記入日 A,C, 27/02/27
彼女の体調は問題なし。疲れは残っておらず、魔力もしっかり流れている。今日旅立ちだけど、気負った様子も無く、平常心。むしろ落ち着いているように見える。
今日の野宿は確定している。硬い地面で眠る事になる。その辺りに気をつけておこう。
重ねられた約束と誓いは、彼女の重圧となっている。その最たるモノが、私だ。だけど彼女は、私を負担とは……微塵も思っていない。
噛み合ってしまったのだ。彼女の想いと、皆の想いが……。
集落での私は、失敗続きだったと言わざるを得ない。これから、取り戻す。
旅に出てすぐに、戦闘する事になった。今回もまた違和感のあるマリスタザリアだったが、出現自体は納得出きる状況だ。彼女が感じたという、マリスタザリアの声。それだけは注意しなければいけない。
その戦闘だが……また、彼女だけに戦わせてしまった。
彼女のお願いだったとはいえ……。
でも、次からは一緒に戦える。必ずや、私の力を示す。そうすれば、彼女を守る資格を手に入れられる。
今は、焦ってはいけない。やるべき事は山ほど残っているのだから。
今日は川辺で野宿をした。
天幕を張り、露天風呂を作り、簡易的な料理を食べる。そんな、旅人のような野宿だ。
露天風呂……星を眺めながら、風と少しの寒さを感じて入るお風呂。それは凄く、情緒溢れるものだった。惜しむらくはリッカさまと一緒に入れなかった事か。
いつか、一緒に入りたい。
食事はもっと凝った物にしようと思ったけど、彼女にとっての野宿とは、缶詰? 等の、火でちょっと炙る程度の物を食べるという物だったらしい。初日だけは、そういった野宿を堪能してみようと思った。
悪くは無かった。彼女もわくわくしてくれた。でも、スープはあった方が良かった。
明朝と夜には、スープを作ろう。彼女に、野宿であってもスープが飲めると喜んでもらいたいのだ。
寝る前に魔法を少し教えた。”疾風”を含めた、属性を交えた魔法だ。でも――それは、明日追記しよう。
とにかく今は、寝袋の問題だ。結局一つしかない。彼女はまだこの事を知らない。
どんな反応を示すのだろう。恥ずかしがりながらも、喜んでくれそうだと、私は少し願望込みでその時を待つ。
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