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07話 防具新調 やっと痴女やめれた




半日ほど歩いたら大きな入江に沿って白い壁の家が連なるカロレオンが小さく見えてきた、まだ少し遠いけど綺麗な港町なのが分かる、それにしても大きい、あの規模で町なの都市の間違いじゃ?



アトリちゃんと手を繋いで歩く、昨夜はうるさかったと思うのだがズッと寝てたらしい大物だね。



アレクさんもアレク兄と呼ぶようになった、いずれパーティーに入るのだからと道中色々と話し、鋭アレクさんは誤解だと分かった、単純だけど良い人だ嫌いじゃない。



町の入り口に到着、高さ10mくらいの防壁がずっと続いてる、内側にもう1つ有るらしい、なんでこんなに防御力過大なんだろう、順番待ちの間にアレク兄に聞いてみたら軍港だからの一言で終わった、ジト目したイルザ姉が代わりに説明してくれた。



「カロレオンはノエルトリア王国の西端で北に突き出た岬の中ほどにあって、海峡の向こうに山が見えるのがベルタニア帝国よ」



あれが魔族領域ベルタニア帝国か、結構な距離があるけどレッサーデーモン気合で飛んできたのか。



「魔族と戦争してた時はこの町は最前線で、公爵領の公都だったからすごく沢山の人が居たの、でも休戦協定が結ばれると畑の少ない港町なので作物があまり取れずに不足しちゃって」


「港と言っても軍港だし他の町からも離れているから作物輸送は大変なの、今は人数を減らして管理だけしている状態ね、休戦協定があっても軍艦を捨てれないから」



なるほど博識だアレク兄も見習え、城塞都市の人数減ったから城塞港町か、軍艦と漁船が一緒に停泊しているのかな。



冒険者ギルドへ行ってアトリちゃんの両親へ連絡、この町に一軒しかない宿屋の娘さんらしい。



迎えに来て無事に再開です良かった、アトリちゃんと再会の約束してから依頼完了の手続きを、けっこう懐いてくれてたのでちょっと寂しい。



報酬は金貨20枚、前の世界の20万円くらいの価値みたいだ、その下に銀貨、銅貨、10枚で上の硬貨1枚に繰り上がる、うん分かりやすい。



「さあヒルダ装備を整えてからお昼を食べて冒険者見習いの登録するわよ」



イルザ姉なんかヤル気が満ち溢れてない、あんま寝てない筈だよね。



アスク兄と別れイルザ姉と防具屋さんに向かう、アスク兄いわく。



「女の買い物に付き合える気力なんて残ってる訳ねーだろ!」


との事だった、そんなに大変なの?アスク兄MP少しも減ってないよ、満タン、元々無理って事?



店に入っても勝手が分からないため、イルザ姉に丸投げ、ごめんなさいお願いします。



「親方、この子に革鎧一式お願い、本体はビスチェで下は短いスカート、その分ブーツは膝上かなり長めのタイプで」



どんな物か想像できないスカートとブーツは分かった、ズボンが良いと言ったらお花摘みの時に大変だからダメと言われた、冒険者ってそんな仕事もあるんだ奥が深い、うむ意見はやめておこう。



親方さんが色々持って出てきた、



「とりあえずダイタイでサイズ合わせて持って来たけどよ、胸当ては無いもんには当てれねえぞ、男用で良いんじゃないか」



うん俺もそう思うよ。



「そこは譲れないわ、いずれ成長するから何か詰めれるものちょうだい!」



その偽装に何の意味があるのだろう、と思ってるうちに試着室が空いたようでイルザ姉と一緒に入る装着は本当に凄く大変だった。



まず膝当てが付いたブーツ、見た目太い長靴、膝から下は縦に切れ目がある、足を全部入れてから足の甲から膝の下まで何箇所にも別れた編み上げの紐で足の太さに合わせて固定、皮が重なり二重になる部分は正面になるように、調整なしで合う部分は足と膝上の太もも部分のみ。



本気でマジックテープ開発したいです無理だけど。



サキュバスの服?はそのまま、実はこれ結構便利で素材は俺のMP、何度でも分解できて作製可能だった、自分の皮膚のような物らしい、この形で動いてもズレ無いのが不思議でフレイに聞いたら教えてくれた。



魔族の種族ごとにある専用装備で多少の形状変更も可能だった、その種族が似たような格好に成るためにあるみたい、制服?どおりで見た目でばれるわけだ、即座にスポーツする人が付けてた感じの物に変更した、下が短いスパッツくらいが限界だけどズボンの感覚が落ち着く。



唯一の欠点がこの世界の女性は露出が少ないため、それだけ身につけていると変な人にしか見えないこと、あれっイルザ姉が興味津々で見てる、このタイプなら欲しいの?



ブーツ装着だけで疲れ切ったが次はビスチェタイプの革鎧本体にカラダを入れる、内側に布が貼り付けていてインナー不要、肩紐の無い皮のコルセットにスカートがついた感じだ、これも背中側で紐で引っ張り体に合わせ固定。



「絶対1人で装備出来ない、イルザ姉どうやって装着してたのアスク兄?」



真っ赤になって否定した、そう言う場合はギルドの女性職員に装置してもらうようだ、ほとんどの職員が元冒険者なので手慣れたものらしい。



肘当て付いたグローブは未調整で会う部分は手と二の腕部分のみ、手首から肘まで編み・・・・この作業に慣れたら上手にハムを作れそうだ。



たまらん1時間以上は掛かってる、アスク兄逃げたなズルイ、でもアスク兄の装備そんなに紐で調整した部分あったっけ?



「動いてみて違和感を感じたらちゃんと言ってね、ヒルダあなたは速さを最優先にしないと危険よ、盾もマントも付けない方がいいわ」



動きやすい、イルザ姉の装備はここまで体にフィットさせて無いよね、そうか俺に特化してこの装備か有り難いな。



「イルザ姉ありがとう、すごく動きやすいよ、どう冒険者に見える?」


「うんバッチリ似合ってる、とりあえず昼ご飯にしましょう」




このままだよね、もう着替えは嫌だ!ゲームのように装備スロットに入れたら即装着って無理かフレイに聞こうとしたら


[手抜きすんな、我が使徒よ!!]



思った瞬間終わった。







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