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第79話 【訓練の成果・3】


 翌日、グレンは少し早めに家を出てクランハウスへと向かった。

 そしてリーダー室へと直行したグレンは、扉をノックをして中からガリウスの返事が返って来てから部屋の中へと入った。


「いつもより早いな、グレン。……何かあったのか?」


 グレンの様子に、何かあったと察したガリウスはそう尋ねた。


「ああ、ちょっとなその事で少し話があるんだ」


 グレンはそう言うと、いつもの防音用の魔道具を取り出して稼働させた。


「それで、何があったんだ?」


「……聖女から話がしたいと呼び出された」


「……はぁ!?」


 聖女から招待された事を伝えると、ガリウスは驚いた反応をした。


「せ、聖女ってあの聖国のか!?」


「ああ、その聖女だ。悪魔の事でこっちの国に来てて、王様達から俺の事を聞いたらしく話がしたいと言ったみたいだ」


「成程な……それで会うって日はいつなんだ?」


「一応、こっちの都合を聞いてくれるみたいで、明日の休日に行ってみようと思ってる」


 クランで決めてる休日が丁度明日の為、グレンは昨日の時点でキャロルにその日に会えると返事を出していた。


「ただ一つ心配なのは、そのまま向こうの用事に巻き込まれて帰ってこれなさそうってのがあるんだよな」


「……それはありえそうだな。それを伝えたかったんだな」


「ああ、また突然来なくなるより先に言っておこうと思ってな、出来るだけ訓練に付き合いたいけど流石に国から頼まれたら動かざる得ないからな」


 そうグレンが言うと、ガリウスは難しい顔をして「分かった」と言葉を返した。


「取り敢えず、今日は普通通りに過ごして、話し合いの結果で来れなくなりそうだったら、直ぐに連絡をくれ」


「分かった。すまんな、ガリウス」


「仕方ない事だから気にするな、それにグレンが居なくても訓練は出来るしな……まあ、グレンが居た方があいつ等のやる気が上がるから居てくれたら助かるけどな」


 その後、訓練の事を二人は話し合い、いつもの時間まで時間を潰す事にした。

 その日の訓練はいつも通り行い、訓練が終わった後の自主訓練に昨日に続いてリック達に誘われ、陽が落ちるまで訓練に付き合い家に帰宅した。


「なあ、フレイナ。少し気になったんだけど、聖女って妖精と契約してるのか?」


 帰宅後、夕食を食べ風呂に入った際に、ふと気になった事を一緒に入っているフレイナに尋ねた。


「してるわよ。それがどうしたの?」


「いや、それならもしかしたらその妖精が、お前の事を話してる可能性もあるなと思ってな」


「ん~……その可能性だけど、十分あり得ると思うわね。聖女についてる妖精の子、聖女の事が大好きな子だから話してると思うわね」


 フレイナは少し考えて、聖女に付いてる妖精を思いだしながらそう口にした。


「そうか、ならフレイナの事を聞かれる事もあるんだな……まあ、その時はその時で良いか。バレたからといって、聖女が俺に何かする可能性は低いだろうしな」


「そうね。でも注意はしてた方が良いわよ? 聖女が良い人だとしても、その他が良い人とは限らないから」


 フレイナはグレンの言葉に、含みを持たせてそう言った。


「……まあ、国が全員良い奴で構成されてる所なんて無いと俺も思ってるし、そこら辺は気にしておくよ」


「ええ、グレンがちゃんと考えてるなら良いのよ」


 その後、風呂から上がったグレンは明日は聖女との話し合いもある為、いつもより早めに就寝する事にした。

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