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六花立花巫女日記 外伝  作者: あんころもち
13.桜とツァルナ
122/952

独白



 微笑ましくも、物哀しい姉妹の会話を、その場に居る者達は優しく見ていた。最愛の者を死地に送り出す等、辛いという言葉では片付けられない。


「では、今日のことをアルレスィア様にお伝えします。全ては伝えず、花屋に好評でまた頼みたいと言っていた、と」

「巫女さんにはバレそうですけどネ」

「実際好評だったんなら、問題ねぇだろ」

《アルレスィア様、そんなに察しが良いの?》

「全部見透かされとるんじゃねぇかって感じだ。俺や剣士娘が可愛く思える程にな」

「嘘は簡単にバレまス」


 他者に悟られる事のない感情制御に加え、相手の心を見透かす眼力。これらは戦士からすれば憧憬すら抱くような力だが――()()()()からすれば恐怖だ。


「しかし、どうやって花屋のことをお願い出来たのだろうか」

「いつもリツカお姉さんが居るの二、どうやって内緒でお願いできたのかってことですネ」


 コルメンスの疑問は、その場に居る者達全員の疑問だった。アルレスィア程ではないにしても、リツカも鋭すぎる程に鋭い。そんなリツカと常に居るアルレスィアが、リツカにバレずにどうやってお願いをしたのかと。


「朝の日課の最中と、リツカ様は日記を書く時だけは一人になるようです。見られるのは恥ずかしいからとの事ですが」

(アンネさんは既に、巫女さんに聞いてたようですね。というより、その二回だけなのですか。二人が離れるの。私とお姉ちゃんでも、もっと離れますけど)

「離れることあるんですネ。でも機会は二回だけなんですカ」


 レティシアの疑問も尤もだ。しかし一応噂では、結構離れた姿が目撃されている。それが今後も目撃されるかは、分からないが。


「離れていても、巫女っ娘が何かしたくらいは感じ取れるはずだが」

(その方が驚きなんですけど。どういう原理なんです? 巫女さんは凄いって話しをしましたけど、リツカお姉さんもやっぱり凄すぎです。これからどうやって弄れば良いんでしょう)

「アルレスィア様が言うには、日記の時だけは大丈夫です。と……その」

「ン?」

「……声を震わせて、言っていました」




 シーアさんは結局帰ってきませんでしたね。ライゼさんがアンネさんと一緒に王宮に向かっていたと、リッカさまが感知したようですから、シーアさんもそちらでしょう。


 恐らく、お花屋さんの件――いえ、今日一日の件ですね。


「……」


 リッカさまが、ぼーっと空を見ながら座っています。部屋だから、完全に気が抜けています。ですが……今日は、いつもよりずっと……呆然ともいえる、姿です。


「リッカさま。夕飯ですよ」

「……ぁ。うん、ごめんね」

「ふふ。さぁ、食べましょう」


 せめて部屋の中で、夕飯のときくらいは完全に休んで頂いて構わないのですが……リッカさまは手伝ってくれるのです。今日は、漸く休んでくれました。と、いっても……私が求めた休息とは、別の物ですが……。


(今日は、一番……)


 ()()、日記になりそうです、ね。


「今日の料理はどうですか? リッカさまが作ってくれた、酒蒸しを再現してみたのですが」

「すっごく美味しいっ。私が作ったのは少し水っぽかったけど、アリスさんのは身が引き締まってて、じわって味が広がるよぉ」


 うっとり、といった表情でもぐもぐと食べる姿は、私の前でだけ、私の料理を食べている時だけ見られる姿です。この姿を引き出せるのは私だけ。誰に対してのものかは明言しませんが、優越感に浸ってしまいます。


「リッカさまが作ってくれたのも、美味しかったですよ? 水っぽかったのは、お魚が合っていなかったのだと思います」

「神さまが言った通り、だったね。見た目は完全に鯛だったのに、食べてみたら別物って思っちゃった」


 えへへ、と。少し恥ずかしそうに肩を縮こまらせたリッカさまが、ちろっと舌を出しました。普段見る事はない、淡いピンクの健康的な舌。何故普段見られない物が見られると、こんなにもドキリとするのでしょう。


(こ、こほんっ)


 リッカさまは、タイという魚をイメージして作ったようですが、あの時使ったメアブラスは煮たり焼いたりするのが良かったかもしれません。ですがリッカさまは、合わない魚だったというのにその素材で最大限の味を引き出せていました。


 魚料理は、私も初めてな部分が多いです。これからもっと、色々な料理を食べてリッカさまの舌を満足させたく思います。


「生態で味や質に差が出てしまいますから」

「そうみたい。今日のお魚も、向こうの世界よりも歯ごたえが強いかも?」

『多分タラ、だよね。向こうのも蒸したら弾力が増すけど、こっちはお肉を食べてるみたいな歯ごたえ。アリスさんのお陰で世界の違いなんて殆ど感じずに居られるけど、こういう所で実感するなぁ』


