「このはと」大角岑生海軍大臣
本編第170部時点(1925年9月末)では、海軍大臣は不在で、総理大臣加藤高明が臨時海軍大臣事務管理として代行している状態である。だが、臨時海軍事務管理という職は海軍大臣が所管する業務のごく一部のみを担うに過ぎない。
では、大部分は誰が担うのかというと、海軍次官が決裁することとなる。特に、軍政の殆どは臨時海軍事務管理では決裁不可能であり、これを代行するのが海軍次官の仕事ととなる。
史実でも、原敬内閣時代にワシントン軍縮条約で海軍大臣である加藤友三郎がワシントンへ出向いている間、原敬が臨時海軍事務管理として代行していた。もっとも、原敬が暗殺されてから、高橋是清などもこれを引き継いでいる。
作中では辞職した財部彪海軍大臣は後任に山梨勝之進中将を検討していると述べていたが、大角岑生海軍次官がそのままスライドする形で海軍大臣に就任することになる。
代わりに海軍次官に山梨勝之進が就任することになる。
これは海軍の席次の問題による。大角岑生の方が席次は上であり、妥当という判断でもあるが、作中では大角自身が海軍三長官を説得し昇格という形を取る。
彼が昇格出来た背景は造船設備の拡充による急速な軍拡を可能にしたという功績を艦隊派が後押ししたというものである。ただし、大角が艦隊派に属したというものではない。




