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この異世界は悪意しかない!  作者: 浅見青松
第2章 トンディーク編
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「そういえばブタ族の国ってどこにあるんだ?」


ヨキは歩くことに疲れてブヒゾウに尋ねた。森のはずれに村があったブタ族は、端っこに追いやられているようだった。


ブヒゾウは先導しながら答えた。


「ブタ族には国はありません。我々はどの地域にも適応できるため、各地を転々とし、好んだ地域にちりぢりに棲みついたようです」


「流浪の民か……」


国は各種族が領土とし、それを亜人族が牛耳っていると、村の(おさ)ブヒノスケは説明していた。

この国はトリ族の管轄にあたるようだ。


「それにしてもトリ族に出会わないな」


森を進んできたが、そういった種族に(いま)だ出会っていない。


ブヒゾウも不思議そうに辺りを見回した。


「おかしいですね。本来なら出会っても良さそうですが」


モズやヤマガラなどの(さえず)りは聞こえてくるが、これといって乱れた様子は見受けられない。


穏やかだった。ブタ族の村付近だけ局地的に悪意が蔓延(はびこ)っていたのではないかと、ヨキは懐疑的になった。それほどまでに穏やかだった。


すると、急にブヒタロウが声をあげた。


「うわぁ!」


3人が振り返る。


「どうした?」


ブヒタロウは尻餅をついていた。


「フ、フンが!」


「は?」


「鳥のフンが落ちてきたべ」


3人は呆れるように溜め息をついた。


「なんだ、フンくらいで!」


ブヒゾウは叱責するように声を荒げた。

しかしブヒタロウは足元に落ちたフンを指差した。


「ち、違うべ。フンが紫のオーラを放ってるでげす!」


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