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六花立花巫女日記 外伝  作者: あんころもち
43.剥離
439/952

『トゥリア』間隙③



 村に戻ります。物音はありませんが、鳥が集まって来たようです。少しだけ……不気味さが、増しました。


「どこを調べまス?」

「教会を調べてみましょう。マクゼルトが居た頃にはなかった物です。隠し扉等は見つかっていないかもしれません」


 人の生き残りが居ない事は、感知で分かってしまっています。あるとしても情報だけですが……確かめないという選択肢はありません。


「異教の教会ですカ。やっぱり違うんでス?」

「アルツィアさまを奉じていれば、この巫女のローブに描かれている紋章が掲げられているはずなのですけど」


 謎の旗と、逆十字が掲げられています。これは……アルツィア教からの離脱と反駁なのでしょう。何もしてくれない神への宣誓。聖伐を信じていた時代が長いので、「アルツィア教は選民思想を持っている」という評価が根付いていると思われています。誰であっても平等に愛するアルツィアさまとは真逆の教えですが……それが世界の、真実です。


 選ばれなかった者達に恩寵はないと断じられる宗教から離脱する事に、不思議はありません。新たな神を奉じ、祈りを捧げるのは当然でしょう。だから異教も、アルツィアさまは赦します。赦して、そして――影ながら、愛するのです。


 向こうの世界にも、十字架と逆十字はあります。一人の聖人を磔刑に処した事から、十字架を聖なる物としたのです。逆十字には色々な意味があるそうですが、悪魔崇拝という物がこちらの世界に最も近いでしょうか。離脱と反駁。人々は救いを求めているのです。


「これを煽動した人が居るんですよネ」

「教主様、でしたか」

「その人も神さまに恨みがあるのかな」


 司祭イェルクやヨアセムではなく、フォルクマーに近い考えを持っているのでしょう。ただ、フォルクマーの考えは恨みではなく……恩寵を全員に上げて欲しいという懇願です。ここの教主様は、少しばかり怪しいと思いますけれど。


「どうでしょう」

「気がかり?」

「はい。村民達は教会を大切にしていますし、慰霊碑も綺麗にされていました。しかし、教会の造りが甘い気がします」


 村人たちは熱心に祈っていたのでしょう。慰霊碑や、排他的な村で教会まで受け入れていますから。ですがこの教会からは……信心深さは見えて来ません。果たしてこの宗教を立ち上げた人達は――本当に、人を救う気があったのでしょうか。


「これを造るように命じた人は、随分と吝嗇家のようですね」

「商売宗教って事ですカ」


 材質の良くない、有り合わせの木で作ったのでしょう。近代的な作りではありますが、それだけに……手抜きが目立ちます。村人達が丁寧に、大切に扱っていなかったら、すぐにぼろが出ていたでしょう。


 他所の宗教を叱れる程、アルツィア教も真っ当な宗教とは言えないのかもしれませんが……間違いなく、多額のお布施を要求されていると思います。しかし、私個人の感情を排除して考えると――結果的にこの宗教は、多くの人を救っているのかもしれません。


「良い傾向とはいえませんけれど……アルツィアさまを崇めても見返りがあるわけではありません。心の拠り所は人様々。ここの方達の拠り所は、この宗教だったのでしょう」


 アルツィア教すら信じていなかった方達から信じて貰えるくらい、この教会の方達は信者に対し何かをしてあげていたのでしょう。防衛か、食べ物か。職場の斡旋か。何にしても、心の拠り所として機能していたのは確かです。この拠り所を否定出来るだけの見返りを、私はまだ……世界に、用意出来ていません。


 教会の外観は綺麗に取り繕っていましたが、中に入ると杜撰さが露呈しました。床は軋みを上げ、傾いている気もします。あちらの窓は、開閉が出来ないのでしょう。ただ、ガラスをはめ込んだだけみたいです。


