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裁定の器 ― クリムゾンウォール ―  作者: フラグメント水沢


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9/15

何もなかった時間3

彼女が読むのは、

戦争の記録だった。


だが、

英雄譚ではない。


勝利の瞬間でもない。


彼女が開くのは、

必ず最後の章だった。


戦闘終了後。

統治移行。

復興計画。

住民の移動。


数字の羅列。

淡々とした報告。


だが、

そこには必ず、

「想定外」が記されていた。


飢え。

混乱。

秩序の崩壊。


それらは、

勝利の代償として

当然のように処理されていた。


フィーナは、

その当然を、

飲み込めなかった。


――決めたのは、誰か。

――死んだのは、誰か。


その距離が、

彼女にはどうしても遠く感じられた。

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