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第67話 【クラン活動・4】


 王都に戻って来たグレン達は、ガリウスとグレン以外はクランハウスに帰宅して、グレン達だけギルドへと向かった。

 ルドガーはグレン達の姿を確認すると、労いの言葉を掛けて依頼の処理を行った。

 そうして報酬を受け取ったグレン達は、メンバー達が待つクランハウスへと帰宅した。


「どうだったグレン。今日一日、クランメンバーと活動した感じは?」


 帰宅後、メンバー達との雑談を終えたグレン達は、クラン長室に二人だけとなりガリウスはそうグレンに尋ねた。


「まあ、良かったな。前の時は俺だけ能力を教えて終わっただけだったが、今日はあいつ等の力を見る事も出来た。それに連携も経験出来て、良い一日だったと思うぞ」


「そうかそうか。それは良かった」


 グレンの感想を聞いたガリウスは、満足そうな顔をしてウンウンと頷きそう反応した。


「まあ、一つ言うとしたら移動が時間掛かるな。足並みを揃えるから、自分が計算してる以上に時間が掛かってしまうな」


「そこは仕方ない所だな、俺達の様に何処をどう歩けば良いのか、基礎体力の違いはそれこそ個々で違うからな」


「ああ、理解してるよ。だから、そこを強く言うつもりは無い。まあ、移動に関しては俺が行った事がある場所とかだったら、転移で移動できるし、やり方は沢山あるからな」


 そうグレンが言うと、ガリウスは「確かにな」と返した。

 それからクラン活動の感想を聞き終えたガリウスは、グレンにこの後の予定を聞いた。


「う~ん、まあ一応予定としては食材の買い込みだったり、雑貨の購入だな」


「んっ? グレンは宿住まいじゃないのか?」


「いや、王都を出る前にフローラに家の建築を頼んでたら、職人達が気合入れ過ぎてたった数日で作ったみたいで、今日から自分の家で生活を始めたんだよ。まあ、まだ1時間くらいしか家を見てないがな」


 そうグレンが言うと、ガリウスは「その歳で王都に家持ちか……」と呟いた。


「事件解決で大量に金貰ったからな、それの使い道として家を買ったんだよ」


「成程な」


「ああ、だからこれはまだ予定ではあるんだが、クランの奴等を呼んでちょっとしたパーティーでもしようかなと考えているんだよ」


「マジか!? いやでも、グレンはまだ全員と会った事が無いから知らないと思うが、俺のクランは50人以上いる大所帯だぞ?」


 そう言うガリウスにグレンは「大丈夫だ」と言うと、ガリウスは心配そうな顔をしていた。

 言葉だけじゃ伝わらないと考えたグレンは、この後予定が無いのであれば家に来ないか? とガリウスを招待した。


「予定……一応あるが、直ぐ片付くな。グレンが買い物してる間に終わらせて、後で合流するというのはどうだ?」


「それでいいぞ」


 ガリウスの言葉にグレンはそう返し、また後で合流すると言って話は終わった。

 それからグレンは、ガリウスに言ったように雑貨品や食材の買い込みの為に商店街へと向かった。

 その際、ルドガーやフローラにも一応声を掛けて置こうと思ったグレンは二人の所によって、来れるなら来てもいいぞと声を掛けた。


 その誘いにルドガーはフローラから家の事を聞いていたみたいで誘いに乗り、フローラも予定を開けていたと言って二人共参加する事になった。

 そうして食材の買い込みも終わり、ガリウス達と合流したグレンは3人と一緒に我が家へと向かった。


「「……でっか!」」


 グレンは既にその反応をしていて、フローラは元々知っていた。

 なので家の事を全く知らないガリウスとルドガーは、グレンの家を見るなりそう驚いた反応した。

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― 新着の感想 ―
[一言] 妖精たちの出番がないように思う。 新しい家とか温泉
[一言] 全体的にサラッとあっさりしてて読み易い。 阿呆みたいな効果音よりも こうやって、こうなりました。普通にいいと思う。 まあ、物足りなくはあります。 誤字や言い方に問題がある訳ではないことに対…
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