して下さい、小さいいけどモンスターが多いので気をつけてください

トラップ村 期限は一ヶ月です“

「故郷の友人からこの依頼が送られてきまして、村にモンスターが出てきて困っているので元凶の洞窟を潰して欲しいと」

「これを受けたらいいの?まぁここからなら遅くても3日で行って戻って来れるから良いけど」

「ではお願いします達成したらギルドに行ってください、報酬は預けてあるので」

「良いけど報酬は何?」

「この間開発されたインベントリと名付けられた魔法のやり方を書いてある魔導書です」

「どんな魔法なの、それ」

アメリアは興味を持ち目を輝かせて聞き入る

「聞いた所だと、持ち物を魔気()に変換して好きな時に戻して使えるという魔法です」

「だったらダンジョンで拾った物を泣きながら捨てることもなくなるってこと」

「そうですね」

アメリアは急に立ってアイスの手を握って引張る

「行くよアイス、これは役に立つ」

アメリアは不気味な笑みを浮かべている

「それに金にもなる」

「やっぱりそれですか」

「それ以外になにがあるの、いくよ」

アイスは半ば強制的に部屋から連れ出された


「ホントにやるんですか、洞窟行くんなら前衛いないと危ないですよ」

「Cランクの洞窟くらいなら前衛雇わなくてもどうにかなる、私ずっと一人で攻略してたしそれにダンジョンが小さいのならまとめて吹き飛ばせばいい」

「それで洞窟が崩れたりしませんよね?」

「大丈夫、爆発系の魔法は使わないから」

「じゃあ何使うんですか」

「風系の使えばいいでしょ」

「でも風魔法って威力低いですけど」

「そこも大丈夫、上位の風魔法を使えば一瞬で下級モンスターなら吹き飛ばせるよ」

「上位のモンスターがいるってことはないんですか」

「洞窟が変化したくらいの小さいダンジョンなら流石にいない」

アメリアは軽く笑って続ける

「そういう細かい事はいいから早く行くよ、今日中に着かなくなるから」

「そうですかね、」

アイスは少し嫌な予感がした

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