30話 獣人達の都へ
やっと焼肉と白ご飯が出来ましたよ、修道女ちゃんズも味噌と醤油の出来上がりを見て色に抵抗があったんだけど、焼肉のタレを作り肉を漬け込んで焼いた匂いでわかってくれました。
試作品を食べたあとで増産をする計画を話してますけど大豆を全部つかうのはダメですよ、ゴマとナタネだけの油は癖が強いから。
騎士団で食べる前に感想が欲しくて魔帝アウストリに持っていき、火の板・網付きテーブルを使って食べたんですけど・・味噌汁で泣くとは思いませんでした、お前も200年ほど口にして無ければ解るらしいです。
さて騎士団で焼肉ですよ、やっぱり匂いだけで美味しいのが解る、フッフッフッこの組み合わせに勝てるものはイナイのです。
大絶賛でいつに無く肉の減りが早い、もちろんエステルも肉が大好き、戦乙女の共通した特性なんでしょうか、姫もやっぱり見かけによんない。
翌日に畑や水田に行こうとしたらフォルセとエステルが興味あるみたいで付いてきました、修道女ちゃんズが世話している作物を見ます、順調に育っていい感じ、それにしても広くなったよ。
そしてココが発酵倉庫ちょっと匂いますよ、味噌と醤油を作ってます、修道女ちゃんズも一緒にやってるんで作り方はわかるし種麹をたくさん作ったから、来年の教会オリジナルが楽しみ。
「ヒルダ姉様はこういうの作るの本当に好きですね」
「豊穣神の使徒だからね、しっかり学んだしコウいうので豊かになればいいんだけど」
「本当にそうねヒルダ、でも私の願いだけではうまくいかないのよ」
「そんな事って、フレイ!どうしたのイキナリ出てきて」
「ヒルダにお願いがあって、獣人の国グンテーヌの王都ナロドを見てきて」
「見るだけ?わかったよ場所を教えて」
フレイがナンカおかしい、とりあえずシグルス団長に会いに行って地図を見るけど全力で飛んでも3時間はかかりそうです。
「シグルス団長、いまノエルトリアとグンテーヌってドンな関係なんだろ、撃退後のこと知ってる?」
「もともと国交が無いですからな、戦争中というわけでも無いでしょうし」
俺たちなら別に侵入しても大丈夫かな人間じゃ無いし、飛んで見るくらいにしとこうか上空はいいよね。
「フォルセと行ってくるよエステルは残って、明日には帰ってくるから」
「わかりましたわヒルダお姉様、フォルセお姉様も無事にお戻りくださいませ」
フォルセとナロドへ向けて飛び立ちます、もうそろそろ着きそうなんだけど、おっ探知に反応が出ましたよ、獣人の王都かどんな感じなんだろう。
上空から見てみると茶色いです、木造のログハウスぽいのが組み合わさって街ができてる、別にこれと言って変じゃ無いと思うんだけど。
「フォルセなんか分かった?」
「特には何も、ふつうですよね」
ふと思いつき鑑定してやっと分かった、老人と子供しかいないし、よく考えたら建物こんなに有るのに獣人の数が少ない、まあカロレオンがこんな感じだから気づかないよ。
それにしても変ですモウすぐ夕方なのに大人は何処へ、表示が黄色なんで攻撃はされないでしょうし近づいてみますか、んっ手を振ってる子供がいますね。
「フォルセ、ちょっと降りてくるから周りを見ていて」
気をつけながら徐々に降ります、まあ子供たちに攻撃されたら獣人不信になりそうですけど、なんか必死ですね急ぎますか。
「猫のお嬢ちゃんどうしたの」
「鳥のお姉ちゃんお願い、おじいちゃんを助けて」
屋根の窓から中にはいったら、猫老人?老獣が倒れてます鑑定すると栄養不足だけですね、治癒で治せますんでやっちゃいましょう、それにしても2人とも痩せてます。
回復した猫老獣から話を聞いておどろきました、この国で力を持つのは狼系、猫系に分かれていて、それぞれの系統の中でも種族どうしで争いが絶えなく、王の入れ替わりも激しいみたい。
何より兎系や鹿系の農耕していた種族を攻めて略奪してからは食料が足りなくなって更に侵略を繰り返すという・・・もうドウしようもない。
今の獣王ギリングは猫系統のワータイガーですか、それにしても侵略と狩猟だけの国ってどうなの、まあ今日は泊めてくれるそうなのでフォルセも呼びましょう。
夕ご飯なのですが、ほし肉のみで量も少ないです、サスガニちょっと足りません、泊めてもらいますし貯蔵庫から出してきて振る舞いますよ。
「鳥のお姉ちゃんコノお肉おいしいね、これは何?」
「それはジャガイモですよ、食べれるかな?」
「ありがとう鳥のお嬢さんたち、こんなに美味しい食事は久しぶりだ力が湧きます」
一般の猫獣人からすると俺たちは鳥なんですね食べられそうです、やめてフォルセいいから鳥で、お嬢さんでは無いですけど。
もしかして肉しか食べれないのかと思ったんだけど普通にジャガイモとかも美味しそうに食べてるし、あんまり俺たちと変わりませんよ。
横になりながら考えたんだけど、なぜ獣人の王都を見せたかったんだろ、何かしろと言う訳でも無いし、ただ人口が少ない国というだけのような。
翌朝わかりました、残り少ない食料の大半を持って、戦える者は侵略に旅立った後です。




