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彷徨うものの野望
「何をやっているんだ!もっと強力な武器はないのか?」
「あれより強力だともう核兵器しか・・・」
「なんだ!なんて言った。」
「あ・・核兵器です・・・」
秘書官は何故か気の小さい男が選ばれた。
「核兵器・・・まだそれは使えない・・・しかし・・これ以上被害が出るのなら、手をこまねいていても、核を使っても結果は同じだろう・・・」
・・・まさかこの人・・核を使うつもりなのかな・?
秘書官・・・漆原は慄然とした。そんなことをすればもっと被害が出るじゃないか・・・
「漆原君・・・核を使うことを危惧しているのかね?」
「核はまずいんじゃ・・・・」
「そんなことを言っている場合じゃない。このままでも国民は死んでゆく。攻撃しなくてもし