夜祭1
間違いがあったら指摘をお願いします。今回は飯テロありますので注意してください
「わぁ、色んな物売ってますね」
「そうだね、なんかウマそうなものは」
「師匠、これ美味しそうです」
アイスは屋台の1つを指差す
「何?この赤くて丸っこくて棒に刺さったデカい飴は」
「こりゃあ中にアンズっちゅう果物がはいった飴です、どうです、食べてきますか」
「これいくらなの」
「2本で900リグになります」
「高い、600リグ」 「850」 「650」 「800」 「750」
「売った!」
「よし!」
「じゃあ2本で750な」
「ありがとさん」
アメリアは値切りに成功してニコニコする
「なんなんですか、あれ」
若干アイスは引いてる感じだった
「値切りだよ、しらない?」
「知ってますけど、屋台で値切りなんか普通しないでしょ」
「帝都の夜祭だとこれが普通だよ」
「そうなんですね、あと僕の分の飴ください」
「ああ、はい」
「うわ、意外と重いですね」
「そうだね、しかも大きいから食べにくい」
「まあ、おいしいから気になりませんけどね」
「だね」
しばらく飴を食べながら歩いていると一人のガタイのいい男が声をかけてきた
「アメリアさんじゃねえか」
「ん、」
振り返るとエーリヒがいた
「うす、お、アイスも一緒か」
「おう、エーリヒ君ちょっと試験の時に余計な事をしゃべってくれたそうじゃないか、ちょっと路地裏に来てもらっていいかな」
アメリアは不気味に笑顔を浮かべていた
「いやあ・・ちょっと用を思い出したので」
「逃がさないよ」
「あっ、ちょっと襟つかまないで、あ、ちょっと、アイスたすけて」
「さよなら、エーリヒさん」
「見捨てないでぇぇぇぇ!!!」
二十分後
「お、でてきた」
「アァ、ウア」
エーリヒはやつれて元気なく暗い様子でうめき声を出しながら路地裏からでてきた
「師匠、、エーリヒさんにどんなことしたんですか」
「大丈夫、ほんの少しだけ躾をしただけだから」
(怖・・・・・)
アイスはひそかにアメリアを絶対に本気で怒らせないと心に誓った
「次はどんなの食べる?あのポップコーンおいしそうだよ」
「そうですね、あれはどうですか」
「ああ、コカトリスの焼き鳥ね、酒にあうんだよなぁ」
「だったらあれにしましょうか」
「うん、おっさん串10本」
「まいど、1000リグね」
「ん、ずいぶんと良心的な値段だね、ここは」
「俺は値切りとかそういう駆け引きが嫌いでね」
美味そうな焼き鳥が袋に入って出てきた
「そういえば師匠、そのエールの瓶はどこから持ってきたんですか?」
「エーリヒが持ってたのを貰ってきた」
「貰ったんじゃなくて盗ったんじゃ」
「なんかいった?」
「いや、なんでもないです」
「あっそう、それよりそろそろ花火が上がる頃だし中央広場行こうか、よく見える穴場知ってるんだよ」
「それはいいですね、早くいきましょう」
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