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ご到着でぇす」

アダムは馬車を止める

「ん、サンキュ」

アメリアとアイスは慣れた手つきで荷物を下ろし宿へ行く

「ここでの宿って何処ですか」

「こっち」

そういってアメリアは狭い路地に入った

「待ってくださいよ、こんなところに宿があるんですか」

「あるんだなぁ、それが」

アメリアは路地からさらに奥の路地に入った

「ええと、確かここらへんに」

「師匠ここの壁にドアノブ付いてますよ」

「あったあった」

そういいドアノブを押すと壁が開き中に入った

「うわぁ、かっこいいです」

「だよねー今でも少し興奮するもん」

そうすると男が近づいてきた

「ご無沙汰しておりますアメリア様、お代はもう頂いておりますのでどうぞこちらへ」

男は自らに付いてくるよう促す

「ところでそこの小さいのは?」

「弟子だよ可愛いでしょー」

「意外ですね、あなたが弟子を取るとは」

「みんなからそう言われるよ、これでもう何人目かなぁ」


着いてから三日

「暇、暇暇暇暇暇暇暇・・・ひま」

アメリアはベッドでのたうち回りながりながら急に叫び始めた

「うわぁー、ついに師匠がイかれた」

「暇だよー何かないのー」

「ないですよ、買ってきたそこらへんの雑誌でも読んでてください」

「はいよ」

アメリアが雑誌の適当なページを開く

「コレだ!!」

「うるさいです何が書いてあるんですか」

アイスの覗き込んだページには

“国営闘技場竣工記念!グランドトーナメント開催“

“賞金一億リグ&50年物ワイン3樽“

そう書いてあった

「お酒目的ですか?それともお金ですか?」

「どっちも」

「強欲ですね」

「アイス、これ出て」

「はぁ」

「もう慣れてるでしょ」

「まぁ、ですけど参加条件にある杖って」

「これ」

カバンからシンプルな木の棒を出した

「ただの棒ですね」

「そーだよ、無駄な飾りつけても無駄だしね」

「というか杖ってなんのためにあるんですか」

「魔法を撃ちやすくするため、らしいよ」

「そうでですか、確かに魔導師試験の時も持ってた人がほとんどでしたね」

「でしょ、持ってないのが最近は普通らしいけど」

「そうですか、それで杖ってどこで」

「アイス今って何時?」

「なんですか急に、夜の10時ですけど」

「よし、ついてきな」

アイスがアメリアについてくと看板が光っている店に着いた

「なんですか、ここ」

アイスの指差した怪しげな看板には『杖屋はとポッポ』とかかれていた

「本当にここですか名前から異常ですし」

「そうだった、はず」

「信用できないですね今回も」

「もう慣れたでしょ、いつもだしね」

そう言って扉を開けると目の前にはハトが一羽いた

ポッポッポー、ポポー

「師匠、何言ってるかわかります?」

「分かるわけないでしょ」

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