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無心少女  作者: 霧雨
3/10

第3話 少女と自己紹介

…分からない。この人の思惑が。なんで、見ず知らずの人と一緒に住もうなどと言えるのか。


「あ!俺としたことが自己紹介忘れとったな。俺は、田中明教(たなかあきのり)って言うんや。歳は23歳。そんで…君の名前も聞き忘れとったな。…忘れてばっかりや。」


悪い人ではなさそうなのだが…しばらくの間悩んでいると手を振られた。


「おーいっ。大丈夫か。なんや、考え事しとったみたいやけど…。」


この人といると考えなければいけない事が多すぎて調子が狂う…。まぁ、名前くらいは教えても大丈夫か…。


『い、石井咲命。』


そう言うと明教さんは顔を明るくして、


「ほなら、咲命って呼ぶわな。早速やけど咲命。お風呂入ってき。」


手を掴まれてお風呂場へ連れていかれた。拒むような事を言ったら、


「いいっていいって!それに咲命、こうでもしないと入らなさそうやし」


と半笑いで言われた。この人はお節介焼きなのか…?


こうして、明教と咲命の不思議な同居生活の幕が上がった。

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