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悪魔

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「誰が可愛いだと人間風情が、我は七つの大罪の悪魔が一柱、暴食のベルゼブブである」

「おぉ、大当たりじゃんアイス」

「このリスがですか」

「リスと呼ぶなと言ったではないか人間」

ベルゼブブと名乗ったリスはアイスの手の上で喋り続ける

「なんなのだ人間、我を召喚したということは契約が目的じゃろ」

「そうです」

「正直でよいな気に入ったぞ人間、代償はいらん早く契約を結ぼうぞ」

「いいんですか、代償を払わなくて」

「よいぞ、お主は我の生の中で一番気に入った人間じゃからな」

「でも契約ってどうやって結ぶんですか」

「分らぬのか、おいそこの魔女よ説明してやれ」

リスは小さな脚でアメリアを指差した

「えぇーめんどくさい、けどやるかぁ、後で面倒なことになるのは嫌だし」

「うぅむ、この面倒嫌いな性格、ベルフェゴール殿が契約した人間なだけあるな」

「アイス、ペン持ってきてる?」

「はい、言われた通りに持ってきましたけど」

「じゃあそれに血をつけて」

「はい」

アイスは躊躇なく指を切り血でペンを濡らす

「しましたよ」

「それじゃあ、それでこの紙にアイスとベルゼブブの名前を書いて」

「わかりました、書きましたよ」

「それで紙に血判を押す」

アイスが紙に指を押し当てた瞬間、リスが黒い煙に包まれる

「成功だよ」

黒い煙が散り中から黒い服を着た青年が現れた、そして青年は軽く話しかける

「契約成立だよアイスこれから一生よろしく、といっても僕みたいな上位悪魔と契約したら寿命って概念なくなるけど」

「てことは病気とかも」

「かなりの耐性がつくよ、だけど怪我と一緒でヤバかったら死ぬから」

「そうなんですか」

「そうだよ、じゃあ困ったらいつでも呼んでね僕は帰るから」

ベルゼブブはそう言うと黒い煙に包まれて消えた

「あっ消えた」

「アイスも運が良かったね、まさか代償なしで契約できるなんて」

「よっかったぁ」

アイスは急に地面にへたりこんだ

「どうしたの」

「師匠、これでポーションの一気飲みはナシですよね」

「うん、そうだよ面白そうだったのになぁ」

「全然面白くありませんよ、あんなまずい物を一気になんて恐ろしいですよ」

「あれアイスはまだポーション飲んだことないでしょ」

「さっき気になって舐めたら」

「ああ、死ぬほどマズかっただろ」

「はい、できることなら二度と飲みたくないです」

「ないと思うけどね、なにせ七つの大罪の悪魔と契約できたんだから」

「そうだといいです」

「それよりアイス、明後日までに旅支度整えてね」

「急ですね」

「だって準備は全部終わったから」



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