面会
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地方都市ブラウン 大公居城
「うわ、でかい」
アメリアは城と門の大きさに圧倒されていた
「アイスってここから抜け出して来たの」
「はい、そうですけど」
「すごいね、というか何時間くらいかかったの」
「うーん、確か丸一日かかりました」
「よくそこまでして私の所に来ようとしたね」
「魔導師になるのが夢でしたから」
「そうなのね」
そんな会話をしていると急に目の前の門が開いた
「うわ、びっくりした」
門が完全に開くと向こうから白髪の老人が歩いてきた
「おかえりなさいませ、アイス様」
「爺や、久しぶり、ごめんね飛び出しちゃって」
「お気になさらず、ご当主様も最初はカンカンでしたけど」
「やばかった?」
「いいえ、アイス様が魔導師になったと帝都から知らせが来た後はいつも上機嫌です」
「ふぅ安心したよ、もし父上が不機嫌だったら最悪僕も師匠も首が飛ぶからね」
「アイス、よかったら早くしてくれない?疲れたんだけど」
「すいません師匠、じゃあ爺や」
「はい、ではご案内しますアイス様、アメリア様」
案内された大公の執務室は意外にも質素であった、シンプルな机と椅子、それに多くの本がぎっしり詰まっている本棚、そして来客用のソファーがあるのみだ
「意外にシンプルなんだね」
「はい、父上はそういうのが好きですから」
ギイィ
ドアが開くと大柄な威圧感のある人物が入ってきた、その男は自分の椅子に座ると口を開いた
「儂が三代目ブラウン大公、グデーリアン・ハインリヒ・フォン・ブラウンである。初めましてアメリア聖魔導師、いつも愚息が世話になっている」
「いえ、大公さまの御子に魔法を教えられ光栄です」
「そうか、で、本題に入ろう、今日はコイツを渡すために呼んだのだよ」
グデーリアンは懐から木の札を2枚だした
「なんですか、これ」
「旅券だ、これがあれば世界中どこにでも行けるし宿代とかも国が全部払ってくれる、酒も煙草もある程度はこれで買える」
「へぇーこの木の札そんなすごいんだ」
「そうだ、あとこれは個人的な物だが」
今度は机の引き出しからグデーリアンは短剣を取り出した
「アイスこれを持っていけ、家に伝わる旅の御守りだ」
「良いんですか」
「よい、持っていけ旅の安全を祈るぞ」
「ありがとうございます、父上」
「じゃあアイス、行こうか」
「はい」
二人は席を立つ
「もう行くのか、改めて、良い旅を」
「はい!」
アイスはいつも以上の笑顔で答えた
城を出ると外はもう夕暮れであった
「で、師匠、最初はどこに行くんですか」
「うーん決まってないや、馬車に乗るときに適当に決めれば良いでしょ」
「やっぱり適当ですね、師匠は」
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