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僕の四方の席は姫、勇者、賢者、聖女である美少女四人に囲まれている  作者: 睡眠が足りない人
吸血鬼の女王と囚われの姫君
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姫様は護衛を御所望です

伏線貼ろうとしたら少し長くなりました。


 日にちが変わって、また今日も学校だ。昨日の帰りと違って僕の足取りは重い。だが、奴らに対する対策は万全である。僕は自分が付けているブレスレットをさする。そうすると僕の体を極薄の魔法障壁が包み込む。これは、一定の攻撃力の物理、魔法の攻撃を無効にする効果があるのだ。それ強くねと思う方はいると思うが、これには単純で大きなデメリットがある。このブレスレットめっちゃくちゃ魔力の消費が激しいのだ。大体受けた魔法の消費魔力の五倍の魔力を持っていかれる。並の人なら大体昨日男子から打たれた『火球』を防げるのが大体50発くらいだが、平均以下の魔力の僕では30発くらいしか防げない。後、高威力すぎる攻撃は無効に出来ずダメージをもらうしその分きちんと魔力も取られる。


あれ?そんなに数防げないし意味ないじゃんと今の話を聞いて思った方まだ、これ以外にも奴らから攻撃を受けないするための策があります。題して『四大美少女の誰かと常に近くにいよう作戦』である。これは、彼女達の側にいれば奴らは魔法や攻撃をしてこないのは昨日の時点で分かっていたので、それを逆手に取って僕の四方を囲んでいる美少女達を利用させてもらう。このクズと思われるかもしれないが、平穏な学園生活はもう送れないなら逆に開き直っていかに、自分の身を守るかに重点を置くべきだ。これも諸刃の剣で、代償に男子からの嫉妬は今まで以上に加速するだろうが、このブレスレットがあれば多少被弾したところで怪我をしない、これであれば僕は怪我をすることなく卒業できるはずだ。多分


初めての試みなため、不安があるがそんなことを言ってはキリがない僕は意を決して教室に入った。男子共は昨日同様に殺気を放ってきた。特に昨日俺の代わりに犠牲になった友人が凄い親の仇を見るような殺気を放ってきた。すまないな、今度こっそり君のの好きな艶本何冊か買ってきてやるから許してほしい。


僕は聖女様が席を離れているのを確認してから僕は窓際から席に座った。今日の最初授業は特に僕が学ぶ必要性のない数学だこれは居眠り確定だね。授業を受けているフリをするために教科書とノート、筆記用具を机の上に出しておいた。そして僕はそれとは別に睡眠用に持ってきたタオルを出し、枕代りにして突っ伏す。そしてしばらくすると担任のクラーク先生がやってきて出席確認をしたらすぐに自分の授業をしに教室から出ていった。ちなみに今日はとある女の生徒が一人来ていないらしいがどうせ風邪だろう。


そして、数学の授業の先生がやってきて退屈な授業が始まった僕はどうせ知ってる内容だし寝ようと思い突っ伏そうとするとタオルの上に紙が乗っていた。書いてある内容を見ると


『こら、授業は真面目に受けないとダメですよ。そんなのでは定期試験で痛い目に合ってしまいます』


と姫様からのお叱りと僕の学力ことを心配する言葉が書かれていた。姫様の方を向くとニコッと微笑まれ前を向けと指をさしてきた。


(正直この先生教えるのが下手なので真面目に受けてもどうせ寝落ちしてしまうんだよねー)


と内心では不満たらたらな状態で先生の授業を聞く振りをした。しばらくするとやはり退屈になってきたので、姫様に返事を書くことにした。


『僕なんかの心配をして下さり誠に感謝します。少し気になったのですが、今日は隣の護衛の方は見当たらないのですがもしかして今日休まれたのって彼女ですか?』


周りにバレないよう魔力を他人が感じないように隠蔽して姫様のところに紙を飛ばす。しばらくすると姫様から返事が返ってきた。


『えぇ、そうなんです。アリスったら昨日の夜から姿が見当たらないんですよ。でも彼女はよく鍛錬に気合を入れて時間を忘れて熱中してしまう子ですから、明日には普通にやって来ると思いますよ』


おい、そいつ姫様からいくらおっちょこちょいって認知されてても流石にそれは不味いだろう。その子本当に護衛として大丈夫なんだろうか?本当に不安になって来た。


『では、今日姫様の護衛はいないんでしょうか?それは流石に不味くないですか』


『大丈夫ですよ。私も今は城からではなく寮からこちらに通っているので影から私のことを護衛している人は沢山居ますから、アリスが居なくてもどうってことないですよ』


『いやでも、影に控えていると言っても流石に一人で動き回るのは危ないですよ?最近この学校治安悪いですし』


『なら、ハル様が私の護衛をして下りませんか?昨日の試合で勇者様と互角に戦って勝った実力の持ち主なら申し分ありませんよ』


僕はこの文を見てカッ!と目を見開いて姫様の方を向くと、ふふっと何やら楽しそうに微笑んでいる姫様がいた。しかし冗談で言っている感じがしない。


『それは流石に勇者様にお願いして下さいよ、僕なんかと一緒にいたら良からぬ噂が立ってしまいます』


『あら、そんなこと気にしなくても大丈夫ですよ、キチンと護衛だと周りに言っておきますし、お父様も貴方なら婚約も許して下さいますよ』


ゴホゴホっ、僕はこの文を読んで咳き込んでしまった。


「あのハルさん大丈夫ですか?体調が悪いようでしたら保健室に行かれた方が良いのでは」


聖女様が心配そうに声をかけて来た。


「いや、大丈夫です。ちょっと喉になんか入ってびっくりしただけですから」


「そうですか……でも、本当に体調が悪くなったら言ってくださいね。保健室に連れて行ってあげますからね」


「あはは、その時はお願いしますね」


僕はその申し出を聞いて、苦笑いを浮かべるしかなかった。昨日の時点で更衣室の位置がわからない人が保健室に運べるのだろうかと少し疑ってしまうのは仕方ないだろう。気がついたら何故か更衣室とかに連れて行かれそうだ。


それより、この文どう言う意味だ?多分僕の腕を買って護衛をお願いしているんだろうけど、婚約の話は嘘だろうが勇者様でなくどうしても僕にして欲しいように感じる。


なんでだろうと疑問を持ちつつ、まぁ彼女の側にいれば攻撃される心配もないし護衛を引き受けることにした。あっ、婚約の話は冗談だと分かっているがしっかりと断っておいた。冗談だと僕らが分かっていてもこの筆談の内容が他の人に見られたら勘違いされかれないからね。その時何故か、残念表情な顔をしたのは何故だろうか?まさか、嘘とは言え僕なんかに婚約を断られるのは嫌だったのかな、僕には女心はよく分からないよ。










まぁ、読み終わった方なら分かるけどめっちゃ簡単な伏線しか貼ってないです。僕のプロット制作能力の無さが出ますね笑(某教室くらいのめっちゃ深い伏線を貼れるようになりたいなぁ、ちなみに推しは佐倉です。最近影が薄いので頑張って欲しいですね)


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