表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/33

03話 冒険者と遭遇です




自分の迂闊さをカナリ後悔しながらフレイにリカバリーの方法があるか聞こうとしたんだけど、なにか金属同士がぶつかり合う音と爆発音かな?が微かに聞こえた。



「フレイこの音はなんだろう」


「ちょっと調べてみようか特殊能力[空間]のスキルを使ってみて。」


「どんな風に」



「自分を離れた所からみる感じで、3Dゲームのイメージを持って、そうね敵性を赤色、中立を黄色、味方に緑色をつけてみて」


「それって信号機なんじゃ」


「変なこと考えない、イメージが大切なんだから、色は何でもいいの!」



「うーん3Dか、んっなんか視界の左上のほうに色々入ったマップが見える」


「視線を合わせて拡大してみて」


「おおっ目の前一杯に見えるけどマップしか見えない」



「そこまで見えなくていいから色を薄くイメージしていって」


「薄く薄くっ部屋も見えるけど重なって見えるから気持ち悪いよ」



「今は[空間]LV1だから両手を広げた長さの10倍、15mくらいしか見えないけどLVを上げると範囲は広がっていくから、この状態に名前を付けるとしたら何というか考えてみて」



「探知かな」


「うん空間能力にスキルが入ってる、こんな風に出来ることを増やしていくの分かった」


「なんとなくフレイ今この上の階でなんか戦っているみたい、鑑定で見てみたら魔族と人間ぽい」


「ほんとに?おかしいな、魔族領域であるベルタニア帝国には人間の冒険者はいないはずなのに」



「フレイどうかしたの」


「召喚の魔方陣に力が満ちていて、使ってないのが有ったからツカサの転移に利用したんだけど、どうも魔族領域のベルタニア帝国でないみたい、おっかしーな間違える訳ないはずだけど」



いきなりハード過ぎるLV1でどうしろと、考えているうちに扉に激しくぶつかる音がしてちょっとビビった。



「フレイ人間が2人きた」


「特殊能力[空間]を使って翼と尻尾を隠し人間のふりをして様子をみましょ、あまり色々変えてはダメよMPが少ないから気絶しちゃう」


ふりをしなくても人間なんだけどねっと思いつつ[空間]スキルなんにしよう、幻術?をつかった。


「うんうん上手に隠せている、人間の女の子にしか見えないよ」



ガンガンと聞こえる音と衝撃にちょっと動揺して、扉に近づきコッチからもコンコンとノックして。


「入ってます」


と返事してしまったトイレかよ、だが効果はあったようで静かになった、扉のかんぬき?やけに大きい木の角材を外しちょっとだけ開けて覗いてみる。



今が物語の始まりでフレイと冒頭の会話をしサテどうしようと考えていると。



「私はステータス画面内に隠れるね狭間の入り口を繋げとくよ、この後は考えるだけで会話できるから声を出さないで」



フレイが消えてしまった、おおっステータス画面キャラクターの足元に狭間の家が表示され妖精もどきが浮かんでるな。



そんな感じで現実逃避していると控えめにノックの音がして。



「えっと、そろそろ用事は終わった?俺はノエルトリア王国の港町カロレオンで冒険者ギルドに所属している戦士のアスクって者なんだが」



何処の世界にこんな悪趣味でだだっ広いトイレを作る奴がいるのだろうか、でかい扉からしてこれじゃない感じ全開なんだけど。



もしかして本当にトイレ中と思ってた?アホな人かも、ぜんぜん関係ないことを考えながら扉を開ける。



「きみ名前は?一人、魔族が何処かにいる」


「ちょっとアレク!いきなりまくし立てない、これだから男は・・大丈夫?怖かったよね私はイルザよ盗賊をしてるの、ギルドの依頼を受けてカロレオンの町から魔族に拐われた女の子を助けにきたの」



うん魔族は此こにいるよ俺だ、他はなに言ってるのかぜんぜん分からない、ノエルトリア?カロレオン?ギルド?依頼?どうしようと考えているうちにフレイからアドバイスがきた[とりあえず記憶を失った感じで、名前もツカサって珍しすぎるしフレイヤも神の御名だから]なるほど。



「名前は分からない?ずっとここに居たよ」


二人の表情が変わったアスクさんは怒った感じで祭壇を睨んでる、イルザさんは微笑むと優しく抱きしめてくれた、良かったアスクさんに抱きしめられたら反射的に殴ってる。



「とりあえずお姉さんが名前を考えていいかな?」


名前か、ツカサ、司、司令、コマンダー?絶対これじゃない、お任せします。


「お願いしますイルザ姉様」



「あら可愛い、そうね?ヒルデノートなんてどうかしら珍しい黒髪と黒い瞳だもの、戦乙女と夜の女神から半分ずつ貰ってみたの」


「ありがとう、ヒルデノートうん覚えた」



「まずは撤収するまえにヒルデノートちゃんの装備ね、サイズが違いすぎてマントも切らないと使えないわね、ねーアスク何かいいもの持ってない?」


「20歳で独身の俺が13歳くらいの嬢ちゃんが着れるようなもん持ってるわけねーだろ、あったらあったで何かまずい気がする」


「出できたらギルドでネタにしてやったのに・・まー冗談はさておき、とりあえず予備のマント切って身につけましょう、矢の威力をある程度までなら防げるわ」



受け取ったマントを装備してみた、想像してみて欲しい本体凹凸無く皮の様な素材でできたマイクロビキニぽいものの上に裾がギザギザに切れてほつれたマントって。



ステータス画面を見ながら小さく orz の状態で固まった、あと手錠とロープがあればドナドナだよ、好き好んでこのカッコしたら痴女だ・・・さらば勇者の俺。



ステータス



ヒルデノート ツカサ フレイヤ


サキュバス ♀ 使徒 :豊穣の女神フレイ



LV1 P:0


HP 10

MP 98/100


体力 5

魔力 10

敏捷 100

幸運 100


装備

サキュバスの服

切ったマント


特殊能力

魔術 LV1:スキル[土:水:火:風]

魅了 LV1:スキル[異性:同性]

吸収 LV1:スキル[HP:MP]

空間 LV1:スキル[探知15m:幻術]

鑑定 LV1:スキル[生物]







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