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この異世界は悪意しかない!  作者: 浅見青松
第3章 ミャーザ・ワッケンジー国編
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トンディーク国は悪意が取り除かれた。全土を(くま)なく捜索し、紫色の脅威が排除された。


少しずつ畑を(なら)すように土地が浄化され、トリ族や移民の多種族も、感染前の生活に戻りつつあった。






「ヨキぃ! おはよう!」


赤い法衣と灰色のスカートを履いた亜人の魔法使いが満面の笑顔でヨキを迎えた。


「やぁ、ケージ。元気そうだね」


「おかげさまで健康そのものぉ。肌もツヤツヤでしょ?」


「ホントに美白魔法ってあったんだ……」


「魔法はやっぱり美容に使うのが一番。今からアンチエイジングしとかないとね」


魔女ケージは悪意を取り除いたことで、随分と意識の高い少女と化した。実際は元々こんな性格だったのだろうが、ギャップが激しくて、始めは周りも戸惑っていた。


この国の最高指導者に君臨していたケージだったが、今はまるで治国に興味がなく、都の市場で買い物することのほうが興味あるようだ。


ケージの足元には、岩の生物が寄り添っていた。ケージの膝下くらいの身長で、腕が長く、足が短い。


「ゴロゴロ」


「あら、イワンニコフちゃん、お散歩飽きた?」


「ゴロゴロ」


イワンニコフはケージの肩に飛び乗って、催促をしているようだ。


「甘えん坊さんだねぇ!」


そう言いながらケージは嬉しそうだった。

悪意の取れたゴーレムは、ケージのお供として付き添っている。


「なんか最近、肩が凝るんだよねぇ」


「そりゃ、岩を肩に乗せてるからね……」


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