 リッカさまに新しい発見をしてもらいつつ、味覚によるストレスを与えないようにする、というのが私の使命です。リッカさまは私の料理を美味しいと言ってくれますし、これ以上はないと明言してくれます。ですがどんなに美味しいものであろうとも、ストレスは溜まってしまうのです。


(リッカさまは和食、という物を好んでいたので、尚更……です)


 故郷の味。母の味。そういったものはどこかで、懐古や郷愁を呼び起こします。お母さまの料理が恋しいとなった時、こちらの世界では対処出来ません。何時帰る事が出来るか分からない異世界旅で、これらは致命的となるのです。


「もっと鮮度に自信があれば、マリネやカルパッチョも良いのかもしれませんが……寄生虫等の問題もありますから」

「生でも美味しそうだね。東の港から王都までなら、生きたままでも連れてこれそうだけど、難しいかな? 人里から離れてるっぽいから、内臓とか血の処理をしっかりすればいけそうだけど」

「船で運ぶ事になりますが、どうしても冷凍になってしまうんです」


 ここでもまた、マリスタザリアです。魔法を使える個体が出た以上、より気をつけるべきでしょう。マリスタザリアの魔法なら、一面を水浸しに出来ます。何しろシーアさんが既に、巨大な湖を作ったという実例を作っていますから。


「処理をしっかりすれば問題ないかもしれませんが……魚の処理は勉強中でして」

「んー。私も、毒のある魚の処理とかはしたことないや。向こうじゃ免許が必要みたいで、触るのも禁止だったんだ」

「こちらでは免許制ではありませんが、所謂――マイスター制度、ですね。腕の良い調理師等の職人に、王国から証書が送られるという物です」

「じゃあ、それを目安にお店選びとかするんだ」

「はい。あくまで目安ですから、証書がなくても美味しいところはありますけど」


 意味合いは少し違うかもしれませんが、近しい物ではあると思います。北部には、全てのお店が証書を持つ、お金持ち御用達の繁華街があるそうです。


「それに、生きたままで連れて行こうとしたら、少数を水槽に入れて、小分けに運びますから……お値段がどうしても」


 向こうの世界のように、アクリル? という素材がないので、ガラスの水槽になります。あまりにも巨大になりすぎると、割れてしまうのです。魔法で補強等は出来ますが、人を使えばそれだけ苦労がある訳ですから、やはり値段が上がってしまうのです。


 生まれながら持った得意魔法を上手く使い、仕事に役立てる。それがこの世界で一番、お金を稼ぐ方法となっています。向こうの世界でも変わらない考えとは思いますが、こちらはより顕著ですから。


「物価高めっぽいのかな、王都。そういえば、小振りでも高いのがあったけど」

「そうですね。珍しいお魚という事と、生きたままという事で、お値段が高いです。そういう意味では、あの時あったアカムツは大変お安く」

「アカムツ……ライゼさん……」

「ふふ。見つけたら、今度はすぐに買いましょう。やはりお鍋が良いのでしょうか?」

「んと、向こうと一緒なら脂が凄く乗ってるお魚だね。だから煮たり焼いたりが良いんだけど」

『刺身もちょっと、興味があったり』


 あれ以来、市場に並ばなくなりました。旬が過ぎたのか、潮の流れで離れてしまったのか。どちらにしろ、王都には流れてこないようです。アカムツをリッカさまに食べさせたくて、毎回鮮魚店を見ているのですが……。


(もし仮に……生で食べられるアカムツを手に入れられたとして、その時の為にショウユも欲しいのですが)


 ショウユはもはや、どんな物なのか想像すら出来ません。オイスターソースに近い、物だと思うのですが……代替品にはなりえそうにないのです。これが解決されれば、少しはお母さまの味に近づける事は可能だと思うのですが……。


(リッカさまの”秘密”が、ホームシックと呼ばれる病を拒絶します。ですが、感じない訳ではありません)


 今日は、()()()()()()()……。そしてリッカさまの想いに、また一つ加わったのです。酪農家さん達も、集落の者達と同等の存在となりました。


 命に差がないとはいえ、身近となった者の死をリッカさまの”秘密”は許容出来ません。より強い『恐怖』が襲い掛かってくるでしょう。何しろ……リッカさまの、根源。()()()()()は……身内の死によって起きた、悲しみと喪失感、なのですから。