「地下があるみたい」

「この軋みはそういう事ですカ」

「んー。それよりも、建て付けが悪い方が問題な気が」


 通気性が悪く、じめっとしています。木が腐ってしまうのは、時間の問題でしょう。せめて教会くらいは、しっかりと立てて欲しかったです。


「この臭い、地下に逃げ隠れた方もやられているようです」


 教会内にも、臭いが立ち込めています。生き残りはやはり……あの村人だけみたいです。


「マクゼルトは、教会の構造を知ってたのかな」

「その可能性もあります。でも、逃げていく様子を見たのかもしれません」

「可能性の一つとして、心に留めておこっか」

「はい」


 マクゼルトは普通のマリスタザリアとは違いますが――今後、世界の『死』に近づいて行けば……地下を探し当てられる個体が出て来るかもしれません。人を殺す為だけに生まれた存在ですから、考慮しておく必要はあります。


「お二人さン。こちらニ」

「何かあった?」

「隠し扉でス」


 地下ではなく、上階に隠し扉があったそうです。


「誰か居た?」

「いいエ。それガ、人が入れる大きさではないんでス」

「うん?」


 首を傾げながら、シーアさんの傍に行きます。そこにあった隠し扉は、引き出しのような大きさしかありませんでした。


「包丁が入ってましタ」

「教会に、包丁?」

「扉はここだけですか?」

「えっとですネ。どうやラ、こちらの壁一面そうみたいでス。魔法で開錠する必要があるようですけド」


 私とリッカさまでは、開錠に時間が掛かってしまいます。無理矢理開ける事は出来ますが……静謐な場でこじ開けるのは、憚られるでしょう。


「私も、時間が掛かってしまいますね……」

「でハ、私がいくつか開けましょウ」

「お願い」


 包丁ばかりが入れられているのなら、ただの保管庫ですが――他の物が入っていれば、どういった意図で入れられた物か分かるはずです。シーアさんが一気にいくつか開けてくれたので、手分けして中を見てみましょう。


「これハ、服ですかネ」

「こちらは写真です」

「こっちは……へその緒?」


 ばらばらですが――段々と輪郭が見えてきたような気がします。


「これは……」

「何か見つけた?」

「はい。そして、隠し扉の謎も解けました」


 私が最後に開けた場所に、答えがありました。日記のようですが、この表紙に書かれた文字の筆跡は……今日、知った物です。


「日記ですカ」

「育児日記です。隠されていたものを、探し出したのでしょう」

「それって」 

「これはマクゼルトの物です」


 一つの扉に、一つの品物。種類に法則性は無く、どことなく古い物ばかりという事は――答えは一つです。


「でハ、この扉ハ」

「遺品?」

『じゃあ、この教会で崇められてるのって――』

「先祖の魂こそ、崇める必要があるという教えなのかもしれませんね」

「向こうの世界にも、そういう教えがあったなぁ」


 先祖崇拝、と言えばよいのでしょうか。自分が居るのは先祖のお陰なのだから、先祖への感謝を伝えるべきという考えから生まれた宗教なのかもしれません。


「信じているのは、神さまでも、別の神様でもなく……先祖様って事かな」

「最も信頼出来る存在だと思います」


 居るかどうか分からない神を信じるよりは、人の心を掴むと思います。それに、家族への感謝は大切です。


「元に戻そうか」

「はい」


 マクゼルトの日記含めて、元に戻しましょう。


「読まなくテ、良かったんでス?」

「弱点は弱点でも、過去を握るのは違うかなって」


 マクゼルトという人間を知るために必要であるという考えは、持っています。ですが……荒らしてまで、手に入れるものではないでしょう。


 掟を順守し、追放という手段で安寧を造り上げていたこの村では……家族の絆もまた、薄かったはずです。それがこうやって好転したのですから、良い教えだと思います。教主がどのような考えを持っているのかは、分かりませんけれど――私達がこの場所を穢してはいけません。


「マクゼルトのも入れられているとなるト、お師匠さんのも入ってるんですかネ」

「私物が残ってたら、入ってるのかな?」

「多分、入っています。探そうとは思いませんけど」

「……お師匠さんが戻って来た時の弱味としテ」


 こういう時は冗談を言っているのだと思いますけど――冗談、ですよね?


