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「どうした、ブヒゾウ。答えられんのか?」
ブヒノスケは口元を緩めて笑った。
想定外だった。
ブヒノスケも悪意のオーラが見えていたとは。
最初からブヒゾウのことはお見通しだったということか。
迫られてブヒゾウは、作戦そっちのけでヨキの前に立ちはだかり、我慢できずに叫んだ。
「目を覚ませ、ブヒノスケ!」
ブヒゾウは隣に寄り添う魔女を指差した。
「何者なんだ、こいつは! こいつに唆されているんだろ!」
作戦のことはもうブヒゾウの頭には残っていないように、ブヒノスケに訴えかけた。
「何をしているの、ブヒノスケ。そいつは敵よ!」
魔女はブヒノスケをけしかけた。ブヒノスケは魔女の言葉に促されるように腰につけた鎌を抜いた。
「ブヒノスケ! 目を覚ませ!」
ブヒゾウは迫り寄ってブヒノスケの両腕を掴んだ。
「やめろ! ブヒノスケ! オイラたちは争いなどしなかったではないか! 仲良く暮らしていたではないか! なぁ、目を覚ましてくれ!」
「ブヒノスケ! そいつを早く始末してしまいなさい!」
魔女の言葉が轟く。
ブヒノスケは操られるようにブヒゾウに向けて鎌を振り上げた。
その瞬間、ブヒノスケは体を震わせた。
「ぐおおおお!」
ブヒノスケの体から蒸発するように悪意のオーラが取り除かれてゆく。
「よくやった、ブヒゾウ。ナイスアドリブだ」
ブヒノスケの体を掴むブヒゾウ、その体にヨキの手が添えられていた。
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