「明日の任務が終わったら、食べ歩きをしてみますか? こちらの世界特有の食味を持ったお魚やお肉があるかもしれません」

「市場にいっぱいあったね。試食と店先販売」

『あの黒い鳥、凄く美味しかったなぁ。お肉の中だと、鶏肉が一番好きなのかも。新発見』

(鳥が一番好き、と。明日は香草包みとか良いかもしれませんね。お米があれば、中に詰めるのも……。やはり、お米探しが難関ですか)

「シーアさんも誘って行ってみよっか」


 出来るのなら、二人きりのデ、デー……が、良かったのですが……シーアさんとの交流を兼ねて、歩くのも良いかもしれません。ただ、シーアさんは二度目かもしれませんけど、ね。私達の噂集めで、市場に行ってそうですから。



 食事を終え、食器類を洗います。流石に今日は、魔法で手早く終わらせましょう。食器を洗う程度なら、私の”水流”でも可能です。


「お風呂、入ろっか」

「は、はい」


 洗い終わった辺りで、リッカさまが小首を傾げて提案をしました。愛らしい仕草でしたが、いつもより濃く、妖艶さが見え隠れしています。その言葉の裏にある、一緒に、という言葉まで。


(ここで私から、お誘いを……お誘い、を……)

「リ、リッカさまから、どうぞ」

「ぅ、うん」


 ああ……! 私の馬鹿っ! リッカさまと一緒に入りたいって思っている癖に、なんてへたれを……。それに今日は、一緒に入った方が……で、ですが、今日だからこそ私は歯止めが……ああ、もう。ダメです。頭、ぐちゃぐちゃで……。


 結局、朝に続いて、一緒に入る事が出来ませんでした。仕草では、誘っているように見えました。ですけど、リッカさまの心にはそういった物がなかったものですから……また私の、妄想ではないのかと、思ってしまったのです。


「アリスさん、上がったよー」


 自分のヘタレさに項垂れている間に、リッカさまが上がったようです。一時間近く、頭を抱えていた事になりますね……。


「はい。では、いただきますね」


 気付いてしまってから、余計に意識してしまいます。気付く前だったなら、今日くらいは誘えたのだと、思います。ですが……。


(分かっています。言い訳を並べようとも、これは逃げなのです)


 リッカさまから逃げている訳ではないのです。ただ……自分の感情から逃げてしまっています。制御出来ない感情があるのだと、リッカさまと逢ってから何度も経験していますが、この感情は特に制御出来ません。


(恋愛がこんなにも、難しい物だったなんて……)


 気付いてしまえば、突っ走れると思っていました。ですが、現実はこれです。恐らく私が心を読めずとも……躊躇し続けたでしょう。リッカさまは私を拒絶しないという確信があるのに、拒絶された時を考えてしまいます。余計に、考えてしまいます。


 理由はどうあれ、逃げてしまっています。あんなにも固く、逃げないと決意したというのに。


「リッカさまを想うなら……」


 どちらが、正解だったのでしょう。


 ――お風呂から上がり、体を拭いていると、リッカさまが浴室から離れていく気配がしました。やはり、一緒に――いえ、もはや後悔でしかありません。


 心を読めない方達は、間違いを経験しながらそれでも前に進みます。過ちを前に後悔し続けても、解決しません。今日、リッカさまが前に進んだように、私も。


(リッカさまが、寂しさを覚えてしまったのなら……就寝時に私を――)

「アリスさん、日記書いてくるね。覗いちゃ、やだよ?」

「はい、ご安心ください。覗いたりしませんよ」


 ずっと、居間の椅子に座っていたように振舞っているリッカさまが、けなげで……再び後悔しそうになります。ですが、力なく笑顔を作り扉の向こうに消えていくリッカさまを見ると、その後悔は吹っ飛び……ただただ、胸が、痛くなるのです。


「――っ」

(”伝言”、アンネさんですか)


 良いタイミングと言えるのですが、私にしてみれば少々……悪いタイミングです。この胸の痛みを、私は戒めとしています。ですからもっと、痛みを受けていたいのですが……。


 所詮、そんな行為は……私の自己満足でしかありません。アンネさんが何故連絡をしてきたのか、想像出来るのですから、すぐにでも出るべきです。その方がずっと、リッカさまの笑顔に繋がります。


「……どうしました? アンネさん」

《はい、本日の花屋の件で。今大丈夫でしょうか》

「はい、その節はありがとうございます。リッカさまも楽しめたようです」


 依頼等の理由がない限り、リッカさまはこの時間に日記を書きます。そしてその間、リッカさまは完全に気配感知を切っています。そうしなければ、押しつぶされ、ますから。無意識に、切れるようになっているのです。