「弱味の塊でしたネ」


 レイメイさんの件もありますからね――いえ、そういう問題ではないのですけど……好奇心はなくなったようです。


 教会を後にして、村から離れる準備を始めます。王国兵が来るのは、速くても明後日らしいです。私達も残って、現場保存すべきなのかもしれませんが……そこまで待つことは、出来ません。


「私の伝言紙を持っている人を隊に入れてもらうように頼んでいまス」


 シーアさんが対策を取ってくれていたようなので、私達の旅を続けましょう。


「シーアさんの連絡先を知ってるってなると、デぃルクさん?」

「王都から離れすぎるのは避けた方が良いでしょうから、別の方でしょうね」

「それニ、働き詰めでしょうかラ」


 防衛の要であるディルクさんが来られるのは、やはり北部前半まででしょう。ここはまだ近い方ですが、岩山を超えないといけません。長時間ディルクさんが離れると、王都の防衛が心配になってしまいます。連合が動いているかもしれない今、王都の防衛は万全でないといけません。


「ズボラさんにしましタ」

「ジーモンさん、だっけ」

「はイ」


 ジーモンさんも選任でしたね。ただ、その方も働き詰めのはずです。王都で動ける選任は減っているでしょうから、一人一人の負担が増えていると思います。しかし……選任に任せた方が良いのは確かです。


「まァ、何故かは分かりませんけド、呼び出すと喜ぶ人ですシ」


 そういえば、あの人は――女性好きでしたね。シーアさんが信用しているくらいには働き者みたいですし、実際に仕事が出来る方なのでしょう。王都からの信頼も厚いのだと思います。ただ――シーアさんに近づけるのは、避けた方が良いかもしれません。


 私達よりも大人な面を持っているシーアさんではありますが、私達同様()()が浅いです。エルさんへの報告も視野に入れて、注意しておきましょう。




 教会から出た時点で聞こえていましたが……ライゼさん宅に戻っても、口論が続いていました。


「あぁ、戻ってきたか。何か成果はあったか」

「何モ」

「何ぃ……?」

「サボリさんのお陰でじっくり探索できましタ」

「そんで」

「何モ」

「……」


 嘘は言っていませんが、シーアさんは意地悪さんですね。


「一応見つける事は出来ました。しかし」

「一身上の都合により、見ることは出来ませんでした」

「……後で話してもらうぞ」

「はい」


 説明したら呆れられるでしょうけど、一歩も引く気はありません。私達の旅は、曲げなければいけない物ばかりですから……曲げなくていい所は、守りたいです。


「な、何だ……!? 俺も殺すってのか!」 


 未だに勘違いしたままですが、怒りよりも畏れの方が強くなっています。


「どんな話をしてたんですか」

「私達はあなたを攻撃しません。ご安心を」

「信じられるか!」


 落ち着きを取り戻すどころか、錯乱状態にまで発展しているようです。それでも、話しは出来るかもしれません。畏れからか、魔法を使おうとしています。だから詠唱以外の言葉は最小限にするでしょう。その隙に話せるだけ話します。


「何をしたんでス」

「こいつが信じてるっていう宗教を貶した」

「……?」


 レイメイさんに任せた事が、間違いだったのでしょうか。いえ、レイメイさんにとって宗教とは神を崇める行為です。先祖を崇めるとは思わなかったのでしょう。もしそれを知っていたら――この方達の宗教を貶す事は先祖全てを貶す事になると、レイメイさんでも分かったはずです。貶す事はなかった……と、思います。


