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馬車

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「で、どこ行くんですか最初は」

「ううん、ええとそれがね」

アメリアはあからさまに目を泳がせた

「まさか決めてないとか言いませんよね」

「いやぁ、そのまさかです」

「本当ですか、じゃあどこ行くんですか今から」

「ううん、これでいいや」

アメリアは道端から木の枝を拾い投げた

カランカラン

枝は石畳に西を向いて落ちていた

「よし西に行こう」

「適当ですね、まさか昔もそうしてたんですか」

アメリアは適当にいう

「そうだよ、じゃあ西に行く馬車探そうか」

二人は別れて西への馬車を探し始め、案外早く見つかった

「師匠、見つかりましたよ」

「おお早かったねまだあんまり時間経ってないよ、で馬車はどこに行くやつなの」

「ガリア王国に行く馬車らしいです、早くいきましょう」

「えぇガリアかぁ、嫌だなあ」

「なんでですか」

「いやぁガリアって面倒な礼儀とか多いから苦手なんだよ、他のやつってないの」

「ありませんよ残りのは全部東に行くらしいですし、荷物も積んでおきました」

「しょうがない、それにようか」

アメリアが馬車の荷台に乗るとつい最近聞いた声が聞こえてきた

「どうもアメリアさん、2度と乗せたくなかったんですけどアイス君に頼まれたので乗せてあげます」

アダムは冗談をアメリアに言う

「げぇアダムじゃん、本当にこの馬車って」

「僕のですよこの間こいつを買いましてね、ようやく独立できましたよ」

「だったら少しは前より揺れもマシになるのかな」

「マシにしますよ、ようやく自分のを持てたんですから」

アダムは笑った

「師匠、本当にポーションも持ってくんですか」

「当然だよせっかく作ったんだから、積んだんなら早く」

「わかりましたよ」

アイスはいつものように少しもたついて馬車に乗る

「アハハ、相変わらずアイスは背が低いなぁ」

「うるさいですよ、そのうち伸びて師匠よりも高くなりますよ」

「だと良いけどねー」

アメリアは笑いながら適当に返した

「もう良いですか出しますよ」

「いいよー、お願い」

そういうとアダムは馬に鞭を入れ馬車を動かす

「師匠、ガリアってどんな国なんですか」

「飯はうまいし景色もいいけど礼儀とか慣例とかに五月蝿い面倒臭い国」

「そんなにうるさいんですか」

「死ぬほどうるさいよ、特に貴族連中は特に」

「それはどこでも同じだと思いますけどね」

「確かにね」

二人は笑い合った

「だけど面白いことも多いし特徴のある国だよ、アイスにとって良い経験になると思う」

「楽しみですね、面白そうで」

そんな会話のうちに馬車はブラウンを出ていく


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