閑話:アメリアの過去話
間違いがあったら指摘をお願いします
今回は回想です
ガラガラガラ・・・
静かな草原の中の街道を馬車は行く
「暇ですね」
「うん、暇だね」
「お酒飲まないんですか今日は」
「今日は休肝日だよ、さすがに最近飲みすぎてたし」
「そうですか」
「じゃあ暇なら今日は昔話でもしようか」
「師匠のですか、なら聞きたいです」
「じゃあ少し語ろうか」
「昔の私はいわゆる陰キャでね、友達ができずにかなり孤独だったんだ」
「今の性格からじゃ想像できませんね」
「そう?あんまり自分じゃ変わってないって思うけどね」
「というか、どうしてそんな性格になったんですか?」
「小さい子供の時からこんな性格だったから周りの人達から嫌われてて、避けられる事が多くてあんまり人と話すことができなく育ってね」
「周りから浮いてたんですか」
「そう、けっこう真面目な奴とかに嫌われてね、今思うと少し虐められてた様な気がする」
「へぇー」
「でね、14の時に私のお爺が魔法を教えてくれたんだ、自分が夢中になれることができて嬉しかったよ」
「師匠はすぐに上手くなれたんですか」
「うん、アイスほどじゃないけど一年位で大体の基礎は覚えたよ」
「それからどうしたんですか?」
「聖都にある魔法学校に入ったよ、これでも首席で卒業したんだよ」
「すごいですね」
「いや、私の時はラプラス以外まともに勉強してるのいなかったから偶然だよ」
「なんでラプラスさんじゃなかったんですか」
「最後の試験の時にアイツが風邪ひいた」
「かわいそうですね」
「私はラッキーだったよ、かなり」
「そうですか」
「飽きたからこの話はおしまい酒飲むわ」
「今日は休肝日なんじゃ」
「いいの、気が変わったから」
「僕にもくださいよ」
「わかってる」
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