 ですが、時すでに遅し……です。レイメイさんの言葉にリッカさまは眉間に皴を寄せ――怒りを露わにして首を傾げました。それを、緊張状態の村人は過剰に受け取ってしまったようです。


「おい……」

「自業自得でス」


 知らなかったとしても、相手の支えを貶す行為は看過出来ません。リッカさまが怒るのは当然でしょう。


「ここの対応は王国兵が行います。私達は下がりましょう」

「うん」

「分かりましタ」

「あぁ」


 支えである宗教を貶し、村で何かしてきたという話をして、殺されるとさえ思っています。もう何を言っても、こちらの村人は私達を信じません。お互い睨み合っても進展がない以上、私達は立ち去るべきでしょう。


「逃げる気か!?」


 逃がさないと、村人が魔力を練っています。ですが、その震えた体と声で――折れかけた心で、魔法が正しく発動するでしょうか。


「私達ではないと言っています。あなたも分かっているでしょう。人間が一晩で、無音で出来る事件ではないと」

「―――ヒッ……」


 鋭く視線を向けたリッカさまに、村人は二の句が告げなくなりました。殺気の質が違いすぎます。一晩にして、故郷を失った男性に行うべきではありませんが……マクゼルトを取り逃がしてしまった私達も、この事件に心を痛めているのです。


「直に兵士が来ます。それまで大人しくしておく事です」


 人に出来る事件ではない事くらい、分かったはずです。分かったから、俯いて膝をついたのでしょう。私達を恨む事は、止めません。マクゼルトを取り逃がしたのは……私達です。ですが……私達が殺したと決めつけるのは、違います。


「行こう」

「はい」

「分かりましタ」

「……それの方が問題じゃねぇか?」

「レイメイさんがややこしくするからです」


 レイメイさんが宗教を貶さなければ、もう少し落ち着いていたはずです。あの人は、怒りたい理由を求めていただけなのですから。そうしないと精神を保てなかったのでしょう。


 私達は最低限の説明はしました。しかし、詳細に話す時間をくれませんでした。この人はマクゼルトを見ていないのですから、名前を出しても信じては貰えないでしょう。むしろ先祖を大切にする宗教なのですから、死んでいると思っているマクゼルトを貶したと、逆効果になったはずです。


 レイメイさんの事は最初から敵視しています。異教の徒である”巫女”の言葉なんて、受け入れてくれません。人に出来る惨状ではないと理解しても、私達の言葉を受け入れる事はないでしょう。


 俯き、肩を震わせている村人の表情は分かりません。ただ、絶望に打ちひしがれているのでしょう。自らの命を絶ちかねない程の絶望を押し除けているのは、私達への恨みです。リッカさまが折ったのは、私達への攻撃の意思だけです。この人の全てを否定した訳ではありません。


 村人がこの惨状を受け入れるまでの時が稼げるのなら、受け入れて新たな時を歩むまでの時が稼げるのなら……恨みを受けても良いと、思っています。私達に出来るのは、それくらいしかありません。


『行動するのに充分な私怨。悪意になってないあの私怨を、私達は浄化出来そうに、ない』


 村人には黒い感情が見えています。しかし”悪意”にはなっていないようです。


『魔王が、吸収してるのかな』


 魔王が吸収しているのかもしれませんが――ハーメンで見た黒い球は出ていません。私達を恨む事で逃避しているだけですから、”悪意”になりきれなかったのでしょうか。


「あのまま待つとは思えんが」

「待ちますよ。少なくとも、供養に時間がかかります」

「供養?」


 冷静になる時間があれば、やるべき事を思い出してくれるでしょう。先祖への敬意を教えとする宗教に入信しているのですから、亡くなった方達の供養が先です。私達も一緒に手伝いたかったのですが……あの人はそれを望みません。折角、リッカさまが突き放して冷静になる時間を作ったのに、波風を立てるべきではないでしょう。