 もう――いえ、()()()()()からずっと……()()()が限界なのです。それを必死に押し留める作業が……日記、です。


《よかった。それと先方から、また暇な時はお願いしたいとの連絡を受けました。どうでしょう》

「はい、リッカさまも乗り気でしたから。受けさせていただきます」

《ありがとうございます。それではまた明日、ギルドのほうで》

「はい」


 渡りに船、というのでしょうか。こちらからお願いしようとしていた事ですが、アンネさんが気を利かせてくれたのでしょう。


「リッカさま……」


 私はリッカさまが入った部屋の扉に触れます。本当は今から入りたい。でも、まだ……私は、いえ……私だからこそ、入れない、のです。


 日記にはきっと、楽しかった事が書かれています。それを思い出しながら、『恐怖』を”蓋”に押し込むのです。ですが、リッカさまは……真面目です。不器用です。ですから、『恐怖』を感じた事も、書いているはずです。


 忘れない為に。自分に刻み込むように、日記に書いていくのです。忘れる事すら出来ない『恐怖』を、それでもリッカさまは忘れないようにと、するのです。


 私が支えたい……日記を書いているリッカさまを抱きしめ、少しでも安らぎを覚えながら、楽しかった事のほうが大きくなるように、したいです。でも――。


「リッカさま、いつか――リッカさまの口から聞かせてくださいね」

 

 それは、リッカさまから”秘密”を聞いてからでないと、意味がありません。リッカさまは私にだけは、知られたくないと、思っているのですから……。


 寝る準備をしましょう。リッカさまが安心できるように。


 せめて夢の中では、幸せを……幸せだけを、感じられるように。


 


「転移、十三日目……」


 私がこっちに来て、十三日。アリスさんと出逢って十三日って思うと、凄く、嬉しい。こんなにも長い時を、一緒に、離れずに居られた。凄く幸せを感じる。


「シーアさん、凄いなぁ。十二歳で一人旅して、世界の為にって……」


 私には、絶対出来ない。アリスさんが居なかったらきっと、私は一歩も歩けなかった。多分、”神林”の湖からすら、出られなかった。


 アリスさんが引き上げてくれたから、私はここに居られる。


「兄弟子さん、かぁ。嫌われてる訳じゃ、なさそう。面白くない相手とは思われてるっぽいけど……」


 でも、敵意を向けてくるのは、やめて欲しいなぁ……。私、そういうの、慣れてない。あんな純粋な敵意、初めて。


 どうにか出来ないかな……。キレてたとはいえ、ちょっとやりすぎたし、どうにも出来ないのかも……。


「ライゼさんは、シーアさんとかなり仲良くなってた」


 アンネさんと一緒に来れば良かったのに、シーアさんと一緒に来て。これから仲間として戦うから、交流してたのかな。ライゼさんがお茶に誘うのって、交流の第一段階っぽいし。


「お花屋さん、楽しかった。慣れない事ばかりだけど、アリスさんと一緒に、お花に触れながら、お花の話して、人にも話せて」


 でも、”神林”のことはちょっと、加熱しすぎた、かも。引かれたよね。多分。アリスさんはむしろ、微笑ましそうに見てくれてたから、それで良い、かな? なるべく落ち着くようにはするけど、多分”神林”の話題になると、止まらないかも。


「久しぶりに…………違う。”神林”は、ご褒美だから」


 全部解決させてから、アリスさんと、一緒に……帰れたら、良いなぁ。


「後は、牧場」


 優しい人達ばかりで、良かった。普通なら、こんな面倒くさい私に、あんな言葉くれない。


 突然、泣き出した私に……。


 涙は、嫌い。自分が流すのも、人が流すのも……。しかも、あんな状況で流す涙は、卑劣、だから。


 泣きたいのは私じゃなくて、酪農家の皆だった。マリスタザリアに襲われて、それでも仕事を続けて……。なのに、私が先に泣いてしまった。自分がこれ以上傷つかないようにって、流してしまった。


 私の、”蓋”は限界だった。泣かないときっと……壊れて、た。だからって、泣いたら、ダメなのに……。


 でも、赦してくれた。本当に、優しい人達ばかり。


「ア、リスさん……」


 アリスさんが居てくれなかったら、私は初日に……。


「アリス、さん」


 多分だけど、お花屋さんの依頼は、アリスさんがくれた、もの。私はアリスさんに、守られてる。なのに、蔑ろにしちゃって……本当に、馬鹿娘。


「アリスさん」


 一緒にお風呂、入りたかったり。でも、甘えてるみたいで……ただでさえ子供っぽいところばっかり見せてるのに、そこまでするのは、恥ずかしいなって。


「日記、終わり」


 アリスさん……。アリスさんを想うだけで、私、頑張れる。どんなに、壊れそうになっても……アリスさんが笑顔で、傍に居てくれるなら。


「私は、いつだって、何度だって――」


 さっ。日記を仕舞って、ペンを置いて……()()()()。鏡見て――目は、赤く、ないよね。よし。ベッドに行こう。アリスさんがきっと、待ってくれてるから。



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