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僕の四方の席は姫、勇者、賢者、聖女である美少女四人に囲まれている  作者: 睡眠が足りない人
吸血鬼の女王と囚われの姫君
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姫様と護衛の僕とご飯食べる


 僕が姫様の護衛を引き受けてから時間が経ち、昼休みになった。それまでの間は特に問題なく過ごすことができた。だって教室から出ず机にずっと座ってたからね。だけど昼休みは基本みんな学食に行って食べるのでもし姫様がいつも学食を食べているなら警戒をしたいかなければならない。(主に男子からの嫉妬の混じった攻撃)


「マリア様、昼食のお時間となりましたが如何する予定で?」


筆談でしか僕と姫様はコミュニケーションを取っていなかったので僕が急に姫様に話しかけて、周りの人達はギョッとした様子でこちらを見て来た。


「そうですねー、いつもはアリスがメイドの作ってくれたお弁当を持って来てくれるんですけど生憎今日はそれもないので食堂に行こうと思います」


「了解しました。ではすぐに参りましょう食堂は人が混雑して席を取るのが大変ですからね。急がなければ料理を持ったままずっと立ってるなんてこともあり得ますので」


「ふふっ、それは大変ですね。では、早速参りましょうか?私の騎士様」


「ハッ!」


そうして僕たちは、ポカーンとした空気の教室を置き去りにして学食に向かった。普段どんなことにも驚かない勇者様や聖女様も驚いた顔しているのは面白かった。









「なるほど、これが噂に聞く食券機ですか。確か、ここにお金を入れて食べたい物を選べばいいんですよね?」


「はい、そうです。ちなみに全部の料理は銅貨30枚で食べられますので、間違っても金貨なんて大金入れてお釣りが返せないなんてことしないでくださいよ」


「そ、それくらい分かってますよ。これじゃなくて銀貨を入れて……何にしましょうか色々なメニューがあって選ぶのも大変です」


あっこの人絶対金貨入れるつもりだったな。ていうか財布の中どうなってるんだろう?銀貨出すのにかなり時間がかかってたし、もしかしてあの袋財布の中ほとんどが金貨だったりしないよね。そうだとすると王族の経済力は計り知れないぞ。

ちなみに銅貨100枚で銀貨一枚分、金貨は銀貨100枚分の価値がある。大体王都に住む平民の家庭が月に稼ぐ金額が大体銀貨70枚くらいである。そして大体一回の食事が銅貨30枚くらいで家族全員が腹一杯に食べることができる。この説明だけで分かる通り姫様の財布の中身だけで人世帯の家族の一生分のお金が入っている可能性があるのだ。王族、恐ろしい。


「じゃあこのパフェなる物を食べてみましょうかね、ハルさんはどうするのですか?」


「僕はハンバーグ定食でも食べようかと、ここの結構美味しいって評判なんです。後姫様それデザートなので他の食べ物を選ばないと足りないと思いますよ」


「そうなんですか?ならこのペスカトーレにします。わぁ、紙が出てきました!これをあそこに持って行って渡せばいいんですよね?」


「はい、後キチンと待って料理を受け取るんですけど僕が運ぶのであそこのテラスの席が空いているので座っておいて下さい」


僕は姫様と僕の料理の食券をおばちゃんに渡して、料理を受け取り姫様の元に向かった。姫様は初めて来たからなのか周りをキョロキョロと見回していた。こういうところは年相応なんだなと普段の凛とした感じが無くなり子供のようにキラキラした顔をしている。


そして僕が置いた料理を見て、パァっと顔をより輝かせていた。


「これが、ペスカトーレですか初めて見ましたけどこれはトマトパスタに似てますね、美味しそうです」


「ペスカトーレはトマトのパスタにバジルなど香草類を沢山入れた料理なのでそんなに変わらないですよ」


「へぇー、ハルさんは物知りですね」


と感心したように、こちらを見てくる。流石に料理の説明をしただけで褒められてしまうのは恥ずかしいのでそれを誤魔化すように食べるよう促した。


「さぁ、折角の出来立てですから冷めたら勿体無いですよ」


「そうですね」


「「この神の恵みに感謝」」


そう言った僕たちはフォークとスプーンを手に持ち、食べ始めた。姫様は美味しそうに頬に片手を添えながら食べていた。僕も、ハンバーグを一口サイズにして食べる。いつ来てもここの定食はうまいなぁ明日もこれ食べようかな。何て叶わぬ夢を考えながら黙々と僕は料理を食べた。しばらくして料理を食べ終えた姫様が真面目な顔で話をしかけてきた。



本日二本目です

うーん伏線をどう回収するかめっちゃ悩んでます。良ければ感想とかでアドバイスをください。


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