「供養が終わった後、どう動くかは分からないけど」

「兵の到着が先ならば、私達の悪事として伝えるでしょうね」

「まァ、王国兵なら私達の事を信じてくれますヨ」

「閉ざされた村で良かったって、思っちゃうかな……」


 普通の村ならば、周辺の街との交流があります。なので異常が起きたらすぐに分かりますが、教会以外は受け入れていないようです。通報する方法はないでしょうから、王国兵の到着が先だと思います。元老院の所為で誘拐疑惑を掛けられているので、これ以上の冤罪はご遠慮願いたいところです。


「それにしてモ、どう煽ったらあんなに拗れるんでス」

「あいつが信じてる宗教を馬鹿にした」

「……」

「宗教問題は拗れやすいんですから……」

「あの人の恨みの殆どが、レイメイさんに向いていた訳ですね」


 宗教問題は、どんな場所でも起こります。同じ宗教内であっても起こるのに、異教の仲間と思われているレイメイさんが、自分が信奉している宗教を馬鹿にしてきたら――怒るのは当然です。


 喧嘩に発展しなかったのは、レイメイさんの方が強いと()()()()()()()知っていたからでしょう。変な所で冷静さを保っていたようですから、他人に無関心だった頃の名残は残っているのかもしれません。

  

「まぁ、分かった事もあんだから良いだろ」

「何でス?」

「ライゼとマクゼルトの遺品は教会に――」

「見つけましタ」

「……? 何も無ぇって言ってたろ」


 あの村人から、教会に遺品がある事をレイメイさんも聞いていたようです。ライゼさんの分も入れられていたようですが、取り出すつもりはありません。ライゼさんはまだ死んでいないと私達は信じていますが、遺品として納められ、大切に保管されています。それを荒らすような真似は出来ないという考えに、変更はありません。


 その事をシーアさんがレイメイさんに説明してくれています。当然と言わんばかりに、レイメイさんは呆れているようです、


「無駄に律儀だな。弱味くれぇ握れたろうが」

「マクゼルトの性格からして、弱みになりえないと思いますけど」

「確かニ。育児日記を見られたからって悶えたりしなさそうでス」

「そっちじゃねぇ。ライゼの方のだ」


 自分の成長過程が書かれているであろう育児日記ですから、書いた人よりも本人の方が悶えそうではあります。レイメイさんも、ライゼさんの弱味を手に入れたかったようです。


(お母様も日記をつけているのでしょうか)


 もしも書いていたら、途中から空白が目立ってそうですけど……少し気になります。


「……シーアさんに影響でもされました?」

「シーアさんも見ようとはしてましたね」

「いくら私でモ、弱味を握ろうなんて思ってませんヨ」


 シーアさん、視線が泳いでいるように見えるのですけど。


「冗談はさておき」


 じとーっとした目でリッカさまがシーアさんを見ています。冗談という事で、その話は終わりです。


「墓代わりである教会を暴いてまで、調べようとは思いませんよ」

「そんじゃ、戦利品はなしか」

「ライゼさんの自宅に、日誌だけはありました。これを読んでみましょう」


 遺品として納められていた訳ではないので、こちらは見せて貰いましょう。


(日誌という事なので、個人的な事は書かれていないと思いますけれど――)

「出だしが、戦闘法の記録になってます」

「剣術とか武術の指南書?」

「そうみたいです」


 マクゼルトとライゼさんが二人で考え、高めていった武術。その始りが、この日誌には書かれています。


 すでにマクゼルトの動きはリッカさまが見切っていますが――レイメイさんに教える際、この日誌は有効かもしれません。少し、読み進めてみましょう。マクゼルトへの個人的な恨みは増えるばかりですが……私は、私の”想い”を優先します。マクゼルトの相手は、レイメイさんにお願いしているのですから。



ブクマ評価誤字報告ありがとうございます!

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